最終更新日:2024年05月20日に更新しました。現在までに確認した競馬予想サイトの口コミ数:116,023

競馬の楽しみ方~女性騎手編 (2023年のJRA女性ジョッキー達) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 2023年のJRA女性ジョッキー達

    デビューイヤーに51勝した、今村聖奈騎手

    2022年にデビューイヤーに51勝を挙げて一気に名前を売ったのは「藤田菜七子」と同じホリプロと契約してる今村聖奈騎手

    今村聖奈騎手
    ▲ 今村聖奈騎手


    過去にデビューイヤーで50勝以上を挙げたのは過去4人だけしかいない。

    ・1960年:加賀武見(58勝)
    ・1987年:武豊(69勝)
    ・1996年:福永祐一(53勝)
    ・2008年:三浦皇成(91勝)

    という錚々たる面々に続いての大記録だから、『凄い』以外の言葉が見当たらない。
     
     
     

    今村聖奈騎手の2年目のジンクス

    今村聖奈騎手の2年目の今年も2週を終えて3勝と上々の滑り出しとなっており、今年はさらなる活躍が期待される…ところだが、好調ゆえに「2年目のジンクス」はやはり気になるところだ。 
     
    騎乗馬の質は昨年同様にある程度約束されると思っていいが、昨年以上に楽な立場でなくなるところが大きい。 
    まだしばらく斤量の恩恵はあるが、他のジョッキーも黙ってスイスイと逃がせるようなことはないだろう。 

    極々一般的な話だが、斤量が軽ければ競走馬への負担が少なくなり、そのぶんスピードが出て前々に行けるのが減量騎手の強みである。

    それをして欲しくて減量騎手に依頼するケースがほとんどであり、馬込みに入ってのレースはそれ相応の技術力が必要になるため、経験の浅いジョッキーでは斤量の恩恵が相殺されてしまう。
    今村聖奈騎手だけではないが、若手ジョッキーが継続して結果を出していくためには、やはり技術力の向上なくしては話にならないのである。

    今村聖奈騎手としても、今年はとにかくレベルアップが最重要課題だ。

    これまで斤量の恩恵がなくなったとたんに勝てなくなり、騎乗依頼も減り…で再浮上できなくなった騎手はたくさんいる。(あの藤田菜七子もいま瀬戸際だ)
    とくに女性ジョッキーともなると、腕っぷしの強い男性ジョッキーたちと戦うわけだから、彼らに負けないくらいのパワーを身に付ける必要もある。
    過去女性ジョッキーたちが志半ばで引退していったのも、そういった壁にぶち当ったケースばかり。
    ジョッキーたるもの、馬を御せてこそ…だ。

     
    そんな今村騎手、エージェント等の繋がりもあり、福永祐一騎手に師事を仰いでいる。 

    追い切りの時などで会話をしているシーンをよく目にする。
    福永騎手が引退してもこの関係はしばらく続くものと思うが、現役のうちにどれだけ教えてもらい、吸収できるかは、本人にとってとても大事なことだ。

    先ほども名前を挙げたが、今、大注目の今村聖奈騎手でさえ藤田菜七子騎手のように一時のブームが終わって苦しむ時期が来ることは、決して他人事ではない。
    あくまで個人的な予想だが、今シーズンの今村騎手は決して順風満帆とはいかないのではないだろうか。
    試練の2年目となるが、どこまで成長できるか、1年間注目して見ていきたい。



    永島まなみ騎手にも注目

    逆に、2年目で成長を遂げたのは、デビュー年の7勝から2年目で3倍の21勝を挙げた永島まなみ騎手だ。

    永島まなみ騎手
    ▲ 永島まなみ騎手


    こちらは栗東滞在をしている横山典騎手が目をかけ始めたことで目覚ましく成長を遂げたようだ。
    今村聖奈騎手ほどコネクションがない中、地道に努力してのこの成績はまた立派と言える。
    今村聖奈騎手のライバルとして立ちはだかる可能性も十分にあるだろう。



    2023年デビューの女性ジョッキー達

    また、2023年は3月に3名の女性ジョッキーがデビュー予定
     
    2023年デビューの女性ジョッキー達・大江原 比呂 ・河原田 菜々 ・小林 美駒
    ▲ 2023年デビューの女性ジョッキー達


    (左)大江原 比呂
    (中)小林 美駒
    (右)河原田 菜々
     
    無事に合格できれば現役の4名と合わせて計7名JRA女性ジョッキーが誕生することになる。 

    全員が全員…という訳にはいかないだろうが、それぞれが個性を発揮して幅広く活躍する将来を楽しみにしたい。 


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競馬予想サイトの抜き打ち検証」は、競馬予想 サイトが提供した無料予想を抜き 打ちで検証したものになります。

