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競馬の楽しみ方~番外編★ (平地GⅠすべて1番人気が敗れ続けている現象) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 平地GⅠすべて1番人気が敗れ続けている現象

    どこまで続く、連敗記録…

    3歳クラシック最終戦・菊花賞は、アスクビクターモアが初の雪辱を晴らしてVとなった。

    日本ダービーで先着された2頭(ドウデュース、イクイノックス)が不在となれば負けれない一戦。
    着差こそ僅かではあったが、堂々のレースぶりで最後の一冠をモノにした
     
    その日本ダービー3着、皐月賞も5着という実績を考えれば人気も当然中心となるだろうと思われたのだが、前哨戦のセントライト記念で敗れたガイアフォースに奪われる形で2番人気だった。
     
    以前もこのネタを紹介しているが、なんとそこから記録を伸ばし、この菊花賞まで今年の平地GⅠすべて1番人気が敗れ続けている
     
    ガイアフォースは前哨戦でダービー3着馬をねじ伏せて勝ち切ったことはもちろん、父が菊花賞を勝ったキタサンブラック(アスクビクターモアの父ディープインパクトも菊花賞を勝ってはいるが…)という血統背景もあり、能力値以外の期待要素が評価されてこのような人気になったのではないかと感じてはいるが…

    《1番人気馬の結果》

    フェブラリーS ⇒レッドルゼル 6着
    高松宮記念 ⇒レシステンシア 6着
    大阪杯 ⇒エフフォーリア 9着
    桜花賞 ⇒ナミュール 10着
    皐月賞 ⇒ドウデュース 3着
    天皇賞・春 ⇒⇒ディープボンド 2着
    NHKマイルC ⇒セリフォス 4着
    ヴィクトリアM ⇒レイパパレ 12着
    オークス ⇒サークルオブライフ 12着
    日本ダービー ⇒ダノンベルーガ 4着
    安田記念 ⇒イルーシヴパンサー 8着
    宝塚記念 ⇒エフフォーリア 6着
    スプリンターズS ⇒メイケイエール 14着
    秋華賞 ⇒スターズオンアース 3着
    菊花賞 ⇒ガイアフォース 8着


    中央競馬史上初の出来事になる前に終止符を。

    まだ秋のGⅠシリーズも始まったばかりなので、どこかでこの馬券予想に優しくない流れが止まって欲しいところだが、仮に年間の(平地)GⅠですべて1番人気が勝てない…なんてことになると、中央競馬史上初の出来事となる。
    …調べてはいないが、海外の競馬でも過去にこんな珍しいことはないと思う。
     
    人気を迷わせる背景のひとつに、京都競馬場の改修という要素があるかもしれない。 
     
    春の天皇賞もそうだが、クラシック3冠目はともに本来であれば京都競馬場が舞台だ。 
    平坦な直線の京都に対し、阪神はゴール手前に急坂がある。

    今までのイメージを変えて予想をしなければいけないため、些か迷いも出てくるのだろう。(個人的にも馬券を買う立場として実際にそうなっている)

    今週末の天皇賞・秋は東京競馬場だが、その次はエリザベス女王杯、マイルCSと京都⇒阪神で行われるレースが続く。

    現状、出走を予定しているメンバーを見ても「また荒れそうだな…」という印象がある。

    そう考えると、今週の天皇賞・秋での記録ストップを期待したいところだ。…が、しかし、果たして1番人気はどの馬になるのか?だ。
    日本ダービー2着のイクイノックス、札幌記念を制したジャックドール、日本ダービー1番人気(4着)のダノンベルーガのうちのどれか、ということになるのだが果たして。

    ここまでくると陣営としてもむしろ「1番人気になってくれるな」という気持ちだろう(笑)。
    とはいえ、そろそろスッキリとしたGⅠレースも見たいものだ。
     
    1番人気という、この『呪い』を背負い、その呪縛を解き放つことができるのはどの馬、どのレースになるのだろうか?


