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競馬コラム~騎手編 (「ワールドオールスタージョッキーズ」と外国人騎手) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 3年ぶりの夏イベント「ワールドオールスタージョッキーズ」と外国人騎手

    3年ぶりの夏イベント

    コロナウイルスの影響により、開催中止となっていた夏競馬・札幌での一大イベントワールドオールスタージョッキーズ」。(以前は「ワールドスーパージョッキーズシリーズ」という名称だった)

    まだまだ日本では感染者数が落ち着かない状況が続くが、入出国の制限が緩和されたことにより、このワールドオールスタージョッキーズも3年ぶりに開催されることが決まった。
     
    GⅠがなくやや盛り上がりに欠ける夏競馬の盛り上げ施策だが、スポットで海外諸国のトップジョッキーが集まってレースを行うこのイベントはファンの間でもお馴染みとなっていただけに、久々の開催で札幌への旅打ちを計画している競馬ファンも多いのではないだろうか。 
      
    今年のJRA出場騎手は、リーディング上位騎手に加えて黄綬褒章を受章した柴田善臣騎手や、地方からは激戦を勝ち抜いた愛知競馬の岡部誠騎手が出場権を手にしている。  



    出場外国人騎手の紹介

    そして、気になる海外勢だが、簡単に出場する外国人騎手を紹介しておこう。  

     

    クレイグ・ウィリアムズ(オーストラリア)

    オーストラリアのベテランジョッキー。
    日本へは何度も短期免許を取得して騎乗経験があり、天皇賞・春のジャガーメイル、NHKマイルのグランプリボス、朝日杯FSのアルフレードでGⅠ勝ちの実績。
    45歳になってもまだまだオーストラリアでは第一線で活躍中。
      
     

    チャクイウ・ホー(香港)

    昨年のクイーンエリザベス2世カップを制したラヴズオンリーユーの手綱を取っていたのがホー騎手。
    それ以外にも香港の現役最強とも言われるゴールデンシックスティーの主戦でもある。
    この夏、短期免許を取得して初来日。先日のレパードSをカフジオクタゴンで勝利して早くもJRAの重賞を手にし、今後の活躍が楽しみな1人だ。

     

    デヴィッド・イーガン(イギリス)

    アイルランド出身の23歳。
    昨年はミシュリフとのコンビでサウジカップ、ドバイシーマクラシック、英インターナショナルSを制覇して一躍時の人になった。
    父が現役騎手、親族に調教師等がいる競馬家系。今後の成長にも注目の若手ジョッキーが初来日。

     

    テオ・バシュロ(フランス)

    フランス出身の29歳。
    大舞台での勝利実績こそ少ないが、近年メキメキと力をつけているフランスの注目株。
    2019年シーズンに年間100勝を達成すると、2020年、2021年と3年連続で100勝以上を挙げ、今シーズンも開幕からリーディング争いを演じている。
    これが日本初騎乗となる。

     

    ジェームズ・グラハム(アメリカ)

    これまで積み上げてきた勝ち星は2900勝。
    GⅠ勝利がキャリア10年目とやや縁遠かったものの、2007年から16年連続重賞勝利を果たしているなど、長年一線級で活躍するアメリカ競馬の重鎮。意外にもこれが日本での初騎乗となる。
    やや日本での知名度は低いかも知れないが腕は本物だ。

     

    コラリー・パコー(フランス)

     「世界の女性騎手でJRA短期免許有資格者は誰か?」の競馬コラムでも紹介をしたことのあるコラリー・パコーはフランス出身の女性ジョッキー

    フランスの女性ジョッキーと言えばミカエル・ミシェル騎手が有名だが、そのミシェル騎手が持つ女性騎手年間最多勝利数72勝に迫る71勝を挙げて(2019年)一気に名前を売った。
    ミシェルブームに続く、パコーブームを巻き起こすことができるか?

    コラリー・パコー騎手(フランス)
    ▲ コラリー・パコー騎手(フランス)


    日本での知名度があまりないぶん、今年は全体的に「これから注目しておいて欲しい」というタイプのジョッキーが選ばれた印象である。

    とくにコラリー・パコー騎手は、まさに「第二のミシェル」を狙った人選という感じで、JRAの2匹目のドジョウ作戦が成功となるか、この後の動向にも注目だ(笑)
     
    ちなみにミカエル・ミシェル騎手は、今年5月からアメリカを拠点に移して騎乗を行っている。

    昨年暮れに落馬負傷で長期休養を余儀なくされていたが、復帰のメドが立ったことと海外渡航の制限が緩和されたことでアメリカへの挑戦を決断したという。
    年内はアメリカ中心となる予定だそうだが、近いうちに再来日してくれることを楽しみにしたい。


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2024/05/11

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今回検証する「えぶり」の無料予想(無料情報)は、2024/05/11の東京7Rで提供された買い目である。


