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競馬の楽しみ方~番外編★ (アーモンドアイの初仔の募集総額がなんと、2億4000万円) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. アーモンドアイの初仔がなんと、なんと2億4000万円

    化けに化けた、クラブ馬イクイノックス

    1口馬主」とは、1頭の競走馬を複数口に分け、多数の人の出資により共同所有するシステムのことだ。

    出資』だからそう簡単な話ではないのだが、昨今は少額からでも出資できるタイプのグループもでき、競馬ファンのちょっとした楽しみとして気軽に参加する人も増えている。
     
    いわゆる「クラブ馬」としてここ最近大活躍、大稼ぎしているのが、先日書いた「秋はどのような勢力図になるだろう」の競馬コラムにも登場したイクイノックスだ。

    イクイノックス」はキタサンブラックの初年度産駒として、シルクレーシングから総額4000万円、1口8万円(計500口)で募集された。

    母シャトーブランシュもシルクレーシング出身で、現役時代は重賞(マーメイドS)まで勝った実績馬だけに、募集価格としては高くもなく安くもなく妥当なところだった

    ただし結果論として、今となってはそれが大化けも大化けした。

    クラシックシーズンまでは体質の弱さから皐月賞、日本ダービーと連続2着と涙を呑んだが、秋になって天皇賞秋を皮切りに、先月の宝塚記念まで海外を含むGⅠ4連勝
    そもそも日本ダービーの時点で出資金額を楽にペイしており、そこからは毎回のように高額の配当金を持ってくるという、非常に夢のある話が展開されているのだ。
     
    縁と運…人生で一度はこういう体験をしてみたいものだ(笑)
     


    アーモンドアイの初仔がシルクレーシングで募集

    ビッグドリームと言えば、同じシルクレーシング出身のあの偉大な先輩の存在を忘れてはならない。

    それがご存じアーモンドアイだ。
    生涯獲得賞金は19億円
    アーモンドアイに出資した方々が何とも羨ましい限り。笑
     
    …と、実は今回のトピックスはここからがメイン

    そのアーモンドアイの初仔となる父エピファネイアの産駒が、今年のシルクレーシングの募集馬にラインナップされた

    その価格が何とも驚きの設定で競馬ファンを驚愕させた。
     
    アーモンドアイの初仔の募集総額がなんと、2億4000万円
    2023年度 シルク・ホースクラブ募集馬一覧


    19億円を稼いだ母自身の募集価格が3000万円だったのに対し、そこから産まれてきた仔に付けられた募集総額は、なんと2億4000万円(500口×48万円)である。 
     
    19億円を稼いだ母から産まれてくれば当然…なのかもしれないが、2億を稼ぐ馬というのはそう簡単に現れるものではない。
    この価格が適正なのかは、なんとも判断が難しいところである。
     
    ちなみに過去、2億円を超える価格で募集されたクラブ馬は10頭いる。
    しかし、自身の価格以上に賞金を稼いだ馬はただ2頭だけだ

    記憶にも新しいところだが、海外GⅠ3勝を挙げたラヴズオンリーユー(募集価格2億4000万円、獲得賞金9億1000万円)と、今も現役で2021年の宝塚記念2着の実績があるユニコーンライオン(募集価格2億円、獲得賞金2億3000万円)

    2億円のクラブ馬の8割が損をする、という過去の実例。
    これを見て素直に飛び付けるかどうか、だ。
     
    当たり前のことだが、競走馬は走るか走らないかは、走ってみないと分からない。笑
     
    シルクレーシングの募集はこれから行われる
    どれだけの人気を集めるのかも気になるところだが、その価格に見合った結果を残してくれるのかが何より重要。来年(2024年夏)以降のデビューが非常に待ち遠しい。


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無料予想のある、優良競馬予想サイト

競馬予想サイトの、無料予想の抜き打ち検証

競馬予想サイトの抜き打ち検証」は、競馬予想 サイトが提供した無料予想を抜き 打ちで検証したものになります。

2024/05/11

「えぶり」という競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

今回検証する「えぶり」の無料予想(無料情報)は、2024/05/11の東京7Rで提供された買い目である。


えぶりという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ えぶりの無料予想(2024/05/11)

結果:1-8(不的中)

「えぶり」が軸馬に推奨した12番マンマリアーレは8着。

これまでの成績を振り返ってみると新馬戦から4戦は芝を使われ、そこそこは走れていたが詰め切れずの競馬が続いていたため中山ダート1800mを試したところようやく勝利。

