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競馬の楽しみ方~調教師・厩舎編 (2023年引退間近の厩舎に恒例の「ヤリ」話?) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 引退間近の厩舎の出走馬に恒例の「ヤリ」話?

    定年を迎え引退となる名調教師

    今年は福永騎手の引退一色の競馬サークルだが、定年を迎え引退となる名調教師たちの存在も忘れてはならない。
     
    2023年2月いっぱいで引退する調教師たち
    ▲ 2023年2月で引退する調教師たち


    ・橋田満 調教師
    ・南井克己 調教師
    ・大江原哲 調教師
    ・五十嵐忠男 調教師
    ・池添兼雄 調教師
     
    の5名が2023年2月いっぱいで引退する
     
    橋田満調教師と言えば、サイレンススズカをはじめ、アドマイヤグルーヴ、アドマイヤコジーン、ディアドラなど、多くのGⅠタイトルを手にしてきた名トレーナーだ。 
    グレードレース63勝は実に輝かしい実績である。 
     
    ナリタブライアンでの3冠が有名な南井克己調教師は、騎手としても活躍した。

    その他の3名もジョッキーから調教師に転身し、50年近くホースマンとして中央競馬を支えてきた。
    毎年リーディング争いをするような華やかなジョッキー人生…ではなかったものの、定年まで調教師を続けること自体が凄いと思う。
    残り2週だが、最後まで役目を全うして頂きたいところだ。
     


    引退となる名調教師たちの最後のひと稼ぎ?

    そんな引退(解散)間近となる厩舎で、この時期になると毎年のように囁かれるのが「ヤリ」話

    その話の真偽のほどは?だが、「これで担当を離れるので目いっぱい仕上げてきました」「テキに最後の勝利をあげたいので…」などといった類の勝負話はよく耳にする。
    身内も馬券勝負…といった、噂が飛び交うくらいにまで発展することも。


    そんな中、冒頭で紹介した調教師の1人。美浦・大江原哲厩舎の管理馬が、先週のレースで大激走した。

    2月11日、東京競馬10R・雲雀ステークスで7番人気のグラスミヤラビが勝利。
    前走・昨年末の阪神で大敗を喫し、そこから立て直しての一戦が今回だ。
    しっかりと変わり身を見せる形で勝利、オープン入りを果たした。

    ちなみこの勝利が大江原哲厩舎の2023年初勝利で、鞍上は長くこの厩舎と関係性が強い柴田善臣騎手。
    3勝クラスで賞金も高いレースとあり、あくまでも結果論ではあるが、ここは勝負の一戦、つまり『ヤリ』だった可能性は十分にある

    …という感じで、引退間近の厩舎の出走馬は十分にチェックしておかなければいけない

    今週からの2週間はとくにそのような思惑での出走が多い傾向だ。
    調教内容や臨戦過程などをチェックし、今までと雰囲気が違うようなケースは馬券を買ってみても面白い。
     
    しかしながら、逆のパターンがあることも頭に入れておかなければいけない。 
    「計算は全くできないけど、このまま走らせずに手放すのも勿体ないからとりあえず…」というヤケクソ出走も多くあるからなぁ(笑)
     


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競馬予想サイトの、無料予想の抜き打ち検証

競馬予想サイトの抜き打ち検証」は、競馬予想 サイトが提供した無料予想を抜き 打ちで検証したものになります。

2024/05/11

マイルスという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

マイルスという競馬予想サイトだが、既に1ヶ月かけて無料予想の長期検証した検証結果は出ており、的中率55%(馬単、馬連、ワイド)の、回収率は31%
マイナス−12万 3300円」といった収支結果も出ている。

マイルスはしばらく前に検証した競馬予想サイトで、競馬検証.comではとっくに「悪評価」が付いているのだが、ここ最近になってまた「解体新書」や「競馬戦線」といった集客サイトで客集めをしているので、競馬検証.comでも久々に2週続けて検証することにした。

今回が流石に最後になると思うが、今回検証するマイルスの無料予想(無料情報)は、2024/05/11の新潟7Rで提供された買い目である。

マイルスという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ マイルスの無料予想(2024/05/11)

券種:馬単ボックス
券種:馬連ボックス
結果:5-8(不的中)

馬単馬連ともに不的中となった理由は、2着馬8番ルーチェロッサが入っていなかったことに尽きるが、何故この馬を入れなかったのか?

