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競馬の楽しみ方~注目馬編 (2023年、新種牡馬戦線を占う) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 2023年、新種牡馬戦線を占う

    最後のディープインパクト産駒は6頭のみ。

    今年の日本ダービーが終わり、来年の日本ダービーに向けての闘いが始まった。
     
    一時代を席巻したディープインパクトが急逝し、2022年にデビューを迎えるディープインパクト産駒が最後になる。
    この年に種付けしたのは24頭いたのだが、海外の繁殖牝馬などが大半だったため、日本国内で競走馬登録されたのは、わずか6頭のみ
     
    ディープインパクト産駒の種牡馬も徐々に活躍を見せてきている状況ではあるが、それでも父ディープインパクトの価値は今でも健在で、残された6頭、それぞれに評価が高まっており、どんな活躍を見せてくれるのか1年間非常に楽しみである。 
      
     

    注目の2023年のクラシック戦線

    そんな最後のディープインパクト産駒の走りに注目が集まる2023年のクラシック戦線だが、もう一方でそのディープインパクトに代わる種牡馬の闘いも見ものだ。 
     
    昨年もこの時期にこんな話の競馬コラムを書いたと思うが、その昨年はデアリングタクトの牝馬三冠、エフフォーリアの皐月賞制覇などでエピファネイアの価値が一気に高まっていた。 
     
    しかし、2022年のクラシック戦線は不発となり、同産駒のサークルオブライフが阪神JFを勝ったのみで、3歳になってからGⅠで活躍する馬を輩出することはできなかった。 
    (当時、いけいけドンドンでエピファネイア産駒の価格を引き上げたノーザングループは、今年が正念場になるだろう) 
      
    今年の3歳世代のGI(2歳時含む)は、ハーツクライ2勝(ドウデュース)、ドゥラメンテ2勝(スターズオンアース)、ディープインパクト(キラーアビリティ)、ドレフォン(ジオグリフ)、ロードカナロア(ダノンスコーピオン)がそれぞれ1勝と、特筆して抜けた存在はいなかった。  

    ただ、グレードレース以外も見てみると新種牡馬ドレフォン、飛躍を遂げたドゥラメンテの活躍は目立っており、今年もその勢いで流れに乗れるか注目だろう。  



    新種牡馬戦線を占う

    さて、最後に今年デビューとなる新種牡馬の話題をしたい。
     

    サトノダイヤモンド

    今年も初年度から大人気…という種牡馬はいなかったものの、先週の新馬戦でいきなり勝利を挙げたサトノダイヤモンド(ダイヤモンドハンズ)は注目の1頭だ。 
    スピード力が求められている昨今の競馬界において、ディープインパクト産駒ながらもややスタミナ系のサトノダイヤモンドがどういう活躍を見せるのか興味のあるところだ。
     
     

    リアルスティール

    そしてディープインパクト産駒の種牡馬からはもう1頭。
    国内GⅠ未勝利もドバイターフ勝ちのリアルスティールも評判は高い。
    現役時代は勝ち味に遅いタイプではあったが、マイル~中距離路線で常に安定した走りを披露し、種付け料も手頃ということもあり、中長期的に幅広いニーズがありそうな1頭である。
    現役時代はドゥラメンテに何度も敗れたリアルスティールだが、種牡馬になってドゥラメンテ産駒との闘いも競馬ファンとしては楽しみにしたいところだろう。


    レッドファルクス

    その他では短距離~マイルで活躍したレッドファルクスか。
    こちらはクラシック向き…ではなさそうだが、零細生産者や馬主さんあたりにはコスパの良い種牡馬になっていきそう。


    サトノクラウン

    もう1頭、これはどう出るか?なのだが、サトノクラウン産駒が意外にも評価が悪くない
    サトノダイヤモンド同様、こちらも開幕週で初産駒(クラックオブドーン)がデビュー勝ちを収めている。

    近年、サンデーサイレンス系の種牡馬や繁殖牝馬が増えている状況だけに、日本の芝への適性を示している外国馬は需要が高く、サトノクラウンはその期待を背負っている。
     
    ロードカナロア、ハーツクライといったところは今でも人気だが、年齢を考えるともうそろそろ…というところもある現状だ。 
    安定して産駒を輩出しているキズナも、再来年にコントレイル産駒が出てくるとどうなるか…という雰囲気で、毎年のように種牡馬の勢力図が変わることが予想されるだろう。
     
    平成に入ってからは「サンデーサイレンス産駒を買えば間違いない」的な感覚・先入観が強くなり、種牡馬が群雄割拠するのはあまり見られなかった光景だけに、やや違和感を感じる人も少なくないとは思う。ただ、これはこれでまたひとつの楽しみ方かもしれないと思い、POGでは頑張って良い馬を指名したいところだ(笑)


