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競馬コラム~騎手編 (福永祐一、JRA調教師試験で合格) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 福永祐一、JRA調教師試験で合格

    華麗なる転身、福永祐一

    先日、JRA調教師試験合格発表があった。
    その合格者の名前に『福永祐一』の文字があった。

    そう、ここまで通算2500勝以上を挙げている文字通りの名ジョッキー、福永祐一である。

    福永祐一
    ▲ 福永祐一騎手


    福永祐一騎手は今年46歳武豊騎手が53歳の今もなお一戦で活躍していることを考えると、まだまだやれる年齢ではあるのだが、このタイミングでのJRA調教師試験の受験を決意した。
     
    福永祐一騎手の父は『天才ジョッキー』と呼ばれた福永洋一だが、その父は落馬によるケガでジョッキーを引退そし、ホースマンとして志半ばで退かなければならなかったその父の意志を継ぐ、という想いは強いのだろう。

    まだ2月まで騎手としての生活は残っているが、無事に鞭を置くことは、何より幸せなことだ。
     


    定年調教師の後釜

    また偶然ではあるが、ここ数年で栗東の名トレーナー達が相次いで定年を迎えるということも背景にある

    年明けの2023年2月には橋田満調教師。その翌年は安田隆行調教師、翌々年は音無秀孝調教師と、福永騎手自身とも所縁のある厩舎が解散となるだけに、その後釜は当然ながら必要になってくる
     
    社台・ノーザングループはもちろん、クラシック3冠を達成したコントレイルを持つノースヒルズや、『アドマイヤ』の近藤利一(現在は妻・近藤英子)など、若い頃から福永騎手も騎乗している大手グループや大物馬主らとのコネクションある厩舎などここからの引継ぎが大いに想定できるだけに、まだ始まってもいない段階ではあるが、オーナーまわりはそれなりにすでに期待がかかっているところは多分にある。



    福永騎手のラストレースはどこになる?

    そんな福永騎手だが、ジョッキーとしてのラストレースが日本…ではなく、海外で終える可能性が高くなった

    12月11日のカペラSで騎乗し勝利したリメイクが、2月25日のサウジアラビアで行われるリヤドダートスプリント(GⅡ)への参戦を表明した。リメイクを所有するのは、先ほども挙げたノースヒルズの代表・前田幸治氏だ。
    父ラニ、母サリエルという生粋のノースヒルズ血統馬で、最後の花道を海外で飾ろうという計画だ。

    過去にジョッキーの引退を海外で迎える日本人ジョッキーはいない
    古くからの風習?としては、日本のファンに暖かく見送られて…というのが普通だけに、実現すれば異例の出来事となるだろう。
     
    このレース、昨年も日本馬のダンシングプリンス(後にJpnⅠ・JBCスプリントを制覇)が優勝したゲンの良い大会ではある。
    正直なところリメイクとしてもステップアップの一戦となるだけに、福永騎手のため…というよりも、馬自身の結果を求めた海外遠征となることは間違いない。
     
    そんな一戦で結果を残し、自身のラストキャリアに花を添えることができるのか。非常に楽しみである。


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2024/05/11

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今回検証する「えぶり」の無料予想(無料情報)は、2024/05/11の東京7Rで提供された買い目である。


えぶりという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ えぶりの無料予想(2024/05/11)

結果:1-8(不的中)

「えぶり」が軸馬に推奨した12番マンマリアーレは8着。

これまでの成績を振り返ってみると新馬戦から4戦は芝を使われ、そこそこは走れていたが詰め切れずの競馬が続いていたため中山ダート1800mを試したところようやく勝利。

ゴールドシップ産駒ということでその後クラシックに乗せようと芝に戻すも、未勝利時代と同じような感じの走りで詰め切れず。

オークストライアルで敗れたことで芝に見切りをつけ、ダートに戻して2勝目を狙うも5戦して勝ち切れず。


中山ダート1800mで未勝利を勝ち上がり、その後も勝ち切れないながらも3着以下なしという成績ならば、すぐにチャンスが来そうに見えたかもしれないが、対して東京コースを避けるかの如く一度も使われていないのには、陣営的には走りが合わないという認識があったのであろう。


