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高松宮記念 (3月・GⅠ) (高松宮記念の展望) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

今週から一気にG1シリーズが始まるということで、今週は「高松宮記念」についての展望を書こうと思う。


おそらく一番人気デムーロ騎乗レッドファルクス
この馬がブレイクしたきっかけは2つある。
1つ目は馬が完成の域に近づいた時に絶妙のタイミングでデムーロのお手馬になったこと。

2つ目は絶対王者ロードカナロアが引退したあとの、2014年以降に突出したスプリンターが出現していないことが挙げられる。


また、この「レッドファルクス」のセールスポイントには競馬が上手いことが挙げられる。
2016年の5月にダートのオープン欅Sを勝った後、国内の芝のレースで「レッドファルクス」が馬券圏外となったのは昨年のマイルCSのみ
この時のレースはこの馬が得意としないマイル戦で、しかも鞍上がミルコでなくCデムーロならこの敗戦は度外視出来る。
物凄く突出して能力が高いわけではないところを「立ち回りのうまさ」でカバー出来ているのが、あんまり強そうに感じないこの馬の特徴とも言えるだろう。

今年のメンバーを見ても、どう考えても見下ろし系の立場で、こうなると余計に強いのがこの馬の特徴でもある。



…かといって「レッドファルクス」で絶対かといえば、最初から競馬が面白くなくなるから、
個人的に「逆転候補」の馬を何頭か選んでみた。


2015年と2016年の桜花賞馬がともに面白い存在だろうな。
レッツゴードンキレーヌミノルは桜花賞を勝ってしまったばっかりに、桜花賞やら秋華賞やらに出走せざるを得なくなり、その後リズムが狂ったが両馬とも本質はスプリンターだった。

レッツゴードンキは課題であった折り合いの心配がなくなったので、この舞台では能力全開となりそう。
フェブラリーSでも見せ場十分だったが、本当は京都牝馬Sを使う予定が仕上がりすぎたためにオーナーの鶴の一声でダートに出走したという経緯がある。
密かにいい頃の出来を取り戻しつつある岩田も不気味だし、面白い存在と言える。


レーヌミノルは新馬、小倉2歳Sを連勝した馬だ。
運よく桜花賞を勝ったが、このタイプがオークスで勝ち負けなんて出来るわけがない。
ベストの1200mに戻れば一発があっていいだろう。
前走でも4着に負けているが、16頭立ての16号ゲートでタイム差なしだからな。
もう1回8枠を引いたら流石に厳しいけど、内目の枠で流れに乗れれば、チャンスは十分だと思っている。



常識的にこの二頭にチャンスがありそうだが、飛び道具的な馬といえば、まず香港から参戦ブリザード

この馬は昨年のスプリンターズSにも出走し5着。
勝ったレッドファルクスから0.5秒差なら十分圏内だろ。


次に頭まではという感じだが、ダンスディレクター
この馬は走っては故障の繰り返しでこの歳まで来たが、前走の阪神Cで2着しているように衰えは見られない。
ハマれば十分に「一発」があるかもしれない。


最後に特大の飛び道具としてリエノテソーロ
デビューからの三連勝が全て1200m(ダート戦も含んでいますが)。
過去の実績から芝ダート兼用とも見えるが、NHKマイルで1分32秒5の時計で2着ならやはり適性は芝
前走でも流れに乗れない競馬ながら僅差の競馬をしているので、ここで全くノーチャンスってことはないだろう。

結論としては過去の実績が足枷になり、得意とするフィールドから遠ざかっていた馬がベストのフィールドに戻った時に一発を放つのが穴馬券となるのが今回の「高松宮記念」って予感がするw

ただ、レッドファルクスは抜けて強いわけではないが、この馬を馬券圏外に追いやる馬が一気に3頭現れるかというと、それも狙いすぎという気もする。


無料予想のある、優良競馬予想サイト

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競馬予想サイトの抜き打ち検証」は、競馬予想 サイトが提供した無料予想を抜き 打ちで検証したものになります。

2024/05/11

マイルスという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

マイルスという競馬予想サイトだが、既に1ヶ月かけて無料予想の長期検証した検証結果は出ており、的中率55%(馬単、馬連、ワイド)の、回収率は31%
マイナス−12万 3300円」といった収支結果も出ている。

マイルスはしばらく前に検証した競馬予想サイトで、競馬検証.comではとっくに「悪評価」が付いているのだが、ここ最近になってまた「解体新書」や「競馬戦線」といった集客サイトで客集めをしているので、競馬検証.comでも久々に2週続けて検証することにした。

今回が流石に最後になると思うが、今回検証するマイルスの無料予想(無料情報)は、2024/05/11の新潟7Rで提供された買い目である。

マイルスという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ マイルスの無料予想(2024/05/11)

券種:馬単ボックス
券種:馬連ボックス
結果:5-8(不的中)

馬単馬連ともに不的中となった理由は、2着馬8番ルーチェロッサが入っていなかったことに尽きるが、何故この馬を入れなかったのか?

