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競馬の楽しみ方~ 秋競馬編 (いよいよGIスタート! 関東馬と関西馬) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. いよいよGIスタート関東馬と関西馬

    GI戦線に異変あり?…関東馬が、いない!?

    秋競馬がスタートし、来週からいよいよGIスタートとなる。
    第一弾はスプリンターズS…なのだが、その顔ぶれを見てちょっと驚いたことがある。

    第55回 スプリンターズS 登録馬

    1.レシステンシア
    2.ダノンスマッシュ
    3.モズスーパーフレア
    4.ジャンダルム
    5.メイケイエール
    6.ヨカヨカ
    7.ビアンフェ
    8.ラヴィングアンサー
    9.ピクシーナイト
    10.クリノガウディー
    11.タイセイビジョン
    12.シヴァージ
    13.エイティーンガール
    14.ファストフォース
    15.ミッキーブリランテ
    16.ロードアクア
    17.アウィルアウェイ
    18.ダイメイフジ
    19.カイザーメランジェ
    20.クーファウェヌス
    21.ボンボヤージ
    22.ショウナンバビアナ

    登録馬を優先出走、賞金上位順に並べてみたのだが、この並びを見て何か気付くことはないだろうか?

    …と、馬名だけ並べただけではさすがに乱暴だったか(笑)。

    実は、このままいくと関東馬が1頭も出走しない(できない)ということになるのだ
    フルゲート16頭で登録馬が22頭。
    そのうち関東馬は19.カイザーメランジェと22.ショウナンバビア2頭のみ
    ともに除外対象であり、上位馬に余程のことがない限り出場が叶わない状況だ。

    アイビスサマーダッシュを勝ったオールアットワンス、キーンランドカップを勝ったレイハリアと、美浦の3歳馬が頭角を現し、期待十分の夏ではあったのだが、どちらも適性と状態を優先して当レースを回避した。
    その結果、このような事態になってしまった。

    馬の状態ありきなだけに、無理に出走して…という話ではないだけに仕方ないことではあるが…



    春は大健闘を見せた関東馬

    …と最初からネガティブな内容でスタートさせてしまったが、決して関東馬の勢力が落ちたわけではない
    今年の上半期のGIシリーズを思い返して欲しい。

    皐月賞・エフフォーリアを皮切りに、NHKマイルC・シュネルマイスター、ヴィクトリアマイル・グランアレグリア、オークス・ユーバーレーベン、安田記念・ダノンキングリーと関東馬が5勝した。
    上半期GIは計12レースあり、結果関西馬に7勝と勝ち越されてはいるものの、これは大健闘と言っていいものだろう。

    そんな春の活躍があっただけに、秋GI一発目がこのような状況になってしまい、寂しさを感じたので競馬コラムに書いてみたのである。
    しかし、春に結果を出した馬たちがここから参戦してくることを考えると、次のGI秋華賞からは期待できそうではある。(オークス勝ち馬ユーバーレーベン、2着アカイトリノムスメなどが出走予定)



    関東馬、関西馬の差は縮まっている

    昨年まではアーモンドアイという怪物が関東馬を引っ張り、日本競馬の象徴ともなって活躍していたが、そのアーモンドアイを除くと、やはり勝負どころで結果を出すのは関西馬が多かったのは事実。
    いわゆる「西高東低」というやつである。

    ただ、そんな言葉が頻繁に口にされながらも関東(美浦)としてはトレーニング施設の改善と、栗東滞在や栗東の厩舎の調教方法などを取り入れることにより、ノウハウを吸収し、近年は着実にその差を埋めてきている。

    5年ほど前までの美浦トレセンは、坂路やポリトラックコースでの仕上げが主流だったが、今では大半の馬がウッドコースを使用するようになっている。(関西馬も坂路主体からウッドコースを取り入れて成果を出した時期があり、遅ればせながらそのタイミングを迎えているということ)

    ダビスタ…ではないが(笑)、負荷の掛からないコースで鍛えても馬は強くならない。
    負荷に怪我のリスクは付いて回るが、そのぶん前後のケア、食べるものを改良したりしてきた結果が、今の関東馬の結果に繋がっていると言えるだろう。

    いい馬は関西に…というひと頃の風潮も、大手生産グループや、馬主らも積極的に関東厩舎に預託することも多くなり、東西で素質のある馬、血筋の良い馬が走り、競馬界として好循環なっているのを感じる。



    あとは関東ジョッキーか。

    馬のレベルは徐々に上がっている。そうなればあとはジョッキーだ

    「関東馬と関東ジョッキーのコンビ」

    …とは、古い競馬ファンなら聞いたことのあるだろう。
    そしてそれを望んでいる方も多く、関東馬、関東ジョッキーのコンビで日本ダービーを勝つシーンは感動する。

    それだけに馬券は別にして、今年の日本ダービーの横山武史騎手とエフフォーリアには何としても勝って欲しかった、というファンは多かったはず。

    有力な関東馬へ関西ジョッキーが騎乗するシーンは今や日常茶飯事だが、厩舎やオーナーもチャンスはモノにしたいだけに、より確率の高い選択肢を選ぶのは当然だ。

    関東馬が強くなるにつれ、騎手もレベルを上げていかなければならないのだが、外国人ジョッキーとの根本的な技術差、エージェント制度等でなかなか騎乗機会に恵まれない等の政治的(?)な問題もあるのだが、そういったところも跳ねのけてリーディング争いをする関東ジョッキーがより多く出てくるようになることを期待したい。



