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競馬の楽しみ方~注目馬編 (二刀流ドゥラエレーデに注目) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 二刀流ドゥラエレーデに注目

    二刀流ドゥラエレーデ

    今年の日本ダービーが終了し、勝ったのは皐月賞2着からの雪辱を果たしたタスティエーラ

    管理する堀宣行調教師は2015年ドゥラメンテに続く日本ダービー2勝目だ。
    すでに日本でもお馴染みとはなったが、短期免許で来日していたDレーン騎手は嬉しい初勝利となった。

    そんな日本ダービー、人気の一角となったスキルヴィングの悲しいお知らせもあり、波乱の大一番となった

    そんな波乱の序章となったのが、スタートでまさかの落馬競走中止となってしまったドゥラエレーデだろう。

    昨年暮れのホープフルSを14番人気の低評価で優勝して一気に名前を売ると、その勢いのままに年明け後はドバイのUAEダービーに挑戦して2着好走し、アグネスデジタル2世の誕生か?と期待されての大一番でアクシデントとは。
     
    ドゥラエレーデ 落馬
    ドゥラエレーデがスタート直後に落馬

    芝のデビュー戦を1番人気で敗れ、未勝利脱出となったがダート戦。
    その後に芝のGⅠを勝ってしまうのだから、何とも個性の強い馬である。

    芝でやや頭打ちになってダートで素質開花、という馬はよく目にするが、ドゥラエレーデに関してはまさに二刀流
    2歳時から芝・ダート兼用でここまでの実績を出した馬はそうそういない

    芝・ダート両方のGⅠを獲得したアグネスデジタルとて、芝で勝利を飾ったのは3歳秋のマイルCSが最初だった。

    野球界がオオタニなら、競馬界はドゥラエレーデか。

    ドゥラエレーデ
    ▲ ドゥラエレーデ


    この芝とダートの二刀流挑戦がどこまでいくのか、今後の活躍は非常に気になるところだが、早々に次走予定が発表された。

    先週のダメージがほとんどなかったことを踏まえ、春のグランプリ宝塚記念を目指すことが決まった。
    芝・ダート二刀流に加え、今度は過去あまり例のない3歳馬による宝塚記念への挑戦だ。



    宝塚記念へ参戦した3歳馬を見てみる

    ここで、過去に宝塚記念へ参戦した3歳馬を見てみる。
     
    2007年  ウオッカ(1番人気 8着) 
    2007年  アサクサキングス(11番人気 15着) 
    2003年  ネオユニヴァース(2番人気 4着) 
    2003年  サイレントディール (9番人気 10着) 
    2002年  ローエングリン(3番人気 3着) 
    2001年  ダービーレグノ(12番人気 11着) 
    1999年  オースミブライト(3番人気 6着) 
    1996年  ヒシナタリー(10番人気 4着) 
    1994年  イイデライナー (14番人気  12着) 
    1991年  イイデセゾン(7番人気 7着) 
    1991年  イイデサターン(10番人気 9着) 
      
      
    これまでの最高着順はローエングリンの3着。 
    日本ダービーを勝って臨んだネオユニヴァース、ウオッカも敗れているという、3歳馬にとっては鬼門の舞台である。
     
    …とはいえ、クラシックを全力で臨んだあとの6月の一戦だ。 
    ほとんどの馬はお釣りが大してないのだから、ここへ万全に臨む古馬とのアドバンテージがあるのは明らかだから、仕方のない結果ともいえよう。
     
    ただ、今年のドゥラエレーデは、日本ダービーが不完全燃焼に終わってしまっただけに、余力十分で臨める状態にあるだけに、クラシック未出走だったローエングリン並の期待をしていいのかもしれない。
     
    昨今は古馬が強力だが、色々な意味でまだまだ底を見せていないドゥラエレーデがどういう走りを見せてくれるのかは馬券抜きにしても注目だ。
    過去例にない果敢な挑戦を陰ながら応援したい。


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無料予想のある、優良競馬予想サイト

競馬予想サイトの、無料予想の抜き打ち検証

競馬予想サイトの抜き打ち検証」は、競馬予想 サイトが提供した無料予想を抜き 打ちで検証したものになります。

2024/05/11

マイルスという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

マイルスという競馬予想サイトだが、既に1ヶ月かけて無料予想の長期検証した検証結果は出ており、的中率55%(馬単、馬連、ワイド)の、回収率は31%
マイナス−12万 3300円」といった収支結果も出ている。

マイルスはしばらく前に検証した競馬予想サイトで、競馬検証.comではとっくに「悪評価」が付いているのだが、ここ最近になってまた「解体新書」や「競馬戦線」といった集客サイトで客集めをしているので、競馬検証.comでも久々に2週続けて検証することにした。

今回が流石に最後になると思うが、今回検証するマイルスの無料予想(無料情報)は、2024/05/11の新潟7Rで提供された買い目である。

マイルスという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ マイルスの無料予想(2024/05/11)

券種:馬単ボックス
券種:馬連ボックス
結果:5-8(不的中)

馬単馬連ともに不的中となった理由は、2着馬8番ルーチェロッサが入っていなかったことに尽きるが、何故この馬を入れなかったのか?