前走の福島戦は、6着とはいえ0.4秒差。
休み明けを一度使って良くなってきていたのは明らかで、加えて長丁場の競馬で集中力を切らさず最後まで踏ん張ったのも好材料だった

さらには今回は、減量騎手起用で一気の斤量3kg減小林勝太騎手
小林騎手はこの新潟開催フル参戦で4勝を挙げており、馬場のどこを通れば有利かというところも把握できていて、かなり乗れていた騎手

この2つの強調材料がありながら何故だ?

マイルスが提供したレース

対して、馬券に組み込まれていた7番キングリスティアは8歳の騙馬。
デビュー4戦目以降は全てダートを使われていた。
直近の成績も14着(最下位)、6着、11着(ブービー)。

斤量の恩恵もないに等しい馬。
芝変わりに一縷の望みをと考えたのかもしれないが、悲しいくらいに希望的観測で案の定8頭立ての7着。

この選択は、「どうかしている」としかいえない

ローカル開催は、若手の減量騎手狙いが鉄則だ。
新潟開催からのレース提供に全くそぐわないアプローチで、これでは「どうしようもない」。

どう過大評価をしても「マイルス」がこうはならないだろう



2024/05/11

「えぶり」という競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

今回検証する「えぶり」の無料予想(無料情報)は、2024/05/11の東京7Rで提供された買い目である。


えぶりという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ えぶりの無料予想(2024/05/11)

結果:1-8(不的中)

「えぶり」が軸馬に推奨した12番マンマリアーレは8着。

これまでの成績を振り返ってみると新馬戦から4戦は芝を使われ、そこそこは走れていたが詰め切れずの競馬が続いていたため中山ダート1800mを試したところようやく勝利。

ゴールドシップ産駒ということでその後クラシックに乗せようと芝に戻すも、未勝利時代と同じような感じの走りで詰め切れず。

オークストライアルで敗れたことで芝に見切りをつけ、ダートに戻して2勝目を狙うも5戦して勝ち切れず。


中山ダート1800mで未勝利を勝ち上がり、その後も勝ち切れないながらも3着以下なしという成績ならば、すぐにチャンスが来そうに見えたかもしれないが、対して東京コースを避けるかの如く一度も使われていないのには、陣営的には走りが合わないという認識があったのであろう。


その証拠に今回は初めてブリンカーを付けてきている。つまりは何かを変えないと左回りを上手くこなせないという考えの表れだったのだ。

それほどまでに左回りに苦手意識があったのだろう。当然、調教でも左回りを何度も試していたはずだ。

そこで導き出された策がブリンカー装着なのだ。

馬によっては右も左も関係なく走れる馬はいるが、逆にどちらかを狙ってローテーションを組む馬も多数いる。


左回りコースは東京を筆頭に中京、新潟と直線が長いコースが多い。対して右回りは、中山コースに代表されるようにコーナーがきついコースが多い。

つまりは、バックストレッチや直線が長い左回りコースは、しっかりと折り合いがつけられないと走り切れないのだ。

そしてマンマリアーレは、中山コースを主戦場としてきたのならば折り合いに難がある馬だったのである。


えぶりが提供したレース

故のブリンカー装着。

ブリンカーを装着すれば、全ての馬が集中力が増すという足し算的な効果を期待できるものではなく、馬によっては視界が遮られることに戸惑い本来の走りができないことも普通にある。

今回はそれがモロに出た感があった。


左回りがほぼ未知数の馬を軸馬に据えるという発想は、ある意味一発狙いで今回は裏目に出た


結果論になってしまうが、例えば2着となったアルヴィエンヌは前走で東京ダート1600mを使い6着とそこそこの競馬をしている。

叩き3戦目でルメールを配してきたのであれば、こちらの方が狙いやすかったのではなかろうか?

コース適性をもう少し考えれば、組み立てのアプローチも変わってきたというレースであった。