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2024/05/11

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今回検証する「えぶり」の無料予想(無料情報)は、2024/05/11の東京7Rで提供された買い目である。


えぶりという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ えぶりの無料予想(2024/05/11)

結果:1-8(不的中)

「えぶり」が軸馬に推奨した12番マンマリアーレは8着。

これまでの成績を振り返ってみると新馬戦から4戦は芝を使われ、そこそこは走れていたが詰め切れずの競馬が続いていたため中山ダート1800mを試したところようやく勝利。

ゴールドシップ産駒ということでその後クラシックに乗せようと芝に戻すも、未勝利時代と同じような感じの走りで詰め切れず。

オークストライアルで敗れたことで芝に見切りをつけ、ダートに戻して2勝目を狙うも5戦して勝ち切れず。


中山ダート1800mで未勝利を勝ち上がり、その後も勝ち切れないながらも3着以下なしという成績ならば、すぐにチャンスが来そうに見えたかもしれないが、対して東京コースを避けるかの如く一度も使われていないのには、陣営的には走りが合わないという認識があったのであろう。


その証拠に今回は初めてブリンカーを付けてきている。つまりは何かを変えないと左回りを上手くこなせないという考えの表れだったのだ。

それほどまでに左回りに苦手意識があったのだろう。当然、調教でも左回りを何度も試していたはずだ。

そこで導き出された策がブリンカー装着なのだ。

馬によっては右も左も関係なく走れる馬はいるが、逆にどちらかを狙ってローテーションを組む馬も多数いる。


左回りコースは東京を筆頭に中京、新潟と直線が長いコースが多い。対して右回りは、中山コースに代表されるようにコーナーがきついコースが多い。

つまりは、バックストレッチや直線が長い左回りコースは、しっかりと折り合いがつけられないと走り切れないのだ。

そしてマンマリアーレは、中山コースを主戦場としてきたのならば折り合いに難がある馬だったのである。


えぶりが提供したレース

故のブリンカー装着。

ブリンカーを装着すれば、全ての馬が集中力が増すという足し算的な効果を期待できるものではなく、馬によっては視界が遮られることに戸惑い本来の走りができないことも普通にある。

今回はそれがモロに出た感があった。


左回りがほぼ未知数の馬を軸馬に据えるという発想は、ある意味一発狙いで今回は裏目に出た


結果論になってしまうが、例えば2着となったアルヴィエンヌは前走で東京ダート1600mを使い6着とそこそこの競馬をしている。

叩き3戦目でルメールを配してきたのであれば、こちらの方が狙いやすかったのではなかろうか?

コース適性をもう少し考えれば、組み立てのアプローチも変わってきたというレースであった。




2024/05/11

マイルスという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

マイルスという競馬予想サイトだが、既に1ヶ月かけて無料予想の長期検証した検証結果は出ており、的中率55%(馬単、馬連、ワイド)の、回収率は31%
マイナス−12万 3300円」といった収支結果も出ている。

マイルスはしばらく前に検証した競馬予想サイトで、競馬検証.comではとっくに「悪評価」が付いているのだが、ここ最近になってまた「解体新書」や「競馬戦線」といった集客サイトで客集めをしているので、競馬検証.comでも久々に2週続けて検証することにした。

今回が流石に最後になると思うが、今回検証するマイルスの無料予想(無料情報)は、2024/05/11の新潟7Rで提供された買い目である。

マイルスという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ マイルスの無料予想(2024/05/11)

券種:馬単ボックス
券種:馬連ボックス
結果:5-8(不的中)

馬単馬連ともに不的中となった理由は、2着馬8番ルーチェロッサが入っていなかったことに尽きるが、何故この馬を入れなかったのか?

前走の福島戦は、6着とはいえ0.4秒差。
休み明けを一度使って良くなってきていたのは明らかで、加えて長丁場の競馬で集中力を切らさず最後まで踏ん張ったのも好材料だった

さらには今回は、減量騎手起用で一気の斤量3kg減小林勝太騎手
小林騎手はこの新潟開催フル参戦で4勝を挙げており、馬場のどこを通れば有利かというところも把握できていて、かなり乗れていた騎手

この2つの強調材料がありながら何故だ?

マイルスが提供したレース

対して、馬券に組み込まれていた7番キングリスティアは8歳の騙馬。
デビュー4戦目以降は全てダートを使われていた。
直近の成績も14着(最下位)、6着、11着(ブービー)。

斤量の恩恵もないに等しい馬。
芝変わりに一縷の望みをと考えたのかもしれないが、悲しいくらいに希望的観測で案の定8頭立ての7着。

この選択は、「どうかしている」としかいえない

ローカル開催は、若手の減量騎手狙いが鉄則だ。
新潟開催からのレース提供に全くそぐわないアプローチで、これでは「どうしようもない」。

どう過大評価をしても「マイルス」がこうはならないだろう