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競馬コラム~騎手編 (デビュー2年の佐々木大輔騎手が開催リーディング獲得) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. デビュー2年の佐々木大輔騎手が開催リーディング獲得

    佐々木大輔騎手が開催リーディング獲得

    先週で函館開催が終了した。

    そこで開催リーディングを獲得したのが、デビュー2年目佐々木大輔騎手だ。

    佐々木大輔騎手
    ▲ 佐々木大輔騎手


    夏前に書いた6名が騎乗停止になった今、チャンスを掴めそうな2人に注目?」という競馬コラムで「佐々木大輔がアツい」と紹介していたが、まぁその当時からブレイクを感じさせる騎乗はしていたから、この結果はある種当然と言ってもいいところ。

    北海道シリーズと言えば、近年は横山武史騎手ルメール騎手の独壇場というイメージだったが、そんな強豪たちを退け、18勝を挙げて2位の武史騎手に4勝差をつけ圧勝したのだ。



    佐々木大輔騎手とはどんな人物?

    佐々木大輔騎手は美浦・菊川厩舎所属

    ちなみに、佐々木大輔騎手のは、二ノ宮敬宇厩舎でエルコンドルパサーやナカヤマフェスタなどを担当した調教助手(佐々木幸二氏)。

    生まれも育ちも美浦だっただけに、競馬サークルへ飛び込むのは自然の流れだったのか。
    小学生に入ってから騎手になることを志し、乗馬を始めたそうだ。

    縁故があるとは言え、所属する厩舎は過去の成績が示す通り、リーディングを争うような厩舎ではないだけに、デビュー当初はなかなか騎乗馬集めに苦労した

    今となって見れば笑い話になるのかもしれないが、同期今村聖奈角田大河は周りに太いコネクションがある環境下でのデビューしていた。
    羨ましく、そして悔しいと思いもあったそうだ。

    ただ勝ち星こそ9勝に終わったが、デビューイヤーで重賞レースに騎乗(アルテミスS・コウセイマリア 10番人気8着)し、かつ騎乗数も今村、角田ほどではないが275レースに騎乗した。
    デビューイヤーに十分に経験を積んだことが、2年目のブレイクに繋がったと言える。
     
    これから始まる札幌シリーズでも騎乗依頼が絶えないだろうし、より質の良い騎乗馬が回ってくることが予想される。
    前出の横山武史、ルメールもこのまま黙ってはいないと思うが、函館開催同様に積極的なレースでさらなるアピールをして欲しいところだ。

    このまま信頼を積み重ねていけば秋には重賞での騎乗も増え、上手くいけばGⅠ騎乗のチャンスも巡ってくるかもしれない。
    エリートではないところから出世、というのは人馬ともに見ていてなんだか応援したくなるものだ。
    『佐々木世代』と言われることを期待している。
     


     

    同期の今村聖奈騎手は今どんな調子?

    …と、一方で昨年は飛ぶ鳥を落とす勢いだった今村聖奈騎手調子が上がらない

    先般、「JRAの制裁は30日の騎乗停止処分だけか?」でも書いた開催中のスマートフォン使用の件でお茶を濁してしまったことが影響しているかは分からないが、今年に入って徐々に今村聖奈騎手の馬質が落ちてきているのは明らかだ。

    今年ここまで17勝。
    決して悪い数字ではないが、4月から先週まで中央の勝ち星が3勝のみというのが、その停滞ぶりを如実に表している

    確実に「今村聖奈ブーム」は終わったと言っていいだろう。
    そのぶん「確勝級」の馬をあてがわれることも少なくなったのがこの結果だろう。

    藤田菜七子騎手のブームが去った頃まったく同じ現象で、自分の腕っぷし、技術で馬を勝たせられるようになるのが次のステージと言える。
    以前にも少し触れたが、ここからは男女関係なく、とにかく技術を上げていった者だけが生き残れる世界だ。

    まずは汚名返上から
    現状、マイナススタートと言っていいかもしれないだけに、心機一転、この夏はしっかりと信頼回復を目指して頑張って欲しい。


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2024/05/11

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今回検証する「えぶり」の無料予想(無料情報)は、2024/05/11の東京7Rで提供された買い目である。


えぶりという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ えぶりの無料予想(2024/05/11)

結果:1-8(不的中)

「えぶり」が軸馬に推奨した12番マンマリアーレは8着。

これまでの成績を振り返ってみると新馬戦から4戦は芝を使われ、そこそこは走れていたが詰め切れずの競馬が続いていたため中山ダート1800mを試したところようやく勝利。

