最終更新日:2024年05月20日に更新しました。現在までに確認した競馬予想サイトの口コミ数:116,023

競馬の楽しみ方〜競馬業界を考察する (進化する競馬場) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 進化する競馬場

    阪神競馬場改修工事

    秋のGⅠシリーズ真っ只中。

    今年の春に新装した京都競馬場も賑わいを見せているが、そんな中でお隣の阪神競馬場改修工事のお知らせが。
     
    メインスタンドの改修に伴い、来年2024年春から2025年の春頃まで阪神競馬が休止となる。 
     
    現在の阪神競馬場
    ▲ 現在の阪神競馬場


    現在の阪神競馬場
    ▲ 現在の阪神競馬場


    前述の京都競馬場ほどの改修ではないが、今あるスタンドを部分的に改修するとのことで約1年間の短いお休みだ。 
     
    その工事において、観戦席の仕様変更(間隔を空けた座席配置)、グループ席やプライベートエリアの設置、インフラ・ホスピタリティの拡充と、昨今の来場者のニーズに合わせるためのアップデートが行われるとのことだ。

    1991年竣工と比較的新しい建物ではあるが、東京や京都に比べるとやや座席エリアが少なく、多くの人がゆったり競馬観戦を楽しめる環境というと、やや満足度が落ちるところもあっただけに、このタイミングで京都ともに関西の競馬場がレベルアップすることになる。

    コロナ禍でインターネット投票は大きく数字を伸ばすことに大成功したが、そんなコロナも落ち着き始めた今、改めてレジャーとしてのオフラインにおける価値が重要になっている。

    ウマ娘に頼るのも限界があるというもので、競馬場もレジャーのひとつとして、進化を続けていかなければ、新しいファンを獲得していくことができない(笑)
     


    今後の変更にも注目の競馬

    そんな阪神と言えば、春の大阪杯と宝塚記念に、年末の2歳GⅠとビッグレースが開催される競馬場である。

    来年2024年に関しては、大阪杯(2回阪神)までを阪神競馬場で行い、その後毎年行われていた6月からの阪神開催を京都競馬場で行う
    すなわち宝塚記念が京都競馬場で行われるのだ。
    9月は中京競馬場で、そして年末は京都競馬場で開催することが決まり、阪神JFと朝日杯FSはともに京都での開催となる。

    ちなみに、宝塚記念が京都競馬場で行われたのは、ディープインパクトが勝った2006年以来のこと。

    阪神競馬の改修以外にも、2024年は地方競馬を含めたダートグレードレースの整備に伴い、例年東京競馬場で行われていたユニコーンSが京都1900m戦で開催されたり、夏の暑さ対策として、休止時間と薄暮レースの開催が決まったりするなど、色々と今後の変更点が発表されている

    変化に対応していくファンはやや近年大変な印象もあるが、競馬が長く続いていくためだと思って上手く付き合っていくしかないな(笑)


無料予想のある、優良競馬予想サイト

競馬予想サイトの、無料予想の抜き打ち検証

競馬予想サイトの抜き打ち検証」は、競馬予想 サイトが提供した無料予想を抜き 打ちで検証したものになります。

2024/05/11

マイルスという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

マイルスという競馬予想サイトだが、既に1ヶ月かけて無料予想の長期検証した検証結果は出ており、的中率55%(馬単、馬連、ワイド)の、回収率は31%
マイナス−12万 3300円」といった収支結果も出ている。

マイルスはしばらく前に検証した競馬予想サイトで、競馬検証.comではとっくに「悪評価」が付いているのだが、ここ最近になってまた「解体新書」や「競馬戦線」といった集客サイトで客集めをしているので、競馬検証.comでも久々に2週続けて検証することにした。

今回が流石に最後になると思うが、今回検証するマイルスの無料予想(無料情報)は、2024/05/11の新潟7Rで提供された買い目である。

マイルスという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ マイルスの無料予想(2024/05/11)

券種:馬単ボックス
券種:馬連ボックス
結果:5-8(不的中)

馬単馬連ともに不的中となった理由は、2着馬8番ルーチェロッサが入っていなかったことに尽きるが、何故この馬を入れなかったのか?