その証拠に今回は初めてブリンカーを付けてきている。つまりは何かを変えないと左回りを上手くこなせないという考えの表れだったのだ。

それほどまでに左回りに苦手意識があったのだろう。当然、調教でも左回りを何度も試していたはずだ。

そこで導き出された策がブリンカー装着なのだ。

馬によっては右も左も関係なく走れる馬はいるが、逆にどちらかを狙ってローテーションを組む馬も多数いる。


左回りコースは東京を筆頭に中京、新潟と直線が長いコースが多い。対して右回りは、中山コースに代表されるようにコーナーがきついコースが多い。

つまりは、バックストレッチや直線が長い左回りコースは、しっかりと折り合いがつけられないと走り切れないのだ。

そしてマンマリアーレは、中山コースを主戦場としてきたのならば折り合いに難がある馬だったのである。


えぶりが提供したレース

故のブリンカー装着。

ブリンカーを装着すれば、全ての馬が集中力が増すという足し算的な効果を期待できるものではなく、馬によっては視界が遮られることに戸惑い本来の走りができないことも普通にある。

今回はそれがモロに出た感があった。


左回りがほぼ未知数の馬を軸馬に据えるという発想は、ある意味一発狙いで今回は裏目に出た


結果論になってしまうが、例えば2着となったアルヴィエンヌは前走で東京ダート1600mを使い6着とそこそこの競馬をしている。

叩き3戦目でルメールを配してきたのであれば、こちらの方が狙いやすかったのではなかろうか?

コース適性をもう少し考えれば、組み立てのアプローチも変わってきたというレースであった。




2024/05/11

マイルスという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

マイルスという競馬予想サイトだが、既に1ヶ月かけて無料予想の長期検証した検証結果は出ており、的中率55%(馬単、馬連、ワイド)の、回収率は31%
マイナス−12万 3300円」といった収支結果も出ている。

マイルスはしばらく前に検証した競馬予想サイトで、競馬検証.comではとっくに「悪評価」が付いているのだが、ここ最近になってまた「解体新書」や「競馬戦線」といった集客サイトで客集めをしているので、競馬検証.comでも久々に2週続けて検証することにした。

今回が流石に最後になると思うが、今回検証するマイルスの無料予想(無料情報)は、2024/05/11の新潟7Rで提供された買い目である。

マイルスという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ マイルスの無料予想(2024/05/11)

券種:馬単ボックス
券種:馬連ボックス
結果:5-8(不的中)

馬単馬連ともに不的中となった理由は、2着馬8番ルーチェロッサが入っていなかったことに尽きるが、何故この馬を入れなかったのか?

前走の福島戦は、6着とはいえ0.4秒差。
休み明けを一度使って良くなってきていたのは明らかで、加えて長丁場の競馬で集中力を切らさず最後まで踏ん張ったのも好材料だった

さらには今回は、減量騎手起用で一気の斤量3kg減小林勝太騎手
小林騎手はこの新潟開催フル参戦で4勝を挙げており、馬場のどこを通れば有利かというところも把握できていて、かなり乗れていた騎手

この2つの強調材料がありながら何故だ?

マイルスが提供したレース

対して、馬券に組み込まれていた7番キングリスティアは8歳の騙馬。
デビュー4戦目以降は全てダートを使われていた。
直近の成績も14着(最下位)、6着、11着(ブービー)。

斤量の恩恵もないに等しい馬。
芝変わりに一縷の望みをと考えたのかもしれないが、悲しいくらいに希望的観測で案の定8頭立ての7着。

この選択は、「どうかしている」としかいえない

ローカル開催は、若手の減量騎手狙いが鉄則だ。
新潟開催からのレース提供に全くそぐわないアプローチで、これでは「どうしようもない」。

どう過大評価をしても「マイルス」がこうはならないだろう