ゴールドシップ産駒ということでその後クラシックに乗せようと芝に戻すも、未勝利時代と同じような感じの走りで詰め切れず。

オークストライアルで敗れたことで芝に見切りをつけ、ダートに戻して2勝目を狙うも5戦して勝ち切れず。


中山ダート1800mで未勝利を勝ち上がり、その後も勝ち切れないながらも3着以下なしという成績ならば、すぐにチャンスが来そうに見えたかもしれないが、対して東京コースを避けるかの如く一度も使われていないのには、陣営的には走りが合わないという認識があったのであろう。


その証拠に今回は初めてブリンカーを付けてきている。つまりは何かを変えないと左回りを上手くこなせないという考えの表れだったのだ。

それほどまでに左回りに苦手意識があったのだろう。当然、調教でも左回りを何度も試していたはずだ。

そこで導き出された策がブリンカー装着なのだ。

馬によっては右も左も関係なく走れる馬はいるが、逆にどちらかを狙ってローテーションを組む馬も多数いる。


左回りコースは東京を筆頭に中京、新潟と直線が長いコースが多い。対して右回りは、中山コースに代表されるようにコーナーがきついコースが多い。

つまりは、バックストレッチや直線が長い左回りコースは、しっかりと折り合いがつけられないと走り切れないのだ。

そしてマンマリアーレは、中山コースを主戦場としてきたのならば折り合いに難がある馬だったのである。


えぶりが提供したレース

故のブリンカー装着。

ブリンカーを装着すれば、全ての馬が集中力が増すという足し算的な効果を期待できるものではなく、馬によっては視界が遮られることに戸惑い本来の走りができないことも普通にある。

今回はそれがモロに出た感があった。


左回りがほぼ未知数の馬を軸馬に据えるという発想は、ある意味一発狙いで今回は裏目に出た


結果論になってしまうが、例えば2着となったアルヴィエンヌは前走で東京ダート1600mを使い6着とそこそこの競馬をしている。

叩き3戦目でルメールを配してきたのであれば、こちらの方が狙いやすかったのではなかろうか?

コース適性をもう少し考えれば、組み立てのアプローチも変わってきたというレースであった。




2024/05/11

マイルスという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

マイルスという競馬予想サイトだが、既に1ヶ月かけて無料予想の長期検証した検証結果は出ており、的中率55%(馬単、馬連、ワイド)の、回収率は31%
マイナス−12万 3300円」といった収支結果も出ている。

マイルスはしばらく前に検証した競馬予想サイトで、競馬検証.comではとっくに「悪評価」が付いているのだが、ここ最近になってまた「解体新書」や「競馬戦線」といった集客サイトで客集めをしているので、競馬検証.comでも久々に2週続けて検証することにした。

今回が流石に最後になると思うが、今回検証するマイルスの無料予想(無料情報)は、2024/05/11の新潟7Rで提供された買い目である。

マイルスという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ マイルスの無料予想(2024/05/11)

券種:馬単ボックス
券種:馬連ボックス
結果:5-8(不的中)

馬単馬連ともに不的中となった理由は、2着馬8番ルーチェロッサが入っていなかったことに尽きるが、何故この馬を入れなかったのか?

前走の福島戦は、6着とはいえ0.4秒差。
休み明けを一度使って良くなってきていたのは明らかで、加えて長丁場の競馬で集中力を切らさず最後まで踏ん張ったのも好材料だった

さらには今回は、減量騎手起用で一気の斤量3kg減小林勝太騎手
小林騎手はこの新潟開催フル参戦で4勝を挙げており、馬場のどこを通れば有利かというところも把握できていて、かなり乗れていた騎手

この2つの強調材料がありながら何故だ?

マイルスが提供したレース

対して、馬券に組み込まれていた7番キングリスティアは8歳の騙馬。
デビュー4戦目以降は全てダートを使われていた。
直近の成績も14着(最下位)、6着、11着(ブービー)。

斤量の恩恵もないに等しい馬。
芝変わりに一縷の望みをと考えたのかもしれないが、悲しいくらいに希望的観測で案の定8頭立ての7着。

この選択は、「どうかしている」としかいえない

ローカル開催は、若手の減量騎手狙いが鉄則だ。
新潟開催からのレース提供に全くそぐわないアプローチで、これでは「どうしようもない」。

どう過大評価をしても「マイルス」がこうはならないだろう