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競馬の楽しみ方~注目馬編 (秋はどのような勢力図になるだろう) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 秋はどのような勢力図になるだろう

    気になる秋の勢力図

    宝塚記念が終わり、2023年上半期の中央競馬もこれにて終了。
    最後はイクイノックスが圧巻の強さを見せ、秋に向けてより一層ファンの期待が高まったことだ。

    気になるその秋、どこが目標になるのかは未定だが、(日本ダービーで敗れたドウデュースとの再戦は叶っていないものの…)『国内最強』の称号は得た。
     
    やはり日本競馬の夢である凱旋門賞へのチャレンジ、そして制覇に懸かるところは言うまでもなく大きいだろう。
     
    イクイノックスの圧巻の強さ
    ▲ イクイノックスの圧巻の強さ


    イクイノックスに加え、皐月賞を制し、日本ダービー2着のソールオリエンスなど、生産界でも驚きの躍進を遂げた種牡馬キタサンブラック

    さらに、同じようなタイミングでブレイクを果たしたドゥラメンテ産駒との『2強』を印象付けた春競馬だったが、これから始まる夏競馬を経て、秋はどのような勢力図になるのか非常に興味深いところである。

    種牡馬については、先日も新種牡馬について話題にしたが、来る7月には日本最大のセリ市場・セレクトセールも行われるため、春競馬の種牡馬の成績というのは、より注目度が上がるものだ。

    売る側も買う側も「旬」を把握し、少しでも価値のある売買をすることが重要だ。



    ナンバーワン陥落の危機

    ディープインパクト亡き後、リーディングサイアー争いは群雄割拠の状況が続いているが、そんな中で今シーズン大苦戦を強いられている種牡馬がいる。…それがエピファネイアだ。

    エピファネイアと言えば、初年度産駒で牝馬3冠を獲得したデアリングタクト、さらにはその翌年にエフフォーリアが皐月賞、秋には天皇賞、有馬記念を制して年度代表馬に輝くなど、一気にブレイクを果たした。

    そのスタートダッシュで、種牡馬としての価値も一気に上昇し、2021年の種付け料1000万円から、22年は1800万円まで上がり、国内最高価格の種牡馬となった。…のだが、悲劇の始まりそこから待っていた

    看板馬エピファネイアは4歳になって以降不振を続け、今年2月の京都記念で心房細動を発症し4歳以降未勝利のまま引退した。
    そんな流れを引きずるかのように、2022年のエピファネイア産駒の重賞勝利は府中牝馬S・イズジョーノキセキの1勝のみという大惨事

    つまりはエフフォーリアが有馬記念を勝って以降重賞勝ちがなかったということになり、その間の連敗数はなんと、58

    ただし、悲劇はそれだけでは終わらない
    そんな重賞連敗記録、イズジョーノキセキの後もまた続き、「60連敗」を経て、先日行われたエプソムカップでジャスティンカフェが勝ち、ようやく連敗がストップした。
    1800万円の国内最高価格、いわゆる「ナンバーワン」の看板が崩れ落ちてしまっているのだ。

    そんな状況を見て、昨年当歳馬を高値で落札したオーナーたちはきっと心穏やかではないだろう。
    そして、今年は1800万円の種付けで産まれてきた超高級馬たちが上場予定だ。
    どのような評価を受けるのかは非常に興味深い。
     
    ちなみに、今年デビューする2歳馬は種付け料1000万円に上がった年で、比較的質の高い牝馬との交配が多くなっているだけに、挽回の期待は大きい。…いや、期待ではなく、何としても結果を出さなければいけないのだ(笑)


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競馬予想サイトの、無料予想の抜き打ち検証

競馬予想サイトの抜き打ち検証」は、競馬予想 サイトが提供した無料予想を抜き 打ちで検証したものになります。

2024/05/11

「えぶり」という競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

今回検証する「えぶり」の無料予想(無料情報)は、2024/05/11の東京7Rで提供された買い目である。


えぶりという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ えぶりの無料予想(2024/05/11)

結果:1-8(不的中)

「えぶり」が軸馬に推奨した12番マンマリアーレは8着。

これまでの成績を振り返ってみると新馬戦から4戦は芝を使われ、そこそこは走れていたが詰め切れずの競馬が続いていたため中山ダート1800mを試したところようやく勝利。

