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競馬の楽しみ方~セレクトセール (2021、競走馬セリ市場のセレクトセール) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 2021、競走馬セリ市場のセレクトセール

    競走馬セリ市場のセレクトセール

    セレクトセール」は競馬玄人ファンにはお馴染みで、最近競馬を始めたという方でも、競馬予想サイトのコラムなどで書いてるとこもあるので一度は耳にしたことがあるだろう。

    競馬予想サイトだと毎年「俺の競馬予想」のサイトオーナー?がセレクトセールに行き、会場で出た食べ物の話や、現地での小話を公開しているので読んでいるが、そんなセレクトセールがどういうものなのかを今回競馬コラムで書いてみよう。



    社台グループ中心で開催されるセレクトセールとは?

    セール」とは、いわゆる「セリ市場」のこと。
    一般的には「庭先取引」と言って、生産者と直接売買するのが主で、セリ市場ではオーナー(馬主)やバイヤーが競売形式で馬を落札し、自らの競走馬とする。

    この『セレクトセール』というのは、競走馬の国内一大生産グループである社台グループが中心となって開催されているセリ市場の名称で、社台グループが生産した馬だけでなく、各生産牧場イチオシの馬が集まり上場される、日本最大の競走馬セリ市場である。

    近年はこのセールのマーケットが高騰し、各牧場もイチオシの競走馬を送り出していることが多く、セレクトセールで上場・落札され、後に多くのG1を勝ち、名馬となった馬は数知れず、だ。
    ディープインパクトキングカメハメハサトノダイヤモンドディアドラなどなど、G1馬の名前を挙げればキリがない。

    また、近年では海外の地でも活躍する馬を輩出しており、日本国内だけなく、海外にまでこの日本の「セレクトセール」の評価が高まっている



    セレクトセールの醍醐味

    毎年7月上旬に行われているセレクトセールだが、2021年も7月12、13日の2日間に亘って行われた。

    俺の競馬予想」による今年のセレクトセールネタではなく、他の情報(ネット他)によると、いつもなら競馬関係者が一堂に会し、飲み食いありのちょっとしたお祭りのような雰囲気の中で行われているようだが、昨年と今年はコロナウイルスの影響で、来場者の規模を縮小したという。

    競走馬を買いたい人と、それに携わる関係者のみに制限し開催されたというから、やはり「俺の競馬予想」の「俺」という人物は、本物の馬主だったんだな。と、改めて思い出させられた。

    そんな厳選された招待客の中、セレクトセールに来たオーナーは落札したい馬をいくらで落札できるかが最重要ミッションであり、しかし競走馬は高いからといって、その価値、その金額に見合った結果を必ず出してくれるとは限らない。
    安い買い物ではない競走馬を、将来どれだけ走れるかを想定して落札するセリは、ほぼギャンブルであり、それがセリの醍醐味と言えるだろう。



    ポスト・ディープインパクト

    一昨年、日本競馬の一時代を築いたディープインパクトこの世を去り、種牡馬としても席巻していたここ数年から状況は一転した。

    幾度か競馬コラムでもこのネタは書いたことがあるが、「ディープインパクト産駒を買っていればだいたいハズレはないだろう(生産者的には、ディープインパクト産駒を生産すれば)」という考えがここ数年はあったのだが、それも終わり、オーナーやバイヤーはディープに代わる次の種牡馬(産駒)を探さなければならなくなった

    競り落とされた馬がデビューするのは1年後もしくは2年後となるのだが、そこで今年落札した馬が金額に見合った結果を出すことができるのか、今年のセレクトセールはいつも以上に相馬眼が試される場となったことは間違いないだろう。



    今年はあの大手IT企業も参戦!

    次世代の種牡馬争いも見モノとなった今年のセレクトセールだが、その他にも大きな話題があった。

    その「話題の人物」とは、AbemaブログやAbemaTVなどを手掛けるIT企業「サイバーエージェント」の藤田晋社長が今年のセレクトセールに参加したのだが、参加するだけでなく、セレクトセールの中心となり話題をかっさらって行った。

    ロードカナロア産駒を3億円で落札したのを筆頭に、当歳馬(0歳)と1歳馬で計18頭を落札。その総額はなんと、23億円を超えた

    もともと麻雀好きで知られる藤田社長だが、近年はグループ会社で競輪やオートレースの車券が買えるサービス「WIN TICKET」を開始した。
    そこで公営競技界への視界が開けたのか、ここで競馬界へも旗揚げしてきたというわけだ。

    サイバーエージェントと言えばここ最近、大人気の競走馬育成ゲーム「ウマ娘」の制作元であり、「『ウマ娘マネー』が投じられた」などとネットやSNSでも言われているが、藤田社長本人は馬主活動への本格参戦を表明している

