最終更新日:2024年05月20日に更新しました。現在までに確認した競馬予想サイトの口コミ数:116,023

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  1. サウジカップで勝ったのは一口馬主のクラブ馬

    サウジカップデーにおいて、4頭の日本馬が勝利

    先週末、同じ海を渡った先で日本の競走馬が躍動した
    サウジアラビアで行われた『サウジカップデー』において、4頭の日本馬がグレードレースを勝利したのだ

    リヤドダートスプリント(G3・ダート1200m)では、ダンシングプリンス(美浦・宮田厩舎)

    ネオムターフカップ(G3・芝2100m)では、オーソリティ(美浦・木村哲也厩舎)

    1351ターフスプリント(G3・芝1351m)では、ソングライン(美浦・林厩舎)

    レッドシーターフハンデキャップ(G3・芝3000m)では、ステイフーリッシュ(栗東・矢作厩舎)

    が、それぞれ勝利した。
    ちなみにこの日のメインレースである、1着賞金10,000,000米ドル(≒約11億円)サウジカップに日本のマルシュロレーヌと、テーオーケインズの2頭が出走したが、ともに6着、8着と見せ場なく敗れた。
    勝ったのは地元・サウジアラビアのエンブレムロードだった。

    時期的にヨーロッパやアメリカなどの強豪国の馬が集まりにくかったり馬場も時計が出やすく重たい馬場に慣れた馬には不向きだという特徴的なため、一線級が集まっていたわけではないが、異国の地でしっかりと結果を出したことはシンプルに評価に値するだろう。

    また、今年で3回目の開催となるサウジカップデーだが、このような稼げるタイミングを狙って大挙参戦してくる日本競馬全体も少しずつ変化・成長を見せてきたともいえる。



    サウジカップデーで勝ったのは一口馬主のクラブ馬

    今回サウジカップデーで勝った4頭のうち3頭は、いわゆる一口馬主クラブ馬だった。

    ご存知「一口馬主」は賞金が個人に分配されるシステムだけに、とにかく賞金を稼いで馬主たちに還元できるかどうかが重要なポイントとなる。

    そして今回のこのサウジカップデーだが、クラスこそGIIIだが、賞金は日本のGIレベルだ。

    日本の強豪馬を相手にして入着賞金を拾いにいくよりも、多少のリスクはあれど相手が軽く、かつ賞金を稼げる見込みのある海外遠征を選択するのはある種当然の流れともいえる。

    もちろん参戦する馬すべてが上手くいくわけではないが、今回勝った馬たちに出資している方は非常に効率の良い勝利と分配金を手にすることができ、さぞ大満足だろう。

    クラブとしても稼げる馬を作ることは、今後のクラブ運営に大きく影響してくる。
    活躍できて稼げる馬を確保し、輩出できるクラブは需要が増え、一方でその逆になってしまうと需要がなくなり、経営が困難になる。
    様々な手法、選択肢で稼げる馬を増やし、馬主たちにより多く還元することを求めた結果が、今回のサウジカップデーでもある。

    …と、そんなお金のこともあるのだが、こういうことをキッカケに海外遠征がさらに頻繁に行われるようになるのも日本競馬の発展に望まれることである。
    一流の馬でなければ海外遠征はできない」というような感覚は少なからずあるが、適材適所で日本馬も海外という選択肢を選べるようになっていって欲しい。

    調教師やオーナーもだんだん若くて新しい考えを持った人たちが競馬界に入ってきたことで、ひと昔前の考え方ややり方が徐々に変わりつつあるようだ。
    今回一口馬主のクラブ馬が世界の舞台で活躍したことも、今後は追い風になっていくだろう。



    サウジ遠征で4つの重賞レースを勝利したC・ルメール

    最後に。冒頭で紹介した4頭の勝利馬だが、その手綱を取っていたのはC・ルメールだ。

    サウジ遠征で4つの重賞レースを勝利したのは、C・ルメール
     

    国内での騎乗をキャンセルしてのサウジ遠征で4つの重賞レースを勝利した

    この快挙現地でも大きく取り上げられたそうだが、この4つの勝利でルメール自身に入ってくる賞金は5,000万円になるのだとか。

    この開催で一番良い想いをしたのは、調教師・厩舎スタッフ、オーナーでもなく、ルメールだろう(苦笑)
    コロナによる隔離でしばらく日本での騎乗はできないが、この勢いで春のクラシック戦線も大暴れとなるのだろうか。
    国内復帰後のルメールには注目だ


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競馬予想サイトの抜き打ち検証」は、競馬予想 サイトが提供した無料予想を抜き 打ちで検証したものになります。

2024/05/11

「えぶり」という競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

今回検証する「えぶり」の無料予想(無料情報)は、2024/05/11の東京7Rで提供された買い目である。


えぶりという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ えぶりの無料予想(2024/05/11)

