最終更新日:2024年05月20日に更新しました。現在までに確認した競馬予想サイトの口コミ数:116,023

日本ダービー(5,6月・GⅠ) (ダービー目前。ノーザンファームとエフフォーリア) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. ダービー目前。ノーザンファームとエフフォーリア

    2021ダービーの有力馬はエフフォーリア

    いよいよ今週はダービーだ。
    普通に考えればノーザンファーム天栄の無敗の皐月賞馬エフフォーリアが最有力馬と見えるが、はたしてどうだろう。

    ノーザンファーム天栄の馬で、高評価は一番手にエフフォーリア。2番手は他の馬を差し置いて牝馬のサトノレイナスとなり、ノーザンファーム天栄にはエフフォーリア以外に抜けた馬がいない



    昨年のダービーを振り返る

    競馬は基本的にはチーム戦ではなく個人戦なのだが、昨年の覇者コントレイルの勝利は実は「チーム戦」を用いたことで、より確実に勝利をものにできた。

    昨年ダービーにコントレイルの「ノースヒルズグループ」は、コルテジアディープボンド、そしてコントレイルの3頭出しをしたのだが、この3頭は生産から育成までを同じところで行った、いわば「同じ窯の飯」を食べたトリオだった。

    どの馬が勝ってもノースヒルズにとっては栄誉なことだが、それでもディープインパクト産駒で無敗の皐月賞馬コントレイルが勝つことが牧場にとって最も意味がある勝利であったのは言うまでもない。


    そこでノースヒルズ軍団の獲った昨年ダービーの戦術は、まずコルテジアを先に行かせて、その直後にコルテジアの位置にコントレイルを滑りこませ、さらにコントレイルの外にはディープボンドを配置し、他馬からのプレッシャーからガードするという戦法で2冠目を制することができたのだ。

    ダービーに3頭出せたこと自体なかなか稀なことであり、だからこそ成せたのだが、昨年のコントレイルは実力以上に運も味方したと言えるだろう。


    ではこの事象を今年のノーザンファームに当てはめることはできるのか?
    残念ながら答えは「ノー」だ



    チーム戦とはいかないエフフォーリア

    今年ダービーに出走予定なのは、ダノンザキッドは骨折のため回避なので、ダノンザキッドを抜いて17頭。
    そのうち12頭がノーザンファーム生産馬なのだがエフフォーリアがノーザンファーム生産馬といっても生産から育成まではノーザンファームで行うが、そこから競りに出されたりクラブに回されたりし利権はバラバラになるのだ。

    一番人気が予想されるエフフォーリアはキャロットファーム所属で、今年は1頭だけの出走となるのでコントレイルの時のような援護射撃は期待できない

    まぁ、それでもノーザンファームとしては最も勝って欲しい馬はエフフォーリアであるため、援護しろとは言わないまでも邪魔はしないだろう。

    昨年のノースヒルズグループの作戦が鉄壁に近かったことと比較すれば少々心許ないが、今年は先ほども書いたように12頭がノーザンファーム生産馬なので、邪魔をされないだけでも有利とは言える。



    ガチンコ勝負となるダービー

    ただ、ノーザンファーム勢12頭の他にも出走馬は5頭いるのは確かで、実際に先週のオークスを勝ったのはマイネル軍団のユーバーレーベンであったこをを考えれば、ダービーもある程度のガチンコ勝負にはなりそうだ。

    この5頭の中でノーザンファームが「最もこの馬に勝たせたくない」と考えているのはディープモンスターであろう。

    この馬はノーザンファームがディープインパクトの種付け権利を矢野牧場に売り、そこで生産されてDMMドリームクラブがセレクトセールで落札した馬なので、ノーザンファームがほぼ関わっていないディープ産駒ということなので何のしがらみも無いのだ。

    昨年のクラシックを牡牝無冠で終え、今年もオークスをマイネル軍団に勝たれてしまったノーザンファームからしてみれば、今年のダービーは自前で生産して育成した馬で是が非でも勝ちたいところであろう。

    さてダービー目前、どうなるか。


無料予想のある、優良競馬予想サイト

競馬予想サイトの、無料予想の抜き打ち検証

競馬予想サイトの抜き打ち検証」は、競馬予想 サイトが提供した無料予想を抜き 打ちで検証したものになります。

2024/05/11

「えぶり」という競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

今回検証する「えぶり」の無料予想(無料情報)は、2024/05/11の東京7Rで提供された買い目である。


えぶりという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ えぶりの無料予想(2024/05/11)

結果:1-8(不的中)

