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フェブラリーステークス (2月・GⅠ) (2019 フェブラリーSの展望) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 2019年初のJRA・GⅠフェブラリーSの展望

  2. 今週は2019年初のJRA・GⅠフェブラリーS東京競馬場で行われる。

    ダート戦などのダービー後に、古馬扱いとなる3歳馬(現4歳馬)が、旧勢力に対峙し競うGⅠでは常に「ニューヒーロー誕生」「世代交代」というキーワードを目にするが、今年のフェブラリーSは、どうやら「話題に事欠かないレース」となりそうだ。



  3. GⅠフェブラリーSで気になる「3頭」

  4. 一応、横綱級の扱いの1番手が、一昨年の覇者で 昨年2着のゴールドドリーム
    昨年はR.ムーア騎乗でほぼ完璧なレースをしたにも関わらず、今年も出走予定ノンコノユメの大駆けに会い2連覇を逃したが、交流GⅠを含めた4勝の実績はメンバー中、最右翼と言える



    この「ゴールドドリーム」に続く2番手は前出、東京大賞典でゴールドドリームを実際に負かしたオメガパフュームに落ち着きそうなのはまぁ自然な流れなのだが、どーも個人的に気になってるのがローテーション
    9月末のシリウスS(GⅢ)から、12月末の東京大賞典まで、ほぼ月1のローテーションでGⅠ・3戦というのは、常識的に考えればかなり間が詰まったもので走らせ過ぎ
    馬によって個体差があるし、ここまで詰まったローテーションでも平気な馬もいるけど、一般的に言えば、馬のフィジカル的にもメンタル的にもリラックスが必要で、ゆったりしたローテーションがやはり「理想」だ。

    ただ、このオメガパフュームの場合は、デビューが3歳の1月ということで、これまでのキャリアはまだ9戦。明け4歳ということもあり、馬体はまだフレッシュなはずだから、あまり気にしなくてもいいのか?…だがもしも「崩れるとしたら」この「ハードスケジュール」なのが要因になりそうだと、なんかそんな感じがする。



    3番評価?…人によっては既に1番手評価にしてるかもしれないのが、現在6連勝中の「超上がり馬」である、インティだ。

    上がり馬」ということは下のクラスから順々に上に上がって来ているということなので、クラスが上がればペースも当然上がるものだが、ここまでは「インティ」にとって、そのようなものが壁になっている様子は現時点では全く感じさせていいないと思う。

    ただ今回の舞台はGⅠ。しかも1600m戦
    チャンピオンズCが行われる1800m戦ならあまり心配はないのだが、1600m戦だと1400m~1600mを守備範囲にしている馬も多数出走してくる。
    そうなるとテンの入りが早くなるので、その状況で前半に「必要以上に競られたら」という不安は残る。
    だが、そこさえクリアすれば持ち前のスピードで他を圧倒する場面も十分にあり得るのではないだろうか。



  5. GⅠフェブラリーSで話題騒然、「あの馬」と「あの選手」

  6. …今回のフェブラリーSで最も注目されている馬と騎手が、取り扱いの難しい馬として、前回の「競馬コラム」でも「藤田菜七子、電撃ニュース」というタイトルで書いた、藤田菜七子GⅠ初騎乗で話題騒然の「コパノキッキング」という馬だ。
    フェブラリーSに向け、コパノキッキングに騎乗した藤田菜七子騎手 
    ↑コパノキッキングに騎乗した藤田菜七子騎手


    藤田菜七子、電撃ニュース」でも書いたように、前走の根岸Sを使う時点で「勝ったら藤田菜七子騎乗でフェブラリーS」と、管理する村山調教師オーナーの小林祥晃氏(通称Dr.コパ)との間で盛り上がっていたらしいのだが、実際に勝ったため、先日正式にこのコンビ結成がアナウンスされた

    ただ、根岸Sでこの馬を勝利に導いた欧州のホープ、O.マーフィー騎手は、レース後に「フェブラリーSを視野に入れた場合、距離は持つと思うか?」というインタビュアーの質問に対して「距離適性には疑問符がつく。この馬はダートの短距離馬」と即座に答えていたそうだ。


    根岸Sの1400mでも「果たして大丈夫か?」という下馬評であったのだから、ジョッキーが持った感触も当然のものだろう。
    …ただ、この馬がアピールできるポイントとしては、前出「インティ」とは意味合いは少々異なるが「ダート馬としてまだ全く底を見せていないこと」が挙げられているからな。

    もしコパノキッキングの絶対能力が他馬のそれを大きく上回っていたとしたら、藤田菜七子騎手も「私は掴まってただけ」って言うかもしれない。
    かつてキングカメハメハがNHKマイル、ダービーと変則二冠を達成した際に、主戦であった元騎手の安藤勝己氏は「どっちのレースも全く負ける気がしなかった。それくらいあの馬の力は抜けていた。」と語っていたように、レースによっては騎手の手を煩わせずとも「馬が勝手に走って 勝手に勝ってしまう」ことは往々にしてあることだから、そうだったら藤田菜七子も勝利するかもしれない。

    藤田菜七子がGⅠ初騎乗で初勝利。しかも女性ジョッキーでの勝利となれば、現在まだ21歳史上空前の物凄い盛り上がりとなり、藤田菜七子の事務所「ホリプロ」の釣った魚は「金の塊」ってことになるだろう。