ゴールドシップ産駒ということでその後クラシックに乗せようと芝に戻すも、未勝利時代と同じような感じの走りで詰め切れず。

オークストライアルで敗れたことで芝に見切りをつけ、ダートに戻して2勝目を狙うも5戦して勝ち切れず。


中山ダート1800mで未勝利を勝ち上がり、その後も勝ち切れないながらも3着以下なしという成績ならば、すぐにチャンスが来そうに見えたかもしれないが、対して東京コースを避けるかの如く一度も使われていないのには、陣営的には走りが合わないという認識があったのであろう。


その証拠に今回は初めてブリンカーを付けてきている。つまりは何かを変えないと左回りを上手くこなせないという考えの表れだったのだ。

それほどまでに左回りに苦手意識があったのだろう。当然、調教でも左回りを何度も試していたはずだ。

そこで導き出された策がブリンカー装着なのだ。

馬によっては右も左も関係なく走れる馬はいるが、逆にどちらかを狙ってローテーションを組む馬も多数いる。


左回りコースは東京を筆頭に中京、新潟と直線が長いコースが多い。対して右回りは、中山コースに代表されるようにコーナーがきついコースが多い。

つまりは、バックストレッチや直線が長い左回りコースは、しっかりと折り合いがつけられないと走り切れないのだ。

そしてマンマリアーレは、中山コースを主戦場としてきたのならば折り合いに難がある馬だったのである。


えぶりが提供したレース

故のブリンカー装着。

ブリンカーを装着すれば、全ての馬が集中力が増すという足し算的な効果を期待できるものではなく、馬によっては視界が遮られることに戸惑い本来の走りができないことも普通にある。

今回はそれがモロに出た感があった。


左回りがほぼ未知数の馬を軸馬に据えるという発想は、ある意味一発狙いで今回は裏目に出た


結果論になってしまうが、例えば2着となったアルヴィエンヌは前走で東京ダート1600mを使い6着とそこそこの競馬をしている。

叩き3戦目でルメールを配してきたのであれば、こちらの方が狙いやすかったのではなかろうか?

コース適性をもう少し考えれば、組み立てのアプローチも変わってきたというレースであった。




2024/05/11

マイルスという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

マイルスという競馬予想サイトだが、既に1ヶ月かけて無料予想の長期検証した検証結果は出ており、的中率55%(馬単、馬連、ワイド)の、回収率は31%
マイナス−12万 3300円」といった収支結果も出ている。

マイルスはしばらく前に検証した競馬予想サイトで、競馬検証.comではとっくに「悪評価」が付いているのだが、ここ最近になってまた「解体新書」や「競馬戦線」といった集客サイトで客集めをしているので、競馬検証.comでも久々に2週続けて検証することにした。

今回が流石に最後になると思うが、今回検証するマイルスの無料予想(無料情報)は、2024/05/11の新潟7Rで提供された買い目である。

マイルスという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ マイルスの無料予想(2024/05/11)

券種:馬単ボックス
券種:馬連ボックス
結果:5-8(不的中)

馬単馬連ともに不的中となった理由は、2着馬8番ルーチェロッサが入っていなかったことに尽きるが、何故この馬を入れなかったのか?

前走の福島戦は、6着とはいえ0.4秒差。
休み明けを一度使って良くなってきていたのは明らかで、加えて長丁場の競馬で集中力を切らさず最後まで踏ん張ったのも好材料だった

さらには今回は、減量騎手起用で一気の斤量3kg減小林勝太騎手
小林騎手はこの新潟開催フル参戦で4勝を挙げており、馬場のどこを通れば有利かというところも把握できていて、かなり乗れていた騎手

この2つの強調材料がありながら何故だ?

マイルスが提供したレース

対して、馬券に組み込まれていた7番キングリスティアは8歳の騙馬。
デビュー4戦目以降は全てダートを使われていた。
直近の成績も14着(最下位)、6着、11着(ブービー)。

斤量の恩恵もないに等しい馬。
芝変わりに一縷の望みをと考えたのかもしれないが、悲しいくらいに希望的観測で案の定8頭立ての7着。

この選択は、「どうかしている」としかいえない

ローカル開催は、若手の減量騎手狙いが鉄則だ。
新潟開催からのレース提供に全くそぐわないアプローチで、これでは「どうしようもない」。

どう過大評価をしても「マイルス」がこうはならないだろう