前走の福島戦は、6着とはいえ0.4秒差。
休み明けを一度使って良くなってきていたのは明らかで、加えて長丁場の競馬で集中力を切らさず最後まで踏ん張ったのも好材料だった

さらには今回は、減量騎手起用で一気の斤量3kg減小林勝太騎手
小林騎手はこの新潟開催フル参戦で4勝を挙げており、馬場のどこを通れば有利かというところも把握できていて、かなり乗れていた騎手

この2つの強調材料がありながら何故だ?

マイルスが提供したレース

対して、馬券に組み込まれていた7番キングリスティアは8歳の騙馬。
デビュー4戦目以降は全てダートを使われていた。
直近の成績も14着(最下位)、6着、11着(ブービー)。

斤量の恩恵もないに等しい馬。
芝変わりに一縷の望みをと考えたのかもしれないが、悲しいくらいに希望的観測で案の定8頭立ての7着。

この選択は、「どうかしている」としかいえない

ローカル開催は、若手の減量騎手狙いが鉄則だ。
新潟開催からのレース提供に全くそぐわないアプローチで、これでは「どうしようもない」。

どう過大評価をしても「マイルス」がこうはならないだろう



2024/05/11

「えぶり」という競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

今回検証する「えぶり」の無料予想(無料情報)は、2024/05/11の東京7Rで提供された買い目である。


えぶりという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ えぶりの無料予想(2024/05/11)

結果:1-8(不的中)

「えぶり」が軸馬に推奨した12番マンマリアーレは8着。

これまでの成績を振り返ってみると新馬戦から4戦は芝を使われ、そこそこは走れていたが詰め切れずの競馬が続いていたため中山ダート1800mを試したところようやく勝利。

ゴールドシップ産駒ということでその後クラシックに乗せようと芝に戻すも、未勝利時代と同じような感じの走りで詰め切れず。

オークストライアルで敗れたことで芝に見切りをつけ、ダートに戻して2勝目を狙うも5戦して勝ち切れず。


中山ダート1800mで未勝利を勝ち上がり、その後も勝ち切れないながらも3着以下なしという成績ならば、すぐにチャンスが来そうに見えたかもしれないが、対して東京コースを避けるかの如く一度も使われていないのには、陣営的には走りが合わないという認識があったのであろう。


その証拠に今回は初めてブリンカーを付けてきている。つまりは何かを変えないと左回りを上手くこなせないという考えの表れだったのだ。

それほどまでに左回りに苦手意識があったのだろう。当然、調教でも左回りを何度も試していたはずだ。

そこで導き出された策がブリンカー装着なのだ。

馬によっては右も左も関係なく走れる馬はいるが、逆にどちらかを狙ってローテーションを組む馬も多数いる。


左回りコースは東京を筆頭に中京、新潟と直線が長いコースが多い。対して右回りは、中山コースに代表されるようにコーナーがきついコースが多い。

つまりは、バックストレッチや直線が長い左回りコースは、しっかりと折り合いがつけられないと走り切れないのだ。

そしてマンマリアーレは、中山コースを主戦場としてきたのならば折り合いに難がある馬だったのである。


えぶりが提供したレース

故のブリンカー装着。

ブリンカーを装着すれば、全ての馬が集中力が増すという足し算的な効果を期待できるものではなく、馬によっては視界が遮られることに戸惑い本来の走りができないことも普通にある。

今回はそれがモロに出た感があった。


左回りがほぼ未知数の馬を軸馬に据えるという発想は、ある意味一発狙いで今回は裏目に出た


結果論になってしまうが、例えば2着となったアルヴィエンヌは前走で東京ダート1600mを使い6着とそこそこの競馬をしている。

叩き3戦目でルメールを配してきたのであれば、こちらの方が狙いやすかったのではなかろうか?

コース適性をもう少し考えれば、組み立てのアプローチも変わってきたというレースであった。