「えぶり」が軸馬に推奨した12番マンマリアーレは8着。

これまでの成績を振り返ってみると新馬戦から4戦は芝を使われ、そこそこは走れていたが詰め切れずの競馬が続いていたため中山ダート1800mを試したところようやく勝利。

ゴールドシップ産駒ということでその後クラシックに乗せようと芝に戻すも、未勝利時代と同じような感じの走りで詰め切れず。

オークストライアルで敗れたことで芝に見切りをつけ、ダートに戻して2勝目を狙うも5戦して勝ち切れず。


中山ダート1800mで未勝利を勝ち上がり、その後も勝ち切れないながらも3着以下なしという成績ならば、すぐにチャンスが来そうに見えたかもしれないが、対して東京コースを避けるかの如く一度も使われていないのには、陣営的には走りが合わないという認識があったのであろう。


その証拠に今回は初めてブリンカーを付けてきている。つまりは何かを変えないと左回りを上手くこなせないという考えの表れだったのだ。

それほどまでに左回りに苦手意識があったのだろう。当然、調教でも左回りを何度も試していたはずだ。

そこで導き出された策がブリンカー装着なのだ。

馬によっては右も左も関係なく走れる馬はいるが、逆にどちらかを狙ってローテーションを組む馬も多数いる。


左回りコースは東京を筆頭に中京、新潟と直線が長いコースが多い。対して右回りは、中山コースに代表されるようにコーナーがきついコースが多い。

つまりは、バックストレッチや直線が長い左回りコースは、しっかりと折り合いがつけられないと走り切れないのだ。

そしてマンマリアーレは、中山コースを主戦場としてきたのならば折り合いに難がある馬だったのである。


えぶりが提供したレース

故のブリンカー装着。

ブリンカーを装着すれば、全ての馬が集中力が増すという足し算的な効果を期待できるものではなく、馬によっては視界が遮られることに戸惑い本来の走りができないことも普通にある。

今回はそれがモロに出た感があった。


左回りがほぼ未知数の馬を軸馬に据えるという発想は、ある意味一発狙いで今回は裏目に出た


結果論になってしまうが、例えば2着となったアルヴィエンヌは前走で東京ダート1600mを使い6着とそこそこの競馬をしている。

叩き3戦目でルメールを配してきたのであれば、こちらの方が狙いやすかったのではなかろうか?

コース適性をもう少し考えれば、組み立てのアプローチも変わってきたというレースであった。




2024/05/11

マイルスという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

マイルスという競馬予想サイトだが、既に1ヶ月かけて無料予想の長期検証した検証結果は出ており、的中率55%(馬単、馬連、ワイド)の、回収率は31%
マイナス−12万 3300円」といった収支結果も出ている。

マイルスはしばらく前に検証した競馬予想サイトで、競馬検証.comではとっくに「悪評価」が付いているのだが、ここ最近になってまた「解体新書」や「競馬戦線」といった集客サイトで客集めをしているので、競馬検証.comでも久々に2週続けて検証することにした。

今回が流石に最後になると思うが、今回検証するマイルスの無料予想(無料情報)は、2024/05/11の新潟7Rで提供された買い目である。

マイルスという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ マイルスの無料予想(2024/05/11)

券種:馬単ボックス
券種:馬連ボックス
結果:5-8(不的中)

馬単馬連ともに不的中となった理由は、2着馬8番ルーチェロッサが入っていなかったことに尽きるが、何故この馬を入れなかったのか?

前走の福島戦は、6着とはいえ0.4秒差。
休み明けを一度使って良くなってきていたのは明らかで、加えて長丁場の競馬で集中力を切らさず最後まで踏ん張ったのも好材料だった

さらには今回は、減量騎手起用で一気の斤量3kg減小林勝太騎手
小林騎手はこの新潟開催フル参戦で4勝を挙げており、馬場のどこを通れば有利かというところも把握できていて、かなり乗れていた騎手

この2つの強調材料がありながら何故だ?

マイルスが提供したレース

対して、馬券に組み込まれていた7番キングリスティアは8歳の騙馬。
デビュー4戦目以降は全てダートを使われていた。
直近の成績も14着(最下位)、6着、11着(ブービー)。

斤量の恩恵もないに等しい馬。
芝変わりに一縷の望みをと考えたのかもしれないが、悲しいくらいに希望的観測で案の定8頭立ての7着。

この選択は、「どうかしている」としかいえない

ローカル開催は、若手の減量騎手狙いが鉄則だ。
新潟開催からのレース提供に全くそぐわないアプローチで、これでは「どうしようもない」。

どう過大評価をしても「マイルス」がこうはならないだろう