えぶりという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ えぶりの無料予想(2024/05/11)

結果:1-8(不的中)

「えぶり」が軸馬に推奨した12番マンマリアーレは8着。

これまでの成績を振り返ってみると新馬戦から4戦は芝を使われ、そこそこは走れていたが詰め切れずの競馬が続いていたため中山ダート1800mを試したところようやく勝利。

ゴールドシップ産駒ということでその後クラシックに乗せようと芝に戻すも、未勝利時代と同じような感じの走りで詰め切れず。

オークストライアルで敗れたことで芝に見切りをつけ、ダートに戻して2勝目を狙うも5戦して勝ち切れず。


中山ダート1800mで未勝利を勝ち上がり、その後も勝ち切れないながらも3着以下なしという成績ならば、すぐにチャンスが来そうに見えたかもしれないが、対して東京コースを避けるかの如く一度も使われていないのには、陣営的には走りが合わないという認識があったのであろう。


その証拠に今回は初めてブリンカーを付けてきている。つまりは何かを変えないと左回りを上手くこなせないという考えの表れだったのだ。

それほどまでに左回りに苦手意識があったのだろう。当然、調教でも左回りを何度も試していたはずだ。

そこで導き出された策がブリンカー装着なのだ。

馬によっては右も左も関係なく走れる馬はいるが、逆にどちらかを狙ってローテーションを組む馬も多数いる。


左回りコースは東京を筆頭に中京、新潟と直線が長いコースが多い。対して右回りは、中山コースに代表されるようにコーナーがきついコースが多い。

つまりは、バックストレッチや直線が長い左回りコースは、しっかりと折り合いがつけられないと走り切れないのだ。

そしてマンマリアーレは、中山コースを主戦場としてきたのならば折り合いに難がある馬だったのである。


えぶりが提供したレース

故のブリンカー装着。

ブリンカーを装着すれば、全ての馬が集中力が増すという足し算的な効果を期待できるものではなく、馬によっては視界が遮られることに戸惑い本来の走りができないことも普通にある。

今回はそれがモロに出た感があった。


左回りがほぼ未知数の馬を軸馬に据えるという発想は、ある意味一発狙いで今回は裏目に出た


結果論になってしまうが、例えば2着となったアルヴィエンヌは前走で東京ダート1600mを使い6着とそこそこの競馬をしている。

叩き3戦目でルメールを配してきたのであれば、こちらの方が狙いやすかったのではなかろうか?

コース適性をもう少し考えれば、組み立てのアプローチも変わってきたというレースであった。




2024/05/11

マイルスという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

マイルスという競馬予想サイトだが、既に1ヶ月かけて無料予想の長期検証した検証結果は出ており、的中率55%(馬単、馬連、ワイド)の、回収率は31%
マイナス−12万 3300円」といった収支結果も出ている。

マイルスはしばらく前に検証した競馬予想サイトで、競馬検証.comではとっくに「悪評価」が付いているのだが、ここ最近になってまた「解体新書」や「競馬戦線」といった集客サイトで客集めをしているので、競馬検証.comでも久々に2週続けて検証することにした。

今回が流石に最後になると思うが、今回検証するマイルスの無料予想(無料情報)は、2024/05/11の新潟7Rで提供された買い目である。

マイルスという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ マイルスの無料予想(2024/05/11)

券種:馬単ボックス
券種:馬連ボックス
結果:5-8(不的中)

馬単馬連ともに不的中となった理由は、2着馬8番ルーチェロッサが入っていなかったことに尽きるが、何故この馬を入れなかったのか?

前走の福島戦は、6着とはいえ0.4秒差。
休み明けを一度使って良くなってきていたのは明らかで、加えて長丁場の競馬で集中力を切らさず最後まで踏ん張ったのも好材料だった

さらには今回は、減量騎手起用で一気の斤量3kg減小林勝太騎手
小林騎手はこの新潟開催フル参戦で4勝を挙げており、馬場のどこを通れば有利かというところも把握できていて、かなり乗れていた騎手

この2つの強調材料がありながら何故だ?

マイルスが提供したレース

対して、馬券に組み込まれていた7番キングリスティアは8歳の騙馬。
デビュー4戦目以降は全てダートを使われていた。
直近の成績も14着(最下位)、6着、11着(ブービー)。

斤量の恩恵もないに等しい馬。
芝変わりに一縷の望みをと考えたのかもしれないが、悲しいくらいに希望的観測で案の定8頭立ての7着。

この選択は、「どうかしている」としかいえない

ローカル開催は、若手の減量騎手狙いが鉄則だ。
新潟開催からのレース提供に全くそぐわないアプローチで、これでは「どうしようもない」。

どう過大評価をしても「マイルス」がこうはならないだろう