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競馬の楽しみ方~注目馬編 (新種牡馬のブレイクするタイミング) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 新種牡馬のブレイクするタイミング

    レイデオロ産駒、待望の初勝利

    7月23日中京5R、芝2000mの新馬戦をマテンロウゴールドが制した。
    マテンロウゴールドのは、今年が産駒デビュー年となるレイデオロであり、この勝利が父レイデオロとしての初勝利となった。
     
    マテンロウゴールドと父レイデオロ
    ▲ マテンロウゴールドと父レイデオロ


    この年のレイデオロは196頭の牝馬に種付けを行い、その種付け数は新種牡馬の中でトップだ。
    名伯楽・藤沢和雄元調教師に『ダービートレーナー』の称号をプレゼントした馬となる。
     
    父はキングカメハメハ、母はラドラーダで、このラドラーダの母レディブロンドは、ディープインパクトの半妹という超良血。 
    ディープインパクト産駒との配合相性も期待されて種牡馬入りとなった。
     
    しかし、6月の2歳戦スタートからここまで、レイデオロ産駒は計9頭デビューしたものの、どれも勝ち上がれず
    期待度の高さもあってか上位人気に推される馬も何頭かいたが、期待に応えられず。という状況が続いた。
    そして、今回のマテンロウゴールドでようやく初勝利の運びとなった。 
     
    「失敗種牡馬だったか?」という声がチラホラ聞こえ始めていた状況だけに、生産グループとしてもホッとひと安心といったところだろう。

    少し前のモーリスがそうであったように、なかなか新種牡馬のブレイクするタイミングや条件というのは、走ってみないと分からないもの。
    やや足踏みはしてしまったものの、これをキッカケに流れに乗って欲しい。
     
     
     

    セレクトセールでのレイデオロ産駒

    ただ、そんなスタートダッシュ失敗の影響もあってか、先日行われたセレクトセールでは、レイデオロ産駒が高額で取引されるシーンは少なかった。
     
    億超えは1頭のみ(ティファニーズオナーの2022…1億2000万円)で、コントレイルなどの新種牡馬に注目が集まっていた、という見方もできるが、セレクトセールにあたって6月の2歳戦の結果はどうやっても左右されてしまうので、これは当然の流れと言えるだろう。
     
    と言っても、レイデオロ産駒の真打ちはこれから。
    かなり昔の競馬コラムでも良血牝馬との配合で産まれた馬たちは夏終わり、秋ごろに向けて始動する馬が多い。ということを書いた記憶があるが、デビュー3戦目でGⅡ(12月ホープフルS)を勝つほどの完成度の高い馬ではあったが、デビュー自体は10月だった。

    いわゆる「早熟」ではないため、このタイミングで色々と評価してしまうのは早計だ。
    ここから各有力厩舎からも満を持して登場となるだろう。
     
    キングカメハメハの後継種牡馬としての期待がかかるレイデオロ。
    目指すはやはりクラシック戦線、秋には大物が現れることを楽しみにしたい。


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無料予想のある、優良競馬予想サイト

競馬予想サイトの、無料予想の抜き打ち検証

競馬予想サイトの抜き打ち検証」は、競馬予想 サイトが提供した無料予想を抜き 打ちで検証したものになります。

2024/05/11

マイルスという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

マイルスという競馬予想サイトだが、既に1ヶ月かけて無料予想の長期検証した検証結果は出ており、的中率55%(馬単、馬連、ワイド)の、回収率は31%
マイナス−12万 3300円」といった収支結果も出ている。

マイルスはしばらく前に検証した競馬予想サイトで、競馬検証.comではとっくに「悪評価」が付いているのだが、ここ最近になってまた「解体新書」や「競馬戦線」といった集客サイトで客集めをしているので、競馬検証.comでも久々に2週続けて検証することにした。

今回が流石に最後になると思うが、今回検証するマイルスの無料予想(無料情報)は、2024/05/11の新潟7Rで提供された買い目である。

マイルスという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ マイルスの無料予想(2024/05/11)

券種:馬単ボックス
券種:馬連ボックス
結果:5-8(不的中)

馬単馬連ともに不的中となった理由は、2着馬8番ルーチェロッサが入っていなかったことに尽きるが、何故この馬を入れなかったのか?

