最終更新日:2024年05月20日に更新しました。現在までに確認した競馬予想サイトの口コミ数:116,023

競馬の楽しみ方~過去の名馬編 (競走馬の適齢期〜続けるか否かも大きな賭け。) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 競走馬の適齢期〜競走馬を続けるか否かも大きな賭け。

    ダービー馬、マカヒキが復活

    先日の阪神競馬場で行われた京都新聞杯を制したのは、2016年の日本ダービー馬マカヒキだ。

    その日本ダービーを勝った後にフランスへ遠征し、凱旋門賞は見せ場なく14着大敗したが、その前の前哨戦ニエル賞を勝って以降、勝ち星から遠ざかること5年

    近年は順調にレースを使うこともできず、競走馬としての限界が見え隠れしてきた中での勝利となった。
    多くの競馬ファンの感動を呼んだのは間違いない。
    京都新聞杯を制したのは、2016年の日本ダービー馬マカヒキ
     
    実際のところレースレベルや道中の流れなど展開がマカヒキに向いたのは事実で、ただ近走の不振を払拭させるような走りっぷりが何とも言えないインパクトだった。「ダービー馬」らしさを見せてくれたレースとなった。

    早めに引退を決断し、種牡馬として生きる道もあったはずなのに、ここまで走り続けてきたマカヒキ
    粘り強く諦めなかったオーナーと、厩舎の努力が実った瞬間と言える。



    過去に復活を果たした馬たち

    そんなマカヒキのように、長年スランプ陥りながらも見事復活を果たした馬が過去にもいる。

    前年(1992年)の有馬記念を大敗し、その後丸1年の休養を経て挑んだ翌年(1993年)の有馬記念で勝利を挙げたトウカイテイオーは今でも色褪せることなく語り継がれる伝説だ。

    また有馬記念と言えば、骨折もあて3歳シーズンは全く結果が出せなかったものの、暮れの大一番で結果を出した1998年のグラスワンダーも印象的な1頭。

    ダート界では屈腱炎による約2年半の休養を経て、再度GIの頂点に立ったカネヒキリもいる。
    当時は競走馬として復帰することすら難しいとされていた屈腱炎で復帰戦の武蔵野Sこそ敗れたものの、そこからキッチリと変わり身を見せたジャパンカップダート(現チャンピオンズカップ)と、その後も交流JpnIを勝利するなどまさに完全復活を遂げた。

    あとは「名馬」…とまではいかないかもしれないが、引退レースとしていた2009年日経新春杯で約3年ぶりの勝利を挙げたテイエムプリキュアの名前も挙げておこうか。
    デビューから無傷の3連勝で阪神JFを制覇し、クラシック戦線での活躍も期待されたが、その後は全くと言っていいほど結果が出せず、その日経新春杯まで24走して馬券に絡んだのはわずか1回だけだった(2008年日経新春杯3着)
    その復活勝利で引退が撤回されることになったのだが、その年のエリザベス女王杯で2着に入るなど、牝馬ながら7歳まで競走馬として全うした。



    キセキも最後に「キセキ」を起こせるか

    復活」…と言えば、その京都大賞典で3着だったキセキも久々の勝利が期待される1頭だ。
    2017年の菊花賞を勝って以来、約4年間勝ち星から遠ざかっている

    この4年の間でGI2着が4回。タラレバかもしれないが、ちょっとしたタイミングや巡り合わせが噛み合えばGIはもう2つ3つ勝っていても不思議ではないほどで、勝ち切れないレースが続いている。
    ただ大崩れせずに走っているのは今も力が衰えていない証拠だろう。何とか最後にもうひと花咲かせてほしいと個人的に応援している。



    競走馬としての適齢期は?

    繁殖活動も競走馬としての大切な役目だ。
    ひと昔前よりもその重要性、価値が高く捉えられるようになってからは、長年競走馬を続けるという馬は少なくなってきた

    牡馬は種牡馬としての道が閉ざされていれば走れるだけ走る…という考えは大きくは変わらないが、牝馬はより多く繁殖するために5歳の春には引退して繁殖入りする馬が多数だ。

    とくに社台グループの牝馬は計画的なビジネスで、ピークを迎えて競走馬として1年を過ごすよりも、子供を産み、その仔が競りで買われ、少しでも多く子孫を残すことに重きを置いている。

    このビジネススタイルは、何も社台グループにはじまったことではなく、欧州やアメリカの競馬界は昔からそういう傾向がある。
    日本はそのような海外の手法?を徐々に取り入れているという状況だ。

    ただ、早く繁殖に上がったからと言って必ずしも良い仔が出るわけではないし、長く現役を続けたからと言ってそのぶん稼げる保証もない。
    我々が1レース1レース馬券に勝負を賭けているように、競走馬・陣営も勝負を賭けて判断をしているということだw