    資金力があっても上手くいくとは限らないのが馬主だ。
    これからの競馬界の話題にもなることは間違いないだろう。


無料予想のある、優良競馬予想サイト

競馬予想サイトの、無料予想の抜き打ち検証

競馬予想サイトの抜き打ち検証」は、競馬予想 サイトが提供した無料予想を抜き 打ちで検証したものになります。

2024/05/11

マイルスという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

マイルスという競馬予想サイトだが、既に1ヶ月かけて無料予想の長期検証した検証結果は出ており、的中率55%(馬単、馬連、ワイド)の、回収率は31%
マイナス−12万 3300円」といった収支結果も出ている。

マイルスはしばらく前に検証した競馬予想サイトで、競馬検証.comではとっくに「悪評価」が付いているのだが、ここ最近になってまた「解体新書」や「競馬戦線」といった集客サイトで客集めをしているので、競馬検証.comでも久々に2週続けて検証することにした。

今回が流石に最後になると思うが、今回検証するマイルスの無料予想(無料情報)は、2024/05/11の新潟7Rで提供された買い目である。

マイルスという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ マイルスの無料予想(2024/05/11)

券種:馬単ボックス
券種:馬連ボックス
結果:5-8(不的中)

馬単馬連ともに不的中となった理由は、2着馬8番ルーチェロッサが入っていなかったことに尽きるが、何故この馬を入れなかったのか?

前走の福島戦は、6着とはいえ0.4秒差。
休み明けを一度使って良くなってきていたのは明らかで、加えて長丁場の競馬で集中力を切らさず最後まで踏ん張ったのも好材料だった

さらには今回は、減量騎手起用で一気の斤量3kg減小林勝太騎手
小林騎手はこの新潟開催フル参戦で4勝を挙げており、馬場のどこを通れば有利かというところも把握できていて、かなり乗れていた騎手

この2つの強調材料がありながら何故だ?

マイルスが提供したレース

対して、馬券に組み込まれていた7番キングリスティアは8歳の騙馬。
デビュー4戦目以降は全てダートを使われていた。
直近の成績も14着(最下位)、6着、11着(ブービー)。

斤量の恩恵もないに等しい馬。
芝変わりに一縷の望みをと考えたのかもしれないが、悲しいくらいに希望的観測で案の定8頭立ての7着。

この選択は、「どうかしている」としかいえない

ローカル開催は、若手の減量騎手狙いが鉄則だ。
新潟開催からのレース提供に全くそぐわないアプローチで、これでは「どうしようもない」。

どう過大評価をしても「マイルス」がこうはならないだろう



2024/05/11

「えぶり」という競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

今回検証する「えぶり」の無料予想(無料情報)は、2024/05/11の東京7Rで提供された買い目である。


えぶりという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ えぶりの無料予想(2024/05/11)

結果:1-8(不的中)

「えぶり」が軸馬に推奨した12番マンマリアーレは8着。

これまでの成績を振り返ってみると新馬戦から4戦は芝を使われ、そこそこは走れていたが詰め切れずの競馬が続いていたため中山ダート1800mを試したところようやく勝利。

ゴールドシップ産駒ということでその後クラシックに乗せようと芝に戻すも、未勝利時代と同じような感じの走りで詰め切れず。

オークストライアルで敗れたことで芝に見切りをつけ、ダートに戻して2勝目を狙うも5戦して勝ち切れず。


中山ダート1800mで未勝利を勝ち上がり、その後も勝ち切れないながらも3着以下なしという成績ならば、すぐにチャンスが来そうに見えたかもしれないが、対して東京コースを避けるかの如く一度も使われていないのには、陣営的には走りが合わないという認識があったのであろう。


その証拠に今回は初めてブリンカーを付けてきている。つまりは何かを変えないと左回りを上手くこなせないという考えの表れだったのだ。

それほどまでに左回りに苦手意識があったのだろう。当然、調教でも左回りを何度も試していたはずだ。

そこで導き出された策がブリンカー装着なのだ。

馬によっては右も左も関係なく走れる馬はいるが、逆にどちらかを狙ってローテーションを組む馬も多数いる。


左回りコースは東京を筆頭に中京、新潟と直線が長いコースが多い。対して右回りは、中山コースに代表されるようにコーナーがきついコースが多い。

つまりは、バックストレッチや直線が長い左回りコースは、しっかりと折り合いがつけられないと走り切れないのだ。

そしてマンマリアーレは、中山コースを主戦場としてきたのならば折り合いに難がある馬だったのである。


えぶりが提供したレース

故のブリンカー装着。

ブリンカーを装着すれば、全ての馬が集中力が増すという足し算的な効果を期待できるものではなく、馬によっては視界が遮られることに戸惑い本来の走りができないことも普通にある。

今回はそれがモロに出た感があった。


左回りがほぼ未知数の馬を軸馬に据えるという発想は、ある意味一発狙いで今回は裏目に出た


結果論になってしまうが、例えば2着となったアルヴィエンヌは前走で東京ダート1600mを使い6着とそこそこの競馬をしている。

叩き3戦目でルメールを配してきたのであれば、こちらの方が狙いやすかったのではなかろうか?

コース適性をもう少し考えれば、組み立てのアプローチも変わってきたというレースであった。