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競馬の楽しみ方~番外編★ (2022年は1番人気が勝てない?珍記録・新記録) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 2022年は1番人気が勝てない?珍記録・新記録

    珍記録・新記録

    馬券が当たらない」というセリフは、これまでに何度言ったかわからないが(笑)、今年の中央競馬はとくに難解と感じている人は多いのではないだろうか。

    今回検証したいのは重賞レースで、なんと年明けの金杯を皮切りに、先週までなんと1番人気が1頭も勝てておらず16連敗となっている。

    これまでのJRA重賞での1番人気連敗記録2016年の10連敗があったが、今年2022年はそれを大きく上回っていて更新中なのである。


    2022年1番人気馬の着順を調べる

    2022年の、ここまでの1番人気馬の結果を整理してみた。

    レース名 1番人気馬 着順
    中山金杯 ヒートオンビート 3着
    京都金杯 エアロロノア 6着
    新参記念 ラスール 7着
    フェアリーS スターズオンアース 2着
    愛知杯 アンドヴァラナウト 11着
    日経新春杯 ステラヴェローチェ 2着
    京成杯 アライバル 4着
    東海S オーヴェルニュ 2着
    AJCC オーソクレース 6着
    シルクロードS カレンモエ 7着
    根岸S ソリストサンダー 9着
    きさらぎ賞 ストロングウィル 5着
    東京新聞杯 ファインルージュ 2着
    クイーンC スターズオンアース 2着
    京都記念 ユーバーレーベン 5着
    共同通信杯 ジオグリフ 2着


    今年はファンも迷っている

    …こうやって一覧にしてみると、敗れて納得できるような1番人気馬もチラホラいる。
    まぁ終わったことなのでいくらでも偉そうに言えるのだが、いわゆる「危険な人気馬」的な馬が結構多かった印象がある。

    とりわけ、きさらぎ賞でストロングウィル1番人気になった時は驚いた
    勝ったマテンロウレオ、2着のダンテスヴューはともに重賞で好走実績のある馬だったのだが、そんな面々を差し置いて、未勝利を勝ったばかりのストロングウィルが1番人気に支持されたのである。

    もちろんその未勝利戦の勝ちっぷりがよく十分に期待できる存在では確かにあったのだが、まさか1番人気にまで推されるとはマスコミはもちろん、厩舎関係者らも予想していなかった様子だった。
    ただ、それだけ馬券を買うファンも悩んでいるということだろう。

    これまた結果論だが、今年ここまでの重賞レースで簡単に買えたレースは少なかったように思う。
    ハンデ戦などにおいても、確固たる軸馬や「まず負けない」と思える馬がおらず、オッズ以上に能力拮抗なメンバー構成のレースが多かった。

    そこに今年は「1番人気は怪しいから」といった妙な邪念が入り、さらに馬券予想を難しくしているようである。



    注目の2022年GI一発目、連敗記録ストップとなるか

    そして今週は、2022年のGI一発目となるフェブラリーSが開催される。
    先日の「日本ダート界のスターが不在」というタイトルで書いた競馬コラムでも少し取り上げたように、今のダート界は文字通りの混戦模様だ。

    こと中距離だけで言えばテーオーケインズ、チュウワウィザードが今年も引っ張っていってくれそうだが、このマイル(+短距離)戦線はとにかく大混戦となっている

    気になる1番人気はどの馬になるのだろうか
    下馬評ではカフェファラオか…という状況だが、これもまた押し出されるような形での支持。
    ディフェンディングチャンピオンとして力は見せてほしいところだが、前走チャンピオンズカップ凡走以来の一戦となるだけに果たしてどうなることやら。

    その他の有力どころは…

    再度のダート挑戦となるソダシ

    ややマイルが長い嫌いのあるレッドルゼル

    逆にマイルは忙しそうなスワーヴアラミス

    …やはり混戦である。


    フェブラリーSの前日には東西で2つの重賞(ダイヤモンドS、京都牝馬S)があり、そして同日に小倉大賞典が行われるが、そこで連敗記録ストップとなるのか。はたまた記録を18にしてフェブラリーSを迎えるのか。

    競馬ファンとしては、いつも以上にオッズのとの闘いを強いられる週末になりそうだが、連敗も不的中もいつかは終わりがくるものだ(笑)


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無料予想のある、優良競馬予想サイト

競馬予想サイトの、無料予想の抜き打ち検証

競馬予想サイトの抜き打ち検証」は、競馬予想 サイトが提供した無料予想を抜き 打ちで検証したものになります。

2024/05/11

マイルスという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

マイルスという競馬予想サイトだが、既に1ヶ月かけて無料予想の長期検証した検証結果は出ており、的中率55%(馬単、馬連、ワイド)の、回収率は31%
マイナス−12万 3300円」といった収支結果も出ている。