ゴールドシップ産駒ということでその後クラシックに乗せようと芝に戻すも、未勝利時代と同じような感じの走りで詰め切れず。

オークストライアルで敗れたことで芝に見切りをつけ、ダートに戻して2勝目を狙うも5戦して勝ち切れず。


中山ダート1800mで未勝利を勝ち上がり、その後も勝ち切れないながらも3着以下なしという成績ならば、すぐにチャンスが来そうに見えたかもしれないが、対して東京コースを避けるかの如く一度も使われていないのには、陣営的には走りが合わないという認識があったのであろう。


その証拠に今回は初めてブリンカーを付けてきている。つまりは何かを変えないと左回りを上手くこなせないという考えの表れだったのだ。

それほどまでに左回りに苦手意識があったのだろう。当然、調教でも左回りを何度も試していたはずだ。

そこで導き出された策がブリンカー装着なのだ。

馬によっては右も左も関係なく走れる馬はいるが、逆にどちらかを狙ってローテーションを組む馬も多数いる。


左回りコースは東京を筆頭に中京、新潟と直線が長いコースが多い。対して右回りは、中山コースに代表されるようにコーナーがきついコースが多い。

つまりは、バックストレッチや直線が長い左回りコースは、しっかりと折り合いがつけられないと走り切れないのだ。

そしてマンマリアーレは、中山コースを主戦場としてきたのならば折り合いに難がある馬だったのである。


えぶりが提供したレース

故のブリンカー装着。

ブリンカーを装着すれば、全ての馬が集中力が増すという足し算的な効果を期待できるものではなく、馬によっては視界が遮られることに戸惑い本来の走りができないことも普通にある。

今回はそれがモロに出た感があった。


左回りがほぼ未知数の馬を軸馬に据えるという発想は、ある意味一発狙いで今回は裏目に出た


結果論になってしまうが、例えば2着となったアルヴィエンヌは前走で東京ダート1600mを使い6着とそこそこの競馬をしている。

叩き3戦目でルメールを配してきたのであれば、こちらの方が狙いやすかったのではなかろうか?

コース適性をもう少し考えれば、組み立てのアプローチも変わってきたというレースであった。




2024/05/11

マイルスという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

マイルスという競馬予想サイトだが、既に1ヶ月かけて無料予想の長期検証した検証結果は出ており、的中率55%(馬単、馬連、ワイド)の、回収率は31%
マイナス−12万 3300円」といった収支結果も出ている。

マイルスはしばらく前に検証した競馬予想サイトで、競馬検証.comではとっくに「悪評価」が付いているのだが、ここ最近になってまた「解体新書」や「競馬戦線」といった集客サイトで客集めをしているので、競馬検証.comでも久々に2週続けて検証することにした。

今回が流石に最後になると思うが、今回検証するマイルスの無料予想(無料情報)は、2024/05/11の新潟7Rで提供された買い目である。

マイルスという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ マイルスの無料予想(2024/05/11)

券種:馬単ボックス
券種:馬連ボックス
結果:5-8(不的中)

馬単馬連ともに不的中となった理由は、2着馬8番ルーチェロッサが入っていなかったことに尽きるが、何故この馬を入れなかったのか?

前走の福島戦は、6着とはいえ0.4秒差。
休み明けを一度使って良くなってきていたのは明らかで、加えて長丁場の競馬で集中力を切らさず最後まで踏ん張ったのも好材料だった

さらには今回は、減量騎手起用で一気の斤量3kg減小林勝太騎手
小林騎手はこの新潟開催フル参戦で4勝を挙げており、馬場のどこを通れば有利かというところも把握できていて、かなり乗れていた騎手

この2つの強調材料がありながら何故だ?

マイルスが提供したレース

対して、馬券に組み込まれていた7番キングリスティアは8歳の騙馬。
デビュー4戦目以降は全てダートを使われていた。
直近の成績も14着(最下位)、6着、11着(ブービー)。

斤量の恩恵もないに等しい馬。
芝変わりに一縷の望みをと考えたのかもしれないが、悲しいくらいに希望的観測で案の定8頭立ての7着。

この選択は、「どうかしている」としかいえない

ローカル開催は、若手の減量騎手狙いが鉄則だ。
新潟開催からのレース提供に全くそぐわないアプローチで、これでは「どうしようもない」。

どう過大評価をしても「マイルス」がこうはならないだろう