最終更新日:2024年05月20日に更新しました。現在までに確認した競馬予想サイトの口コミ数:116,023

菊花賞 (10月・GⅠ) (菊花賞は、空前の低レベル) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

今週は菊花賞。
今年の2017年 菊花賞は、空前の低レベルだそう。


低レベルで話題の悲しい「2017年 菊花賞」だが、皐月賞馬のアルアインがいるだけまだマシと考えるか。
その皐月賞馬アルアインを管理するのは、関西の名門 池江厩舎で、今年は三頭出しで「アルアイン」と「サトノアーサー」、「クロニクル」の「サトノコンビ」で三頭で既に池江調教師の中では三頭の序列が出来上がっているようだね。

池江師が1番手に評価しているのが、同厩舎所属のダービー2着馬サトノラーゼンの弟サトノクロニクルだそうで、その理由はいたってシンプル。
父がハーツクライだから」のよう。

少し表現がシンプルすぎたかな。
池江調教師っていえば、文字通り親子にわたりディープインパクトを知り尽くしている「ディープ研究家」の第一人者とも言える人物。
昨年はサトノダイヤモンドでレースを制しているが、どうも本質ディープ産駒は「菊花賞」向きではないと考えているようだ。


「何だ、それだけかよ」

…って言う人には、もー少し私が調べたちょっとディープなネタを開示すると、サトノクロニクルの母、トゥービーIntikhabの産駒で、代表産駒には外国産馬の身でありながら2010年、2011年のエリザベス女王杯を二連覇したスノーフェアリーがいる。

そしてこの2回とも騎乗していたのが、今を時めくR.ムーアだ。
母の父としてIntikhabは昨年の凱旋門賞馬のファウンド(Found)を出しており、日本でも先日行われた2歳重賞のサウジアラビアRCを勝った「ダノンプレミアム」をも排出しているのだ。

血統的には遡ると、サンデーサイレンスと同系のヘイルトゥーリーズンって馬にたどり着くのだが、仮にディープインパクトを配合してもクロスはヘイルトゥーリーズンの4×5程度(母親に4代前と父親の5代前にヘイルトゥーリーズンがいるという事)で、さほど気にする近親配合とはいえず、むしろ母の父として活力のある牝系ともいえる。(ハーツクライを配合しても同じでヘイルトゥーリーズンの4×5)

サトノラーゼン、クロニクル兄弟は母の父Intikhabを活力にして実績を残してるが、クロニクルのほうは父がハーツクライであるため、父がディープのラーゼンよりも距離に融通性があり、成長力も期待できるって結論になるのであれば、池江調教師の分析もうなずけるかな。

G1出走馬の父系の 9割以上がサンデー系である近年のクラシック戦線では、こういう豆知識も意外と役に立つから、ご参考にしてくださいw


最後にオマケ。
先週の秋華賞は、ハービンジャー産駒G1勝利で胸をなでおろした牧場関係者は多いと思うけど、個人的にはようやく「ハービンジャーの仕上げ方」を外厩を含む牧場関係者がわかってきたんじゃないかな?って、そんな結果だったんじゃないかな。
これから結構ハービンジャー産駒が多くなるだろーね。


無料予想のある、優良競馬予想サイト

競馬予想サイトの、無料予想の抜き打ち検証

競馬予想サイトの抜き打ち検証」は、競馬予想 サイトが提供した無料予想を抜き 打ちで検証したものになります。

2024/05/11

マイルスという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

マイルスという競馬予想サイトだが、既に1ヶ月かけて無料予想の長期検証した検証結果は出ており、的中率55%(馬単、馬連、ワイド)の、回収率は31%
マイナス−12万 3300円」といった収支結果も出ている。

マイルスはしばらく前に検証した競馬予想サイトで、競馬検証.comではとっくに「悪評価」が付いているのだが、ここ最近になってまた「解体新書」や「競馬戦線」といった集客サイトで客集めをしているので、競馬検証.comでも久々に2週続けて検証することにした。

今回が流石に最後になると思うが、今回検証するマイルスの無料予想(無料情報)は、2024/05/11の新潟7Rで提供された買い目である。

マイルスという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ マイルスの無料予想(2024/05/11)

券種:馬単ボックス
券種:馬連ボックス
結果:5-8(不的中)

馬単馬連ともに不的中となった理由は、2着馬8番ルーチェロッサが入っていなかったことに尽きるが、何故この馬を入れなかったのか?

