最終更新日:2024年05月20日に更新しました。現在までに確認した競馬予想サイトの口コミ数:116,023

有馬記念 (12月・GⅠ) (2018有馬記念、レイデオロの勝算は?) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 2018有馬記念、レイデオロの勝算は?

  2. 前回の競馬コラムでは「2018有馬記、オジュウチョウサンの勝算は?」というタイトルで記事を書いたので、今回は前回に続き、有馬記念2018年ファン投票1位で、最注目馬の「レイデオロ」に目を向けてみよう。

    おそらく1番人気に推されるのは、ファン投票で堂々1位を獲得したレイデオロだろう。
    2018有馬記念で人気1位のレイデオロという馬の写真画像 
    ↑人気1位だろう、レイデオロ



  3. 2018有馬記念で、レイデオロがなせ注目なのか?

  4. 過去3年のダービー馬が勢ぞろいするか?と当初は思われた2018有馬記念だが、今年のダービー馬ワグネリアンは神戸新聞杯を勝ったものの、その後疲れが取り切れないため年内休養が確定した。

    一昨年のダービー馬マカヒキこそ今回は出走するが、天皇賞(秋)ではレイデオロに完敗している
    ここに向けてどれだけ立て直されてくるかが焦点だったのだが、どうも今ひとつ回復のピッチが上がらず、騎乗予定であった武豊騎手もギリギリまでこの馬の動向を見守り続けてはいたが、本調子にないと判断するや、この馬を袖にしてオジュウチョウサンを選択しているなら、マカヒキの調子の程は推して測るべし。といったところだろう。

    基本的にその世代の頂点に立つ馬というのはダービー馬なので、これらの比較からレイデオロに注目が集まるのは「必然」とも言えるし、また、天皇賞(秋)の完勝劇もコレを後押ししているだろう。

    さらには、出走してくればレイデオロに立ちはだかる可能性があったスワーヴリチャードや、アーモンドアイ などが続々と回避したのもこの馬に注目せざるを得なくなった要因だろう。



  5. 2018有馬記念で、レイデオロが来る理由

  6. 前回書いた「2018有馬記、オジュウチョウサンの勝算は?」という競馬コラムで、2018有馬記念の超・注目馬オジュウチョウサンの「来る理由」と「来ない理由」を3つずつ挙げたのだが、コレが私の周りで好評だったので、今回は「レイデオロ」版で3つずつ個人的な見解を挙げさせていただこうと思う。
    あくまでも個人的なものなので、流し読みして頂けたら幸いだw

    さて「レイデオロが来る理由」だが・・・

    【来る理由その1】
    レイデオロが「来る理由」と考えられる一番のポイントは、もちろん今年秋の始動戦に産経オールカマーを選択して完勝したことにある
    レイデオロの最大のウィークポイントは「スタート」だった。
    3歳時は皐月賞で出遅れ、ダービーでも大きくは出遅れなかったけどスタート後の二の脚はよくなかったがルメール騎手の好判断で途中から動いて行ったことでダービー馬の栄冠を手にできた。
    「スタートが悪い」というファクターは直線の短い中山コースでは弱点とされるもだが、この秋は産経オールカマーでもスタートはしっかり決めているし、二の脚も普通についていたので、「一応」は弱点を克服した(?)とみていいのではないだろうか。


    【来る理由その2】
    天皇賞(秋)では産経オールカマーよりも更に前目の位置で競馬ができ、尚且つ上がりは中団から追い込んだ2着サングレーザーに次ぐ33.6秒なら、ほぼ完璧な競馬であったと言える。
    この2戦において全くと言っていいほど隙を見せていない競馬をしているなら、レイデオロが完成の域に近づいたと言えるだろう。


    【来る理由その3】
    出走馬の中で最も理想的な「ローテーション」を踏んでいるのがレイデオロだ。秋に前哨戦を含め天皇賞(秋)、ジャパンC、有馬記念と4戦使い、全てを勝ち切るというのは至難の技。天皇賞(秋)を勝ってからジャパンCをスキップして、ここまで余力十分というのは理想的なローテーションと言えるだろう。