前走の福島戦は、6着とはいえ0.4秒差。
休み明けを一度使って良くなってきていたのは明らかで、加えて長丁場の競馬で集中力を切らさず最後まで踏ん張ったのも好材料だった

さらには今回は、減量騎手起用で一気の斤量3kg減小林勝太騎手
小林騎手はこの新潟開催フル参戦で4勝を挙げており、馬場のどこを通れば有利かというところも把握できていて、かなり乗れていた騎手

この2つの強調材料がありながら何故だ?

マイルスが提供したレース

対して、馬券に組み込まれていた7番キングリスティアは8歳の騙馬。
デビュー4戦目以降は全てダートを使われていた。
直近の成績も14着(最下位)、6着、11着(ブービー)。

斤量の恩恵もないに等しい馬。
芝変わりに一縷の望みをと考えたのかもしれないが、悲しいくらいに希望的観測で案の定8頭立ての7着。

この選択は、「どうかしている」としかいえない

ローカル開催は、若手の減量騎手狙いが鉄則だ。
新潟開催からのレース提供に全くそぐわないアプローチで、これでは「どうしようもない」。

どう過大評価をしても「マイルス」がこうはならないだろう



2024/05/11

「えぶり」という競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

今回検証する「えぶり」の無料予想(無料情報)は、2024/05/11の東京7Rで提供された買い目である。


えぶりという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ えぶりの無料予想(2024/05/11)

結果:1-8(不的中)

「えぶり」が軸馬に推奨した12番マンマリアーレは8着。

これまでの成績を振り返ってみると新馬戦から4戦は芝を使われ、そこそこは走れていたが詰め切れずの競馬が続いていたため中山ダート1800mを試したところようやく勝利。

ゴールドシップ産駒ということでその後クラシックに乗せようと芝に戻すも、未勝利時代と同じような感じの走りで詰め切れず。

オークストライアルで敗れたことで芝に見切りをつけ、ダートに戻して2勝目を狙うも5戦して勝ち切れず。


中山ダート1800mで未勝利を勝ち上がり、その後も勝ち切れないながらも3着以下なしという成績ならば、すぐにチャンスが来そうに見えたかもしれないが、対して東京コースを避けるかの如く一度も使われていないのには、陣営的には走りが合わないという認識があったのであろう。


その証拠に今回は初めてブリンカーを付けてきている。つまりは何かを変えないと左回りを上手くこなせないという考えの表れだったのだ。

それほどまでに左回りに苦手意識があったのだろう。当然、調教でも左回りを何度も試していたはずだ。

そこで導き出された策がブリンカー装着なのだ。

馬によっては右も左も関係なく走れる馬はいるが、逆にどちらかを狙ってローテーションを組む馬も多数いる。


左回りコースは東京を筆頭に中京、新潟と直線が長いコースが多い。対して右回りは、中山コースに代表されるようにコーナーがきついコースが多い。

つまりは、バックストレッチや直線が長い左回りコースは、しっかりと折り合いがつけられないと走り切れないのだ。

そしてマンマリアーレは、中山コースを主戦場としてきたのならば折り合いに難がある馬だったのである。


えぶりが提供したレース

故のブリンカー装着。

ブリンカーを装着すれば、全ての馬が集中力が増すという足し算的な効果を期待できるものではなく、馬によっては視界が遮られることに戸惑い本来の走りができないことも普通にある。

今回はそれがモロに出た感があった。


左回りがほぼ未知数の馬を軸馬に据えるという発想は、ある意味一発狙いで今回は裏目に出た


結果論になってしまうが、例えば2着となったアルヴィエンヌは前走で東京ダート1600mを使い6着とそこそこの競馬をしている。

叩き3戦目でルメールを配してきたのであれば、こちらの方が狙いやすかったのではなかろうか?

コース適性をもう少し考えれば、組み立てのアプローチも変わってきたというレースであった。