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無料予想のある、優良競馬予想サイト

競馬予想サイトの、無料予想の抜き打ち検証

競馬予想サイトの抜き打ち検証」は、競馬予想 サイトが提供した無料予想を抜き 打ちで検証したものになります。

2024/05/11

マイルスという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

マイルスという競馬予想サイトだが、既に1ヶ月かけて無料予想の長期検証した検証結果は出ており、的中率55%(馬単、馬連、ワイド)の、回収率は31%
マイナス−12万 3300円」といった収支結果も出ている。

マイルスはしばらく前に検証した競馬予想サイトで、競馬検証.comではとっくに「悪評価」が付いているのだが、ここ最近になってまた「解体新書」や「競馬戦線」といった集客サイトで客集めをしているので、競馬検証.comでも久々に2週続けて検証することにした。

今回が流石に最後になると思うが、今回検証するマイルスの無料予想(無料情報)は、2024/05/11の新潟7Rで提供された買い目である。

マイルスという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ マイルスの無料予想(2024/05/11)

券種:馬単ボックス
券種:馬連ボックス
結果:5-8(不的中)

馬単馬連ともに不的中となった理由は、2着馬8番ルーチェロッサが入っていなかったことに尽きるが、何故この馬を入れなかったのか?

前走の福島戦は、6着とはいえ0.4秒差。
休み明けを一度使って良くなってきていたのは明らかで、加えて長丁場の競馬で集中力を切らさず最後まで踏ん張ったのも好材料だった

さらには今回は、減量騎手起用で一気の斤量3kg減小林勝太騎手
小林騎手はこの新潟開催フル参戦で4勝を挙げており、馬場のどこを通れば有利かというところも把握できていて、かなり乗れていた騎手

この2つの強調材料がありながら何故だ?

マイルスが提供したレース

対して、馬券に組み込まれていた7番キングリスティアは8歳の騙馬。
デビュー4戦目以降は全てダートを使われていた。
直近の成績も14着(最下位)、6着、11着(ブービー)。

斤量の恩恵もないに等しい馬。
芝変わりに一縷の望みをと考えたのかもしれないが、悲しいくらいに希望的観測で案の定8頭立ての7着。

この選択は、「どうかしている」としかいえない

ローカル開催は、若手の減量騎手狙いが鉄則だ。
新潟開催からのレース提供に全くそぐわないアプローチで、これでは「どうしようもない」。

どう過大評価をしても「マイルス」がこうはならないだろう



2024/05/11

「えぶり」という競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

今回検証する「えぶり」の無料予想(無料情報)は、2024/05/11の東京7Rで提供された買い目である。


えぶりという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ えぶりの無料予想(2024/05/11)

結果:1-8(不的中)

「えぶり」が軸馬に推奨した12番マンマリアーレは8着。

これまでの成績を振り返ってみると新馬戦から4戦は芝を使われ、そこそこは走れていたが詰め切れずの競馬が続いていたため中山ダート1800mを試したところようやく勝利。

ゴールドシップ産駒ということでその後クラシックに乗せようと芝に戻すも、未勝利時代と同じような感じの走りで詰め切れず。

オークストライアルで敗れたことで芝に見切りをつけ、ダートに戻して2勝目を狙うも5戦して勝ち切れず。


中山ダート1800mで未勝利を勝ち上がり、その後も勝ち切れないながらも3着以下なしという成績ならば、すぐにチャンスが来そうに見えたかもしれないが、対して東京コースを避けるかの如く一度も使われていないのには、陣営的には走りが合わないという認識があったのであろう。


その証拠に今回は初めてブリンカーを付けてきている。つまりは何かを変えないと左回りを上手くこなせないという考えの表れだったのだ。

それほどまでに左回りに苦手意識があったのだろう。当然、調教でも左回りを何度も試していたはずだ。

そこで導き出された策がブリンカー装着なのだ。

馬によっては右も左も関係なく走れる馬はいるが、逆にどちらかを狙ってローテーションを組む馬も多数いる。


左回りコースは東京を筆頭に中京、新潟と直線が長いコースが多い。対して右回りは、中山コースに代表されるようにコーナーがきついコースが多い。

つまりは、バックストレッチや直線が長い左回りコースは、しっかりと折り合いがつけられないと走り切れないのだ。

そしてマンマリアーレは、中山コースを主戦場としてきたのならば折り合いに難がある馬だったのである。


えぶりが提供したレース

故のブリンカー装着。

ブリンカーを装着すれば、全ての馬が集中力が増すという足し算的な効果を期待できるものではなく、馬によっては視界が遮られることに戸惑い本来の走りができないことも普通にある。

今回はそれがモロに出た感があった。


左回りがほぼ未知数の馬を軸馬に据えるという発想は、ある意味一発狙いで今回は裏目に出た


結果論になってしまうが、例えば2着となったアルヴィエンヌは前走で東京ダート1600mを使い6着とそこそこの競馬をしている。

叩き3戦目でルメールを配してきたのであれば、こちらの方が狙いやすかったのではなかろうか?

コース適性をもう少し考えれば、組み立てのアプローチも変わってきたというレースであった。