前走の福島戦は、6着とはいえ0.4秒差。
休み明けを一度使って良くなってきていたのは明らかで、加えて長丁場の競馬で集中力を切らさず最後まで踏ん張ったのも好材料だった

さらには今回は、減量騎手起用で一気の斤量3kg減小林勝太騎手
小林騎手はこの新潟開催フル参戦で4勝を挙げており、馬場のどこを通れば有利かというところも把握できていて、かなり乗れていた騎手

この2つの強調材料がありながら何故だ?

マイルスが提供したレース

対して、馬券に組み込まれていた7番キングリスティアは8歳の騙馬。
デビュー4戦目以降は全てダートを使われていた。
直近の成績も14着(最下位)、6着、11着(ブービー)。

斤量の恩恵もないに等しい馬。
芝変わりに一縷の望みをと考えたのかもしれないが、悲しいくらいに希望的観測で案の定8頭立ての7着。

この選択は、「どうかしている」としかいえない

ローカル開催は、若手の減量騎手狙いが鉄則だ。
新潟開催からのレース提供に全くそぐわないアプローチで、これでは「どうしようもない」。

どう過大評価をしても「マイルス」がこうはならないだろう



2024/05/11

「えぶり」という競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

今回検証する「えぶり」の無料予想(無料情報)は、2024/05/11の東京7Rで提供された買い目である。


えぶりという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ えぶりの無料予想(2024/05/11)

結果:1-8(不的中)

「えぶり」が軸馬に推奨した12番マンマリアーレは8着。

これまでの成績を振り返ってみると新馬戦から4戦は芝を使われ、そこそこは走れていたが詰め切れずの競馬が続いていたため中山ダート1800mを試したところようやく勝利。

ゴールドシップ産駒ということでその後クラシックに乗せようと芝に戻すも、未勝利時代と同じような感じの走りで詰め切れず。

オークストライアルで敗れたことで芝に見切りをつけ、ダートに戻して2勝目を狙うも5戦して勝ち切れず。


中山ダート1800mで未勝利を勝ち上がり、その後も勝ち切れないながらも3着以下なしという成績ならば、すぐにチャンスが来そうに見えたかもしれないが、対して東京コースを避けるかの如く一度も使われていないのには、陣営的には走りが合わないという認識があったのであろう。


その証拠に今回は初めてブリンカーを付けてきている。つまりは何かを変えないと左回りを上手くこなせないという考えの表れだったのだ。

それほどまでに左回りに苦手意識があったのだろう。当然、調教でも左回りを何度も試していたはずだ。

そこで導き出された策がブリンカー装着なのだ。

馬によっては右も左も関係なく走れる馬はいるが、逆にどちらかを狙ってローテーションを組む馬も多数いる。


左回りコースは東京を筆頭に中京、新潟と直線が長いコースが多い。対して右回りは、中山コースに代表されるようにコーナーがきついコースが多い。

つまりは、バックストレッチや直線が長い左回りコースは、しっかりと折り合いがつけられないと走り切れないのだ。

そしてマンマリアーレは、中山コースを主戦場としてきたのならば折り合いに難がある馬だったのである。


えぶりが提供したレース

故のブリンカー装着。

ブリンカーを装着すれば、全ての馬が集中力が増すという足し算的な効果を期待できるものではなく、馬によっては視界が遮られることに戸惑い本来の走りができないことも普通にある。

今回はそれがモロに出た感があった。


左回りがほぼ未知数の馬を軸馬に据えるという発想は、ある意味一発狙いで今回は裏目に出た


結果論になってしまうが、例えば2着となったアルヴィエンヌは前走で東京ダート1600mを使い6着とそこそこの競馬をしている。

叩き3戦目でルメールを配してきたのであれば、こちらの方が狙いやすかったのではなかろうか?

コース適性をもう少し考えれば、組み立てのアプローチも変わってきたというレースであった。