    ダート競馬なので、芝の競馬と比較するとなかなか難しいかもしれないが、今年のフェブラリーSはJRAも出来る限りの「忖度」を与えてほしいものだ。

    2019年フェブラリーSは、2月17日、15時40分が発走時刻だ。



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競馬予想サイトの、無料予想の抜き打ち検証

競馬予想サイトの抜き打ち検証」は、競馬予想 サイトが提供した無料予想を抜き 打ちで検証したものになります。

2024/05/11

マイルスという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

マイルスという競馬予想サイトだが、既に1ヶ月かけて無料予想の長期検証した検証結果は出ており、的中率55%(馬単、馬連、ワイド)の、回収率は31%
マイナス−12万 3300円」といった収支結果も出ている。

マイルスはしばらく前に検証した競馬予想サイトで、競馬検証.comではとっくに「悪評価」が付いているのだが、ここ最近になってまた「解体新書」や「競馬戦線」といった集客サイトで客集めをしているので、競馬検証.comでも久々に2週続けて検証することにした。

今回が流石に最後になると思うが、今回検証するマイルスの無料予想(無料情報)は、2024/05/11の新潟7Rで提供された買い目である。

マイルスという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ マイルスの無料予想(2024/05/11)

券種:馬単ボックス
券種:馬連ボックス
結果:5-8(不的中)

馬単馬連ともに不的中となった理由は、2着馬8番ルーチェロッサが入っていなかったことに尽きるが、何故この馬を入れなかったのか?

前走の福島戦は、6着とはいえ0.4秒差。
休み明けを一度使って良くなってきていたのは明らかで、加えて長丁場の競馬で集中力を切らさず最後まで踏ん張ったのも好材料だった

さらには今回は、減量騎手起用で一気の斤量3kg減小林勝太騎手
小林騎手はこの新潟開催フル参戦で4勝を挙げており、馬場のどこを通れば有利かというところも把握できていて、かなり乗れていた騎手

この2つの強調材料がありながら何故だ?

マイルスが提供したレース

対して、馬券に組み込まれていた7番キングリスティアは8歳の騙馬。
デビュー4戦目以降は全てダートを使われていた。
直近の成績も14着(最下位)、6着、11着(ブービー)。

斤量の恩恵もないに等しい馬。
芝変わりに一縷の望みをと考えたのかもしれないが、悲しいくらいに希望的観測で案の定8頭立ての7着。

この選択は、「どうかしている」としかいえない

ローカル開催は、若手の減量騎手狙いが鉄則だ。
新潟開催からのレース提供に全くそぐわないアプローチで、これでは「どうしようもない」。

どう過大評価をしても「マイルス」がこうはならないだろう



2024/05/11

「えぶり」という競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

今回検証する「えぶり」の無料予想(無料情報)は、2024/05/11の東京7Rで提供された買い目である。


えぶりという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ えぶりの無料予想(2024/05/11)

結果:1-8(不的中)

「えぶり」が軸馬に推奨した12番マンマリアーレは8着。

これまでの成績を振り返ってみると新馬戦から4戦は芝を使われ、そこそこは走れていたが詰め切れずの競馬が続いていたため中山ダート1800mを試したところようやく勝利。

ゴールドシップ産駒ということでその後クラシックに乗せようと芝に戻すも、未勝利時代と同じような感じの走りで詰め切れず。

オークストライアルで敗れたことで芝に見切りをつけ、ダートに戻して2勝目を狙うも5戦して勝ち切れず。


中山ダート1800mで未勝利を勝ち上がり、その後も勝ち切れないながらも3着以下なしという成績ならば、すぐにチャンスが来そうに見えたかもしれないが、対して東京コースを避けるかの如く一度も使われていないのには、陣営的には走りが合わないという認識があったのであろう。


その証拠に今回は初めてブリンカーを付けてきている。つまりは何かを変えないと左回りを上手くこなせないという考えの表れだったのだ。

それほどまでに左回りに苦手意識があったのだろう。当然、調教でも左回りを何度も試していたはずだ。

そこで導き出された策がブリンカー装着なのだ。

馬によっては右も左も関係なく走れる馬はいるが、逆にどちらかを狙ってローテーションを組む馬も多数いる。


左回りコースは東京を筆頭に中京、新潟と直線が長いコースが多い。対して右回りは、中山コースに代表されるようにコーナーがきついコースが多い。

つまりは、バックストレッチや直線が長い左回りコースは、しっかりと折り合いがつけられないと走り切れないのだ。

そしてマンマリアーレは、中山コースを主戦場としてきたのならば折り合いに難がある馬だったのである。


えぶりが提供したレース

故のブリンカー装着。

ブリンカーを装着すれば、全ての馬が集中力が増すという足し算的な効果を期待できるものではなく、馬によっては視界が遮られることに戸惑い本来の走りができないことも普通にある。

今回はそれがモロに出た感があった。


左回りがほぼ未知数の馬を軸馬に据えるという発想は、ある意味一発狙いで今回は裏目に出た


結果論になってしまうが、例えば2着となったアルヴィエンヌは前走で東京ダート1600mを使い6着とそこそこの競馬をしている。

叩き3戦目でルメールを配してきたのであれば、こちらの方が狙いやすかったのではなかろうか?

コース適性をもう少し考えれば、組み立てのアプローチも変わってきたというレースであった。