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競馬予想サイトの抜き打ち検証」は、競馬予想 サイトが提供した無料予想を抜き 打ちで検証したものになります。

2024/05/11

「えぶり」という競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

今回検証する「えぶり」の無料予想(無料情報)は、2024/05/11の東京7Rで提供された買い目である。


えぶりという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ えぶりの無料予想(2024/05/11)

結果:1-8(不的中)

「えぶり」が軸馬に推奨した12番マンマリアーレは8着。

これまでの成績を振り返ってみると新馬戦から4戦は芝を使われ、そこそこは走れていたが詰め切れずの競馬が続いていたため中山ダート1800mを試したところようやく勝利。

ゴールドシップ産駒ということでその後クラシックに乗せようと芝に戻すも、未勝利時代と同じような感じの走りで詰め切れず。

オークストライアルで敗れたことで芝に見切りをつけ、ダートに戻して2勝目を狙うも5戦して勝ち切れず。


中山ダート1800mで未勝利を勝ち上がり、その後も勝ち切れないながらも3着以下なしという成績ならば、すぐにチャンスが来そうに見えたかもしれないが、対して東京コースを避けるかの如く一度も使われていないのには、陣営的には走りが合わないという認識があったのであろう。


その証拠に今回は初めてブリンカーを付けてきている。つまりは何かを変えないと左回りを上手くこなせないという考えの表れだったのだ。

それほどまでに左回りに苦手意識があったのだろう。当然、調教でも左回りを何度も試していたはずだ。

そこで導き出された策がブリンカー装着なのだ。

馬によっては右も左も関係なく走れる馬はいるが、逆にどちらかを狙ってローテーションを組む馬も多数いる。


左回りコースは東京を筆頭に中京、新潟と直線が長いコースが多い。対して右回りは、中山コースに代表されるようにコーナーがきついコースが多い。

つまりは、バックストレッチや直線が長い左回りコースは、しっかりと折り合いがつけられないと走り切れないのだ。

そしてマンマリアーレは、中山コースを主戦場としてきたのならば折り合いに難がある馬だったのである。


えぶりが提供したレース

故のブリンカー装着。

ブリンカーを装着すれば、全ての馬が集中力が増すという足し算的な効果を期待できるものではなく、馬によっては視界が遮られることに戸惑い本来の走りができないことも普通にある。

今回はそれがモロに出た感があった。


左回りがほぼ未知数の馬を軸馬に据えるという発想は、ある意味一発狙いで今回は裏目に出た


結果論になってしまうが、例えば2着となったアルヴィエンヌは前走で東京ダート1600mを使い6着とそこそこの競馬をしている。

叩き3戦目でルメールを配してきたのであれば、こちらの方が狙いやすかったのではなかろうか?

コース適性をもう少し考えれば、組み立てのアプローチも変わってきたというレースであった。




2024/05/11

マイルスという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

マイルスという競馬予想サイトだが、既に1ヶ月かけて無料予想の長期検証した検証結果は出ており、的中率55%(馬単、馬連、ワイド)の、回収率は31%
マイナス−12万 3300円」といった収支結果も出ている。

マイルスはしばらく前に検証した競馬予想サイトで、競馬検証.comではとっくに「悪評価」が付いているのだが、ここ最近になってまた「解体新書」や「競馬戦線」といった集客サイトで客集めをしているので、競馬検証.comでも久々に2週続けて検証することにした。

今回が流石に最後になると思うが、今回検証するマイルスの無料予想(無料情報)は、2024/05/11の新潟7Rで提供された買い目である。

マイルスという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ マイルスの無料予想(2024/05/11)

券種:馬単ボックス
券種:馬連ボックス
結果:5-8(不的中)

馬単馬連ともに不的中となった理由は、2着馬8番ルーチェロッサが入っていなかったことに尽きるが、何故この馬を入れなかったのか?

前走の福島戦は、6着とはいえ0.4秒差。
休み明けを一度使って良くなってきていたのは明らかで、加えて長丁場の競馬で集中力を切らさず最後まで踏ん張ったのも好材料だった

さらには今回は、減量騎手起用で一気の斤量3kg減小林勝太騎手
小林騎手はこの新潟開催フル参戦で4勝を挙げており、馬場のどこを通れば有利かというところも把握できていて、かなり乗れていた騎手

この2つの強調材料がありながら何故だ?

マイルスが提供したレース

対して、馬券に組み込まれていた7番キングリスティアは8歳の騙馬。
デビュー4戦目以降は全てダートを使われていた。
直近の成績も14着(最下位)、6着、11着(ブービー)。

斤量の恩恵もないに等しい馬。
芝変わりに一縷の望みをと考えたのかもしれないが、悲しいくらいに希望的観測で案の定8頭立ての7着。

この選択は、「どうかしている」としかいえない

ローカル開催は、若手の減量騎手狙いが鉄則だ。
新潟開催からのレース提供に全くそぐわないアプローチで、これでは「どうしようもない」。

どう過大評価をしても「マイルス」がこうはならないだろう