無料予想のある、優良競馬予想サイト

競馬予想サイトの、無料予想の抜き打ち検証

競馬予想サイトの抜き打ち検証」は、競馬予想 サイトが提供した無料予想を抜き 打ちで検証したものになります。

2024/05/11

「えぶり」という競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

今回検証する「えぶり」の無料予想(無料情報)は、2024/05/11の東京7Rで提供された買い目である。


えぶりという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ えぶりの無料予想(2024/05/11)

結果:1-8(不的中)

「えぶり」が軸馬に推奨した12番マンマリアーレは8着。

これまでの成績を振り返ってみると新馬戦から4戦は芝を使われ、そこそこは走れていたが詰め切れずの競馬が続いていたため中山ダート1800mを試したところようやく勝利。

ゴールドシップ産駒ということでその後クラシックに乗せようと芝に戻すも、未勝利時代と同じような感じの走りで詰め切れず。

オークストライアルで敗れたことで芝に見切りをつけ、ダートに戻して2勝目を狙うも5戦して勝ち切れず。


中山ダート1800mで未勝利を勝ち上がり、その後も勝ち切れないながらも3着以下なしという成績ならば、すぐにチャンスが来そうに見えたかもしれないが、対して東京コースを避けるかの如く一度も使われていないのには、陣営的には走りが合わないという認識があったのであろう。


その証拠に今回は初めてブリンカーを付けてきている。つまりは何かを変えないと左回りを上手くこなせないという考えの表れだったのだ。

それほどまでに左回りに苦手意識があったのだろう。当然、調教でも左回りを何度も試していたはずだ。

そこで導き出された策がブリンカー装着なのだ。

馬によっては右も左も関係なく走れる馬はいるが、逆にどちらかを狙ってローテーションを組む馬も多数いる。


左回りコースは東京を筆頭に中京、新潟と直線が長いコースが多い。対して右回りは、中山コースに代表されるようにコーナーがきついコースが多い。

つまりは、バックストレッチや直線が長い左回りコースは、しっかりと折り合いがつけられないと走り切れないのだ。

そしてマンマリアーレは、中山コースを主戦場としてきたのならば折り合いに難がある馬だったのである。


えぶりが提供したレース

故のブリンカー装着。

ブリンカーを装着すれば、全ての馬が集中力が増すという足し算的な効果を期待できるものではなく、馬によっては視界が遮られることに戸惑い本来の走りができないことも普通にある。

今回はそれがモロに出た感があった。


左回りがほぼ未知数の馬を軸馬に据えるという発想は、ある意味一発狙いで今回は裏目に出た


結果論になってしまうが、例えば2着となったアルヴィエンヌは前走で東京ダート1600mを使い6着とそこそこの競馬をしている。

叩き3戦目でルメールを配してきたのであれば、こちらの方が狙いやすかったのではなかろうか?

コース適性をもう少し考えれば、組み立てのアプローチも変わってきたというレースであった。




2024/05/11

マイルスという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

マイルスという競馬予想サイトだが、既に1ヶ月かけて無料予想の長期検証した検証結果は出ており、的中率55%(馬単、馬連、ワイド)の、回収率は31%
マイナス−12万 3300円」といった収支結果も出ている。

マイルスはしばらく前に検証した競馬予想サイトで、競馬検証.comではとっくに「悪評価」が付いているのだが、ここ最近になってまた「解体新書」や「競馬戦線」といった集客サイトで客集めをしているので、競馬検証.comでも久々に2週続けて検証することにした。

今回が流石に最後になると思うが、今回検証するマイルスの無料予想(無料情報)は、2024/05/11の新潟7Rで提供された買い目である。

マイルスという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ マイルスの無料予想(2024/05/11)

券種:馬単ボックス
券種:馬連ボックス
結果:5-8(不的中)

馬単馬連ともに不的中となった理由は、2着馬8番ルーチェロッサが入っていなかったことに尽きるが、何故この馬を入れなかったのか?

前走の福島戦は、6着とはいえ0.4秒差。
休み明けを一度使って良くなってきていたのは明らかで、加えて長丁場の競馬で集中力を切らさず最後まで踏ん張ったのも好材料だった

さらには今回は、減量騎手起用で一気の斤量3kg減小林勝太騎手
小林騎手はこの新潟開催フル参戦で4勝を挙げており、馬場のどこを通れば有利かというところも把握できていて、かなり乗れていた騎手

この2つの強調材料がありながら何故だ?

マイルスが提供したレース

対して、馬券に組み込まれていた7番キングリスティアは8歳の騙馬。
デビュー4戦目以降は全てダートを使われていた。
直近の成績も14着(最下位)、6着、11着(ブービー)。

斤量の恩恵もないに等しい馬。
芝変わりに一縷の望みをと考えたのかもしれないが、悲しいくらいに希望的観測で案の定8頭立ての7着。

この選択は、「どうかしている」としかいえない

ローカル開催は、若手の減量騎手狙いが鉄則だ。
新潟開催からのレース提供に全くそぐわないアプローチで、これでは「どうしようもない」。

どう過大評価をしても「マイルス」がこうはならないだろう