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競馬コラム~騎手編 (三浦皇成騎手、JRA史上最速記録達成。) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 三浦皇成騎手、JRA史上最速記録達成。

    三浦皇成騎手、JRA史上最速記録達成

    三浦皇成騎手が8月22日に新潟競馬9Rでステラダイヤに騎乗し、JRAでの通算騎乗回数1万回を達成。さらにJRA史上最速となる、13年5ヶ月22日という記録も打ち立てた。

    また、これまでの史上最速記録は、北村宏司騎手の13年10ヶ月7日だったのだが、これを約5ヵ月近く記録を短縮し、31歳8ヶ月4日史上最年少記録も達成してしまった。

    三浦皇成騎手
     

    三浦皇成騎手と言えば、2016年に落馬して10ヶ所以上の骨折で、肺と副腎の損傷という大怪我を負い、1年近くの休養を余儀なくされる不運もあった。
    決してここまで順風満帆…というわけではなかっただけに、この偉業達成は評価したいところ。

    しかしこれまでの実績を振り返ると、2008年のデビューイヤーに91勝をマークし、武豊騎手がこれまで持っていた69勝の新人最多勝利記録(1987年)21年ぶりに更新した。

    デビュー当時から新人騎手とは思えないくらいの騎乗数であっただけに、今回のこの最速記録達成も頷けるというものだった。

    小学生の頃に出会ったという『オメガ』の冠名で知られる原禮子オーナーとの関係と、当時所属していた河野厩舎のバックアップ等があり、普通の新人ジョッキーとは待遇が違っていたことも、最速記録達成の要因となっている。

    とはいえ、元々の記録保持者・北村宏司騎手も名門・藤沢厩舎に所属して、他の新人ジョッキーよりも騎乗数の恩恵があったことは事実であり、周りの人に恵まれることも、騎手としては重要な要素やスキルなのだ。



    三浦皇成騎手、関東を代表するジョッキーになる。

    三浦皇成騎手デビュー4年目の2011年、12歳年上で競馬中継にも出演していたグラビアタレントのほしのあきと結婚。

    その妻が詐欺事件に一枚噛んでいて、そのタイミングで三浦皇成が不倫…などと、本業以外でも騒がれる時期もあった三浦皇成騎手だが、デビュー後もコンスタントに勝ち星を挙げ、関東リーディングの上位へ着々と駒を進めていき、一昨年の2019年には自身初となる年間100勝を達成するなど着実に力を付けていった。

    しかし意外?にも、ここまでGIレースの勝利がない(地方の交流JpnIは2014年の全日本2歳優駿を勝っている)
    決してグレードレースを勝つことが全てではないが、あまり大きい舞台での活躍がないのは少々物足りなさを感じるところではある。

    昨年、セントウルSをダノンスマッシュで勝ち、続く本番のスプリンターズSも連続騎乗。そして、悲願のGI制覇を期待されたのだが・・・、残念ながら厩舎&オーナーが懇意にする川田騎手への乗り替わりとなってしまった。
    この一件は、一部ファンの間でも波紋を広げており、今でも記憶に新しい。



    三浦皇成騎手の2021年シーズンの後半戦は?

    三浦皇成騎手は今年ここまで39勝を挙げて関東リーディング8位。例年同様のペースといったところか。

    相変わらず重賞戦線では目立った活躍がないのだが、この夏は2歳戦で多くの勝ち星を挙げており(新馬戦=3勝、2歳未勝利=3勝)そういった意味では今後に繋がる可能性は高い。

    8月15日、新潟の新馬戦を勝ったユキノオウジサマはなかなかの好評価で、レースは12番人気と評価は低かったが、同レースに出走していた評判の良血馬ダンテスヴューを寄せ付けないスピードを披露した。
    本質的にはマイルくらいが良さそうなタイプだが、一度レースを経験した上積みも期待できそうで、上手くいけば年内に重賞でも好走のチャンスはありそうな1頭だ。覚えておいて損はないだろう。

    外国人ジョッキー中心になりつつある近年の中央競馬界だが、それでも日本人ジョッキーの活躍はいつまでもあって欲しいもの。
    西高東低で、関東自体もやや影が薄くなりがちなだけに、三浦皇成騎手にはさらなるレベルアップを期待したい。


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2024/05/11

「えぶり」という競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

今回検証する「えぶり」の無料予想(無料情報)は、2024/05/11の東京7Rで提供された買い目である。


えぶりという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ えぶりの無料予想(2024/05/11)

結果:1-8(不的中)