前走の福島戦は、6着とはいえ0.4秒差。
休み明けを一度使って良くなってきていたのは明らかで、加えて長丁場の競馬で集中力を切らさず最後まで踏ん張ったのも好材料だった

さらには今回は、減量騎手起用で一気の斤量3kg減小林勝太騎手
小林騎手はこの新潟開催フル参戦で4勝を挙げており、馬場のどこを通れば有利かというところも把握できていて、かなり乗れていた騎手

この2つの強調材料がありながら何故だ?

マイルスが提供したレース

対して、馬券に組み込まれていた7番キングリスティアは8歳の騙馬。
デビュー4戦目以降は全てダートを使われていた。
直近の成績も14着(最下位)、6着、11着(ブービー)。

斤量の恩恵もないに等しい馬。
芝変わりに一縷の望みをと考えたのかもしれないが、悲しいくらいに希望的観測で案の定8頭立ての7着。

この選択は、「どうかしている」としかいえない

ローカル開催は、若手の減量騎手狙いが鉄則だ。
新潟開催からのレース提供に全くそぐわないアプローチで、これでは「どうしようもない」。

どう過大評価をしても「マイルス」がこうはならないだろう



2024/05/11

「えぶり」という競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

今回検証する「えぶり」の無料予想(無料情報)は、2024/05/11の東京7Rで提供された買い目である。


えぶりという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ えぶりの無料予想(2024/05/11)

結果:1-8(不的中)

「えぶり」が軸馬に推奨した12番マンマリアーレは8着。

これまでの成績を振り返ってみると新馬戦から4戦は芝を使われ、そこそこは走れていたが詰め切れずの競馬が続いていたため中山ダート1800mを試したところようやく勝利。

ゴールドシップ産駒ということでその後クラシックに乗せようと芝に戻すも、未勝利時代と同じような感じの走りで詰め切れず。

オークストライアルで敗れたことで芝に見切りをつけ、ダートに戻して2勝目を狙うも5戦して勝ち切れず。


中山ダート1800mで未勝利を勝ち上がり、その後も勝ち切れないながらも3着以下なしという成績ならば、すぐにチャンスが来そうに見えたかもしれないが、対して東京コースを避けるかの如く一度も使われていないのには、陣営的には走りが合わないという認識があったのであろう。


その証拠に今回は初めてブリンカーを付けてきている。つまりは何かを変えないと左回りを上手くこなせないという考えの表れだったのだ。

それほどまでに左回りに苦手意識があったのだろう。当然、調教でも左回りを何度も試していたはずだ。

そこで導き出された策がブリンカー装着なのだ。

馬によっては右も左も関係なく走れる馬はいるが、逆にどちらかを狙ってローテーションを組む馬も多数いる。


左回りコースは東京を筆頭に中京、新潟と直線が長いコースが多い。対して右回りは、中山コースに代表されるようにコーナーがきついコースが多い。

つまりは、バックストレッチや直線が長い左回りコースは、しっかりと折り合いがつけられないと走り切れないのだ。

そしてマンマリアーレは、中山コースを主戦場としてきたのならば折り合いに難がある馬だったのである。


えぶりが提供したレース

故のブリンカー装着。

ブリンカーを装着すれば、全ての馬が集中力が増すという足し算的な効果を期待できるものではなく、馬によっては視界が遮られることに戸惑い本来の走りができないことも普通にある。

今回はそれがモロに出た感があった。


左回りがほぼ未知数の馬を軸馬に据えるという発想は、ある意味一発狙いで今回は裏目に出た


結果論になってしまうが、例えば2着となったアルヴィエンヌは前走で東京ダート1600mを使い6着とそこそこの競馬をしている。

叩き3戦目でルメールを配してきたのであれば、こちらの方が狙いやすかったのではなかろうか?

コース適性をもう少し考えれば、組み立てのアプローチも変わってきたというレースであった。