  7. 2018有馬記念で、レイデオロが来ない理由

  8. さて次は「レイデオロが来ない理由」だが・・・

    来ない理由1:内枠を引いた場合
    今開催の中山は、初日から最終日まで全て「Aコース開催」だったのだが、先週の時点で馬場の内側がかなり荒れており、最後の直線で位置どりの都合上、内を通らざるを得ない馬の不発が相次いでいる
    スタートが上手くなっているレイデオロだが、内枠を引いて好発を切ってしまった場合は、周りの馬との兼ね合いもあるが、最悪内に押し込められ、悪い馬場に脚を取られ伸びあぐねる可能性も十分に考えられるということだ。


    来ない理由2:出遅れた場合
    ここまでの検証でレイデオロはスタートが上達したと何度も書いているが「出遅れ癖」というのは思い出したように再発するのもまた特徴です。

    天皇賞(秋)を見た人は思う出して欲しい。1番人気に推されたスワーヴリチャードはこれまでもあまりスタートが早い方ではなかったが、この時はまさかの大出遅れを演じてしまった。
    その直後、運の悪いことに同様に出遅れたマカヒキと接触し、さらにリズムを崩したため、その時点で万事休すとなった。騎乗したM.デムーロにとってもこの二重のアクシデントはシュミレーションの想定外だったんだろう。
    結果的にこのレースでスワーヴリチャードはキャリア初の二桁着順に終わった。

    レイデオロも最近はスタートがまともになってきているが、スワーヴリチャード同様に突然「癖」が再発する可能性がある
    ただ騎乗するルメールも、デビューからずっと乗ってきている馬なので過去の癖も知り尽くしている。万が一の時の「プランB」も考えてはいるだろうが「出遅れない」ほうが良いに越したことはないからね。せめて有馬が終わるまでもって欲しいところだ。



    来ない理由3:アクシデントに見舞われた時
    競馬に「絶対」はない。
    一見、中山コースを克服したかのように映るレイデオロだが(2歳時に2勝しているが今回とは相手関係が全く異なるため参考外)、レイデオロの本質は東京のような大箱向きの馬だ

    小回り中山で些細なアクシデントに遭遇しないとも限らない。
    先日行われたマイルCSでも、ルメール騎手が騎乗し1番人気に推されたモズアスコットは、デビュー時から安定感の塊のような走りをずっとしてきてたが、運悪くマイルCSの際には道中、他馬と接触する不利を受けて13着と敗れたからな。

    レイデオロは人気を背負って走らなければいけない立場なので極力、安全運転を心がけながらレースを進めたいのが騎手心理だろうが、裏を返せば勝負どころで攻めに入るところを安全策を取ったばかりに進路が塞がるというアクシデントが起こらないとは言えない。
    東京コースのような「大箱なら」多少の接触等のアクシデントも挽回が効くこともあるが、有馬記念は「小回り中山」なので一瞬の判断ミスが命取りになる確率はかなり高いのです。

    万が一にそんなアクシデントに巻き込まれたら「万事休す」という可能性を秘めるのが中山芝2,500mというコースなのです。



  9. 2018有馬記念、レイデオロの「結論」

  10. 最も理想的な展開と考えられるのは、前回の競馬コラムで書いたオジュウチョウサンの離し気味の逃げに、キセキが番手で睨みを利かす。…という展開になれば、後続馬群はまずバラけるだろう。
    そうなるとレイデオロが不利を受ける可能性は「かなり下がる」と見ていいだろう。

    ただ、この展開で最も恐ろしい結末とは・・・

    オジュウチョウサンが最後まで止まらない場合。

    「え、オジュウチョウサン止まらないよ!?」…となった場合、勝ち負けを意識している騎手の心に焦りが生じるだろうな。
    そうなると、仕掛けどころを誤る可能性が想定され、最初から勝ち負けを度外視した馬の「漁夫の利」、昨年の例で言えば8番人気で2着したクイーンズリングのような「まさかの馬」が漁夫の利をかっさらう可能性も無きにしも非ず、だろうね。


無料予想のある、優良競馬予想サイト

競馬予想サイトの、無料予想の抜き打ち検証

競馬予想サイトの抜き打ち検証」は、競馬予想 サイトが提供した無料予想を抜き 打ちで検証したものになります。

2024/05/11

「えぶり」という競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

今回検証する「えぶり」の無料予想(無料情報)は、2024/05/11の東京7Rで提供された買い目である。


えぶりという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ えぶりの無料予想(2024/05/11)

結果:1-8(不的中)

「えぶり」が軸馬に推奨した12番マンマリアーレは8着。

これまでの成績を振り返ってみると新馬戦から4戦は芝を使われ、そこそこは走れていたが詰め切れずの競馬が続いていたため中山ダート1800mを試したところようやく勝利。