「えぶり」が軸馬に推奨した12番マンマリアーレは8着。

これまでの成績を振り返ってみると新馬戦から4戦は芝を使われ、そこそこは走れていたが詰め切れずの競馬が続いていたため中山ダート1800mを試したところようやく勝利。

ゴールドシップ産駒ということでその後クラシックに乗せようと芝に戻すも、未勝利時代と同じような感じの走りで詰め切れず。

オークストライアルで敗れたことで芝に見切りをつけ、ダートに戻して2勝目を狙うも5戦して勝ち切れず。


中山ダート1800mで未勝利を勝ち上がり、その後も勝ち切れないながらも3着以下なしという成績ならば、すぐにチャンスが来そうに見えたかもしれないが、対して東京コースを避けるかの如く一度も使われていないのには、陣営的には走りが合わないという認識があったのであろう。


その証拠に今回は初めてブリンカーを付けてきている。つまりは何かを変えないと左回りを上手くこなせないという考えの表れだったのだ。

それほどまでに左回りに苦手意識があったのだろう。当然、調教でも左回りを何度も試していたはずだ。

そこで導き出された策がブリンカー装着なのだ。

馬によっては右も左も関係なく走れる馬はいるが、逆にどちらかを狙ってローテーションを組む馬も多数いる。


左回りコースは東京を筆頭に中京、新潟と直線が長いコースが多い。対して右回りは、中山コースに代表されるようにコーナーがきついコースが多い。

つまりは、バックストレッチや直線が長い左回りコースは、しっかりと折り合いがつけられないと走り切れないのだ。

そしてマンマリアーレは、中山コースを主戦場としてきたのならば折り合いに難がある馬だったのである。


えぶりが提供したレース

故のブリンカー装着。

ブリンカーを装着すれば、全ての馬が集中力が増すという足し算的な効果を期待できるものではなく、馬によっては視界が遮られることに戸惑い本来の走りができないことも普通にある。

今回はそれがモロに出た感があった。


左回りがほぼ未知数の馬を軸馬に据えるという発想は、ある意味一発狙いで今回は裏目に出た


結果論になってしまうが、例えば2着となったアルヴィエンヌは前走で東京ダート1600mを使い6着とそこそこの競馬をしている。

叩き3戦目でルメールを配してきたのであれば、こちらの方が狙いやすかったのではなかろうか?

コース適性をもう少し考えれば、組み立てのアプローチも変わってきたというレースであった。




2024/05/11

マイルスという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

マイルスという競馬予想サイトだが、既に1ヶ月かけて無料予想の長期検証した検証結果は出ており、的中率55%(馬単、馬連、ワイド)の、回収率は31%
マイナス−12万 3300円」といった収支結果も出ている。

マイルスはしばらく前に検証した競馬予想サイトで、競馬検証.comではとっくに「悪評価」が付いているのだが、ここ最近になってまた「解体新書」や「競馬戦線」といった集客サイトで客集めをしているので、競馬検証.comでも久々に2週続けて検証することにした。

今回が流石に最後になると思うが、今回検証するマイルスの無料予想(無料情報)は、2024/05/11の新潟7Rで提供された買い目である。

マイルスという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ マイルスの無料予想(2024/05/11)

券種:馬単ボックス
券種:馬連ボックス
結果:5-8(不的中)

馬単馬連ともに不的中となった理由は、2着馬8番ルーチェロッサが入っていなかったことに尽きるが、何故この馬を入れなかったのか?

前走の福島戦は、6着とはいえ0.4秒差。
休み明けを一度使って良くなってきていたのは明らかで、加えて長丁場の競馬で集中力を切らさず最後まで踏ん張ったのも好材料だった

さらには今回は、減量騎手起用で一気の斤量3kg減小林勝太騎手
小林騎手はこの新潟開催フル参戦で4勝を挙げており、馬場のどこを通れば有利かというところも把握できていて、かなり乗れていた騎手

この2つの強調材料がありながら何故だ?

マイルスが提供したレース

対して、馬券に組み込まれていた7番キングリスティアは8歳の騙馬。
デビュー4戦目以降は全てダートを使われていた。
直近の成績も14着(最下位)、6着、11着(ブービー)。

斤量の恩恵もないに等しい馬。
芝変わりに一縷の望みをと考えたのかもしれないが、悲しいくらいに希望的観測で案の定8頭立ての7着。

この選択は、「どうかしている」としかいえない

ローカル開催は、若手の減量騎手狙いが鉄則だ。
新潟開催からのレース提供に全くそぐわないアプローチで、これでは「どうしようもない」。

どう過大評価をしても「マイルス」がこうはならないだろう