2024/05/11

「えぶり」という競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

今回検証する「えぶり」の無料予想(無料情報)は、2024/05/11の東京7Rで提供された買い目である。


えぶりという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ えぶりの無料予想(2024/05/11)

結果:1-8(不的中)

「えぶり」が軸馬に推奨した12番マンマリアーレは8着。

これまでの成績を振り返ってみると新馬戦から4戦は芝を使われ、そこそこは走れていたが詰め切れずの競馬が続いていたため中山ダート1800mを試したところようやく勝利。

ゴールドシップ産駒ということでその後クラシックに乗せようと芝に戻すも、未勝利時代と同じような感じの走りで詰め切れず。

オークストライアルで敗れたことで芝に見切りをつけ、ダートに戻して2勝目を狙うも5戦して勝ち切れず。


中山ダート1800mで未勝利を勝ち上がり、その後も勝ち切れないながらも3着以下なしという成績ならば、すぐにチャンスが来そうに見えたかもしれないが、対して東京コースを避けるかの如く一度も使われていないのには、陣営的には走りが合わないという認識があったのであろう。


その証拠に今回は初めてブリンカーを付けてきている。つまりは何かを変えないと左回りを上手くこなせないという考えの表れだったのだ。

それほどまでに左回りに苦手意識があったのだろう。当然、調教でも左回りを何度も試していたはずだ。

そこで導き出された策がブリンカー装着なのだ。

馬によっては右も左も関係なく走れる馬はいるが、逆にどちらかを狙ってローテーションを組む馬も多数いる。


左回りコースは東京を筆頭に中京、新潟と直線が長いコースが多い。対して右回りは、中山コースに代表されるようにコーナーがきついコースが多い。

つまりは、バックストレッチや直線が長い左回りコースは、しっかりと折り合いがつけられないと走り切れないのだ。

そしてマンマリアーレは、中山コースを主戦場としてきたのならば折り合いに難がある馬だったのである。


えぶりが提供したレース

故のブリンカー装着。

ブリンカーを装着すれば、全ての馬が集中力が増すという足し算的な効果を期待できるものではなく、馬によっては視界が遮られることに戸惑い本来の走りができないことも普通にある。

今回はそれがモロに出た感があった。


左回りがほぼ未知数の馬を軸馬に据えるという発想は、ある意味一発狙いで今回は裏目に出た


結果論になってしまうが、例えば2着となったアルヴィエンヌは前走で東京ダート1600mを使い6着とそこそこの競馬をしている。

叩き3戦目でルメールを配してきたのであれば、こちらの方が狙いやすかったのではなかろうか?

コース適性をもう少し考えれば、組み立てのアプローチも変わってきたというレースであった。




2024/05/11

マイルスという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

マイルスという競馬予想サイトだが、既に1ヶ月かけて無料予想の長期検証した検証結果は出ており、的中率55%(馬単、馬連、ワイド)の、回収率は31%
マイナス−12万 3300円」といった収支結果も出ている。

マイルスはしばらく前に検証した競馬予想サイトで、競馬検証.comではとっくに「悪評価」が付いているのだが、ここ最近になってまた「解体新書」や「競馬戦線」といった集客サイトで客集めをしているので、競馬検証.comでも久々に2週続けて検証することにした。

今回が流石に最後になると思うが、今回検証するマイルスの無料予想(無料情報)は、2024/05/11の新潟7Rで提供された買い目である。

マイルスという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ マイルスの無料予想(2024/05/11)

券種:馬単ボックス
券種:馬連ボックス
結果:5-8(不的中)

馬単馬連ともに不的中となった理由は、2着馬8番ルーチェロッサが入っていなかったことに尽きるが、何故この馬を入れなかったのか?

前走の福島戦は、6着とはいえ0.4秒差。
休み明けを一度使って良くなってきていたのは明らかで、加えて長丁場の競馬で集中力を切らさず最後まで踏ん張ったのも好材料だった

さらには今回は、減量騎手起用で一気の斤量3kg減小林勝太騎手
小林騎手はこの新潟開催フル参戦で4勝を挙げており、馬場のどこを通れば有利かというところも把握できていて、かなり乗れていた騎手

この2つの強調材料がありながら何故だ?

マイルスが提供したレース

対して、馬券に組み込まれていた7番キングリスティアは8歳の騙馬。
デビュー4戦目以降は全てダートを使われていた。
直近の成績も14着(最下位)、6着、11着(ブービー)。

斤量の恩恵もないに等しい馬。
芝変わりに一縷の望みをと考えたのかもしれないが、悲しいくらいに希望的観測で案の定8頭立ての7着。

この選択は、「どうかしている」としかいえない

ローカル開催は、若手の減量騎手狙いが鉄則だ。
新潟開催からのレース提供に全くそぐわないアプローチで、これでは「どうしようもない」。

どう過大評価をしても「マイルス」がこうはならないだろう