結果:1-8(不的中)

「えぶり」が軸馬に推奨した12番マンマリアーレは8着。

これまでの成績を振り返ってみると新馬戦から4戦は芝を使われ、そこそこは走れていたが詰め切れずの競馬が続いていたため中山ダート1800mを試したところようやく勝利。

ゴールドシップ産駒ということでその後クラシックに乗せようと芝に戻すも、未勝利時代と同じような感じの走りで詰め切れず。

オークストライアルで敗れたことで芝に見切りをつけ、ダートに戻して2勝目を狙うも5戦して勝ち切れず。


中山ダート1800mで未勝利を勝ち上がり、その後も勝ち切れないながらも3着以下なしという成績ならば、すぐにチャンスが来そうに見えたかもしれないが、対して東京コースを避けるかの如く一度も使われていないのには、陣営的には走りが合わないという認識があったのであろう。


その証拠に今回は初めてブリンカーを付けてきている。つまりは何かを変えないと左回りを上手くこなせないという考えの表れだったのだ。

それほどまでに左回りに苦手意識があったのだろう。当然、調教でも左回りを何度も試していたはずだ。

そこで導き出された策がブリンカー装着なのだ。

馬によっては右も左も関係なく走れる馬はいるが、逆にどちらかを狙ってローテーションを組む馬も多数いる。


左回りコースは東京を筆頭に中京、新潟と直線が長いコースが多い。対して右回りは、中山コースに代表されるようにコーナーがきついコースが多い。

つまりは、バックストレッチや直線が長い左回りコースは、しっかりと折り合いがつけられないと走り切れないのだ。

そしてマンマリアーレは、中山コースを主戦場としてきたのならば折り合いに難がある馬だったのである。


えぶりが提供したレース

故のブリンカー装着。

ブリンカーを装着すれば、全ての馬が集中力が増すという足し算的な効果を期待できるものではなく、馬によっては視界が遮られることに戸惑い本来の走りができないことも普通にある。

今回はそれがモロに出た感があった。


左回りがほぼ未知数の馬を軸馬に据えるという発想は、ある意味一発狙いで今回は裏目に出た


結果論になってしまうが、例えば2着となったアルヴィエンヌは前走で東京ダート1600mを使い6着とそこそこの競馬をしている。

叩き3戦目でルメールを配してきたのであれば、こちらの方が狙いやすかったのではなかろうか?

コース適性をもう少し考えれば、組み立てのアプローチも変わってきたというレースであった。




2024/05/11

マイルスという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

マイルスという競馬予想サイトだが、既に1ヶ月かけて無料予想の長期検証した検証結果は出ており、的中率55%(馬単、馬連、ワイド)の、回収率は31%
マイナス−12万 3300円」といった収支結果も出ている。

マイルスはしばらく前に検証した競馬予想サイトで、競馬検証.comではとっくに「悪評価」が付いているのだが、ここ最近になってまた「解体新書」や「競馬戦線」といった集客サイトで客集めをしているので、競馬検証.comでも久々に2週続けて検証することにした。

今回が流石に最後になると思うが、今回検証するマイルスの無料予想(無料情報)は、2024/05/11の新潟7Rで提供された買い目である。

マイルスという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ マイルスの無料予想(2024/05/11)

券種:馬単ボックス
券種:馬連ボックス
結果:5-8(不的中)

馬単馬連ともに不的中となった理由は、2着馬8番ルーチェロッサが入っていなかったことに尽きるが、何故この馬を入れなかったのか?

前走の福島戦は、6着とはいえ0.4秒差。
休み明けを一度使って良くなってきていたのは明らかで、加えて長丁場の競馬で集中力を切らさず最後まで踏ん張ったのも好材料だった

さらには今回は、減量騎手起用で一気の斤量3kg減小林勝太騎手
小林騎手はこの新潟開催フル参戦で4勝を挙げており、馬場のどこを通れば有利かというところも把握できていて、かなり乗れていた騎手

この2つの強調材料がありながら何故だ?

マイルスが提供したレース

対して、馬券に組み込まれていた7番キングリスティアは8歳の騙馬。
デビュー4戦目以降は全てダートを使われていた。
直近の成績も14着(最下位)、6着、11着(ブービー)。

斤量の恩恵もないに等しい馬。
芝変わりに一縷の望みをと考えたのかもしれないが、悲しいくらいに希望的観測で案の定8頭立ての7着。

この選択は、「どうかしている」としかいえない

ローカル開催は、若手の減量騎手狙いが鉄則だ。
新潟開催からのレース提供に全くそぐわないアプローチで、これでは「どうしようもない」。

どう過大評価をしても「マイルス」がこうはならないだろう