ゴールドシップ産駒ということでその後クラシックに乗せようと芝に戻すも、未勝利時代と同じような感じの走りで詰め切れず。

オークストライアルで敗れたことで芝に見切りをつけ、ダートに戻して2勝目を狙うも5戦して勝ち切れず。


中山ダート1800mで未勝利を勝ち上がり、その後も勝ち切れないながらも3着以下なしという成績ならば、すぐにチャンスが来そうに見えたかもしれないが、対して東京コースを避けるかの如く一度も使われていないのには、陣営的には走りが合わないという認識があったのであろう。


その証拠に今回は初めてブリンカーを付けてきている。つまりは何かを変えないと左回りを上手くこなせないという考えの表れだったのだ。

それほどまでに左回りに苦手意識があったのだろう。当然、調教でも左回りを何度も試していたはずだ。

そこで導き出された策がブリンカー装着なのだ。

馬によっては右も左も関係なく走れる馬はいるが、逆にどちらかを狙ってローテーションを組む馬も多数いる。


左回りコースは東京を筆頭に中京、新潟と直線が長いコースが多い。対して右回りは、中山コースに代表されるようにコーナーがきついコースが多い。

つまりは、バックストレッチや直線が長い左回りコースは、しっかりと折り合いがつけられないと走り切れないのだ。

そしてマンマリアーレは、中山コースを主戦場としてきたのならば折り合いに難がある馬だったのである。


えぶりが提供したレース

故のブリンカー装着。

ブリンカーを装着すれば、全ての馬が集中力が増すという足し算的な効果を期待できるものではなく、馬によっては視界が遮られることに戸惑い本来の走りができないことも普通にある。

今回はそれがモロに出た感があった。


左回りがほぼ未知数の馬を軸馬に据えるという発想は、ある意味一発狙いで今回は裏目に出た


結果論になってしまうが、例えば2着となったアルヴィエンヌは前走で東京ダート1600mを使い6着とそこそこの競馬をしている。

叩き3戦目でルメールを配してきたのであれば、こちらの方が狙いやすかったのではなかろうか?

コース適性をもう少し考えれば、組み立てのアプローチも変わってきたというレースであった。




2024/05/11

マイルスという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

マイルスという競馬予想サイトだが、既に1ヶ月かけて無料予想の長期検証した検証結果は出ており、的中率55%(馬単、馬連、ワイド)の、回収率は31%
マイナス−12万 3300円」といった収支結果も出ている。

マイルスはしばらく前に検証した競馬予想サイトで、競馬検証.comではとっくに「悪評価」が付いているのだが、ここ最近になってまた「解体新書」や「競馬戦線」といった集客サイトで客集めをしているので、競馬検証.comでも久々に2週続けて検証することにした。

今回が流石に最後になると思うが、今回検証するマイルスの無料予想(無料情報)は、2024/05/11の新潟7Rで提供された買い目である。

マイルスという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ マイルスの無料予想(2024/05/11)

券種:馬単ボックス
券種:馬連ボックス
結果:5-8(不的中)

馬単馬連ともに不的中となった理由は、2着馬8番ルーチェロッサが入っていなかったことに尽きるが、何故この馬を入れなかったのか?

前走の福島戦は、6着とはいえ0.4秒差。
休み明けを一度使って良くなってきていたのは明らかで、加えて長丁場の競馬で集中力を切らさず最後まで踏ん張ったのも好材料だった

さらには今回は、減量騎手起用で一気の斤量3kg減小林勝太騎手
小林騎手はこの新潟開催フル参戦で4勝を挙げており、馬場のどこを通れば有利かというところも把握できていて、かなり乗れていた騎手

この2つの強調材料がありながら何故だ?

マイルスが提供したレース

対して、馬券に組み込まれていた7番キングリスティアは8歳の騙馬。
デビュー4戦目以降は全てダートを使われていた。
直近の成績も14着(最下位)、6着、11着(ブービー)。

斤量の恩恵もないに等しい馬。
芝変わりに一縷の望みをと考えたのかもしれないが、悲しいくらいに希望的観測で案の定8頭立ての7着。

この選択は、「どうかしている」としかいえない

ローカル開催は、若手の減量騎手狙いが鉄則だ。
新潟開催からのレース提供に全くそぐわないアプローチで、これでは「どうしようもない」。

どう過大評価をしても「マイルス」がこうはならないだろう