前走の福島戦は、6着とはいえ0.4秒差。
休み明けを一度使って良くなってきていたのは明らかで、加えて長丁場の競馬で集中力を切らさず最後まで踏ん張ったのも好材料だった

さらには今回は、減量騎手起用で一気の斤量3kg減小林勝太騎手
小林騎手はこの新潟開催フル参戦で4勝を挙げており、馬場のどこを通れば有利かというところも把握できていて、かなり乗れていた騎手

この2つの強調材料がありながら何故だ?

マイルスが提供したレース

対して、馬券に組み込まれていた7番キングリスティアは8歳の騙馬。
デビュー4戦目以降は全てダートを使われていた。
直近の成績も14着(最下位)、6着、11着(ブービー)。

斤量の恩恵もないに等しい馬。
芝変わりに一縷の望みをと考えたのかもしれないが、悲しいくらいに希望的観測で案の定8頭立ての7着。

この選択は、「どうかしている」としかいえない

ローカル開催は、若手の減量騎手狙いが鉄則だ。
新潟開催からのレース提供に全くそぐわないアプローチで、これでは「どうしようもない」。

どう過大評価をしても「マイルス」がこうはならないだろう



2024/05/11

「えぶり」という競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

今回検証する「えぶり」の無料予想(無料情報)は、2024/05/11の東京7Rで提供された買い目である。


えぶりという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ えぶりの無料予想(2024/05/11)

結果:1-8(不的中)

「えぶり」が軸馬に推奨した12番マンマリアーレは8着。

これまでの成績を振り返ってみると新馬戦から4戦は芝を使われ、そこそこは走れていたが詰め切れずの競馬が続いていたため中山ダート1800mを試したところようやく勝利。

ゴールドシップ産駒ということでその後クラシックに乗せようと芝に戻すも、未勝利時代と同じような感じの走りで詰め切れず。

オークストライアルで敗れたことで芝に見切りをつけ、ダートに戻して2勝目を狙うも5戦して勝ち切れず。


中山ダート1800mで未勝利を勝ち上がり、その後も勝ち切れないながらも3着以下なしという成績ならば、すぐにチャンスが来そうに見えたかもしれないが、対して東京コースを避けるかの如く一度も使われていないのには、陣営的には走りが合わないという認識があったのであろう。


その証拠に今回は初めてブリンカーを付けてきている。つまりは何かを変えないと左回りを上手くこなせないという考えの表れだったのだ。

それほどまでに左回りに苦手意識があったのだろう。当然、調教でも左回りを何度も試していたはずだ。

そこで導き出された策がブリンカー装着なのだ。

馬によっては右も左も関係なく走れる馬はいるが、逆にどちらかを狙ってローテーションを組む馬も多数いる。


左回りコースは東京を筆頭に中京、新潟と直線が長いコースが多い。対して右回りは、中山コースに代表されるようにコーナーがきついコースが多い。

つまりは、バックストレッチや直線が長い左回りコースは、しっかりと折り合いがつけられないと走り切れないのだ。

そしてマンマリアーレは、中山コースを主戦場としてきたのならば折り合いに難がある馬だったのである。


えぶりが提供したレース

故のブリンカー装着。

ブリンカーを装着すれば、全ての馬が集中力が増すという足し算的な効果を期待できるものではなく、馬によっては視界が遮られることに戸惑い本来の走りができないことも普通にある。

今回はそれがモロに出た感があった。


左回りがほぼ未知数の馬を軸馬に据えるという発想は、ある意味一発狙いで今回は裏目に出た


結果論になってしまうが、例えば2着となったアルヴィエンヌは前走で東京ダート1600mを使い6着とそこそこの競馬をしている。

叩き3戦目でルメールを配してきたのであれば、こちらの方が狙いやすかったのではなかろうか?

コース適性をもう少し考えれば、組み立てのアプローチも変わってきたというレースであった。