マイルスはしばらく前に検証した競馬予想サイトで、競馬検証.comではとっくに「悪評価」が付いているのだが、ここ最近になってまた「解体新書」や「競馬戦線」といった集客サイトで客集めをしているので、競馬検証.comでも久々に2週続けて検証することにした。

今回が流石に最後になると思うが、今回検証するマイルスの無料予想(無料情報)は、2024/05/11の新潟7Rで提供された買い目である。

マイルスという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ マイルスの無料予想(2024/05/11)

券種:馬単ボックス
券種:馬連ボックス
結果:5-8(不的中)

馬単馬連ともに不的中となった理由は、2着馬8番ルーチェロッサが入っていなかったことに尽きるが、何故この馬を入れなかったのか?

前走の福島戦は、6着とはいえ0.4秒差。
休み明けを一度使って良くなってきていたのは明らかで、加えて長丁場の競馬で集中力を切らさず最後まで踏ん張ったのも好材料だった

さらには今回は、減量騎手起用で一気の斤量3kg減小林勝太騎手
小林騎手はこの新潟開催フル参戦で4勝を挙げており、馬場のどこを通れば有利かというところも把握できていて、かなり乗れていた騎手

この2つの強調材料がありながら何故だ?

マイルスが提供したレース

対して、馬券に組み込まれていた7番キングリスティアは8歳の騙馬。
デビュー4戦目以降は全てダートを使われていた。
直近の成績も14着(最下位)、6着、11着(ブービー)。

斤量の恩恵もないに等しい馬。
芝変わりに一縷の望みをと考えたのかもしれないが、悲しいくらいに希望的観測で案の定8頭立ての7着。

この選択は、「どうかしている」としかいえない

ローカル開催は、若手の減量騎手狙いが鉄則だ。
新潟開催からのレース提供に全くそぐわないアプローチで、これでは「どうしようもない」。

どう過大評価をしても「マイルス」がこうはならないだろう



2024/05/11

「えぶり」という競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

今回検証する「えぶり」の無料予想(無料情報)は、2024/05/11の東京7Rで提供された買い目である。


えぶりという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ えぶりの無料予想(2024/05/11)

結果:1-8(不的中)

「えぶり」が軸馬に推奨した12番マンマリアーレは8着。

これまでの成績を振り返ってみると新馬戦から4戦は芝を使われ、そこそこは走れていたが詰め切れずの競馬が続いていたため中山ダート1800mを試したところようやく勝利。

ゴールドシップ産駒ということでその後クラシックに乗せようと芝に戻すも、未勝利時代と同じような感じの走りで詰め切れず。

オークストライアルで敗れたことで芝に見切りをつけ、ダートに戻して2勝目を狙うも5戦して勝ち切れず。


中山ダート1800mで未勝利を勝ち上がり、その後も勝ち切れないながらも3着以下なしという成績ならば、すぐにチャンスが来そうに見えたかもしれないが、対して東京コースを避けるかの如く一度も使われていないのには、陣営的には走りが合わないという認識があったのであろう。


その証拠に今回は初めてブリンカーを付けてきている。つまりは何かを変えないと左回りを上手くこなせないという考えの表れだったのだ。

それほどまでに左回りに苦手意識があったのだろう。当然、調教でも左回りを何度も試していたはずだ。

そこで導き出された策がブリンカー装着なのだ。

馬によっては右も左も関係なく走れる馬はいるが、逆にどちらかを狙ってローテーションを組む馬も多数いる。


左回りコースは東京を筆頭に中京、新潟と直線が長いコースが多い。対して右回りは、中山コースに代表されるようにコーナーがきついコースが多い。

つまりは、バックストレッチや直線が長い左回りコースは、しっかりと折り合いがつけられないと走り切れないのだ。

そしてマンマリアーレは、中山コースを主戦場としてきたのならば折り合いに難がある馬だったのである。


えぶりが提供したレース

故のブリンカー装着。

ブリンカーを装着すれば、全ての馬が集中力が増すという足し算的な効果を期待できるものではなく、馬によっては視界が遮られることに戸惑い本来の走りができないことも普通にある。

今回はそれがモロに出た感があった。


左回りがほぼ未知数の馬を軸馬に据えるという発想は、ある意味一発狙いで今回は裏目に出た


結果論になってしまうが、例えば2着となったアルヴィエンヌは前走で東京ダート1600mを使い6着とそこそこの競馬をしている。

叩き3戦目でルメールを配してきたのであれば、こちらの方が狙いやすかったのではなかろうか?

コース適性をもう少し考えれば、組み立てのアプローチも変わってきたというレースであった。