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競馬の楽しみ方~番外編★ (ジョッキー人生がかかった「寝坊」) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. ジョッキー人生がかかった「寝坊」

    武豊がサンデーレーシングの馬に騎乗する

    今週は上半期の総決算・宝塚記念が行われる。
    昨年の年度代表馬イクイノックスをはじめ、豪華メンバーによる闘いが期待できそうだ。

    そんな中、ちょっと話題になっているのが、昨年のエリザベス女王杯勝ち馬・ジェラルディーナと武豊騎手のタッグ結成だ。
     
    近年、武豊騎手がサンデーレーシングの馬に騎乗するのは非常にレアケースだ。

    直近の騎乗機会は、なんと昨年の9月(24日 中京競馬(豊明S モンファボリ)まで遡る。

    武豊騎手と社台グループとの縁が切れているわけではないだけに、その理由は『たまたま』ということになるのだが、この大舞台での結果はこれからの騎乗馬確保に少なからず影響するところもあるだけに、馬券を度外視してもこの結果には注目したいところである。



    武豊騎手への交代は、団野騎手に原因が。

    そして、ここからが今回の競馬コラムの本題となるのだが、宝塚記念でのジェラルディーナへの騎乗、もともとは武豊騎手ではなく、団野大成騎手で話が進んでいたのだが、今月に入って急遽、武豊騎手への交代が決まったとか。

    一部では「強奪したか?」という噂も流れてたが、前述のサンデーレーシングとの結びつきを考えると現実的な話でないことは明らかだ。

    実はこの経緯元々騎乗予定だった団野騎手原因がある

    6月初旬、所属する斉藤崇史厩舎の調教寝坊ですっぽかす事件が発生

    これにより、予定していた自厩舎の馬への騎乗をすべて取り上げた、というのがこの話の真相だそう。(他にも逆鱗に触れた原因があるのかもしれないが不明)

    おやすみ団野大成

    GⅠ馬、そしてGⅠでの話だけにジェラルディーナだけが大きく話題となっているが、それ以外にも鳴尾記念のヒンドゥタイムズももともと団野騎手だったが、その一件で当週の騎乗馬もすべてバラシとなり、たまたま空いていた武豊騎手に依頼をする形となったという。

    団野騎手の騎乗履歴を見てもらえば分かるが、これまで自厩舎の馬への騎乗が多かったにもかかわらず、6月に入ってからは1回も騎乗がない
    いわゆる主戦だった騎乗馬も他のジョッキーに乗り替えるという徹底した制裁が下されている。
     
    今後の話は師弟関係のみぞ知る話。
     
    団野騎手といえば3月の高松宮記念で初GⅠ制覇(ファストフォース)を成し遂げ、これからどんどん名前を売っていこうという矢先でのこの件。 
     
    ここ最近、若手騎手の粗相も目立つ時期ではあっただけに、師匠である調教師としても甘い対応はできず、このような厳しい形になったことも多分に考えられる。
     
    しかしながら、団野騎手の父親が担当するジェラルディーナに騎乗できなくなってしまったのは、周りの皆含めてショックな出来事ではある。
    適当なジョッキーがいなかったこともあるが、トップクラブの良血馬へ、実績の少ない自厩舎のジョッキーを乗せることはそれなりに決断もあったはず。
    そんなチャンスを自ら失くしてしまった団野騎手

    ここからはとにかく名誉挽回、今まで以上に真摯に取り組んで信頼を取り戻すほかない。
     
    幸いにも、付き合いのある厩舎からの騎乗依頼は途切れてはいない(斉藤調教師もそこまで厳しくはしていない)だけに、この夏は勝負のシーズンになることだろう。
     


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無料予想のある、優良競馬予想サイト

競馬予想サイトの、無料予想の抜き打ち検証

競馬予想サイトの抜き打ち検証」は、競馬予想 サイトが提供した無料予想を抜き 打ちで検証したものになります。

2024/05/11

マイルスという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

マイルスという競馬予想サイトだが、既に1ヶ月かけて無料予想の長期検証した検証結果は出ており、的中率55%(馬単、馬連、ワイド)の、回収率は31%
マイナス−12万 3300円」といった収支結果も出ている。

マイルスはしばらく前に検証した競馬予想サイトで、競馬検証.comではとっくに「悪評価」が付いているのだが、ここ最近になってまた「解体新書」や「競馬戦線」といった集客サイトで客集めをしているので、競馬検証.comでも久々に2週続けて検証することにした。

今回が流石に最後になると思うが、今回検証するマイルスの無料予想(無料情報)は、2024/05/11の新潟7Rで提供された買い目である。

マイルスという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ マイルスの無料予想(2024/05/11)

券種:馬単ボックス
券種:馬連ボックス
結果:5-8(不的中)

馬単馬連ともに不的中となった理由は、2着馬8番ルーチェロッサが入っていなかったことに尽きるが、何故この馬を入れなかったのか?

前走の福島戦は、6着とはいえ0.4秒差。
休み明けを一度使って良くなってきていたのは明らかで、加えて長丁場の競馬で集中力を切らさず最後まで踏ん張ったのも好材料だった

さらには今回は、減量騎手起用で一気の斤量3kg減小林勝太騎手
小林騎手はこの新潟開催フル参戦で4勝を挙げており、馬場のどこを通れば有利かというところも把握できていて、かなり乗れていた騎手

この2つの強調材料がありながら何故だ?

マイルスが提供したレース

対して、馬券に組み込まれていた7番キングリスティアは8歳の騙馬。
デビュー4戦目以降は全てダートを使われていた。
直近の成績も14着(最下位)、6着、11着(ブービー)。

斤量の恩恵もないに等しい馬。
芝変わりに一縷の望みをと考えたのかもしれないが、悲しいくらいに希望的観測で案の定8頭立ての7着。

この選択は、「どうかしている」としかいえない

ローカル開催は、若手の減量騎手狙いが鉄則だ。
新潟開催からのレース提供に全くそぐわないアプローチで、これでは「どうしようもない」。

どう過大評価をしても「マイルス」がこうはならないだろう



2024/05/11

「えぶり」という競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

今回検証する「えぶり」の無料予想(無料情報)は、2024/05/11の東京7Rで提供された買い目である。


えぶりという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ えぶりの無料予想(2024/05/11)

結果:1-8(不的中)

「えぶり」が軸馬に推奨した12番マンマリアーレは8着。

これまでの成績を振り返ってみると新馬戦から4戦は芝を使われ、そこそこは走れていたが詰め切れずの競馬が続いていたため中山ダート1800mを試したところようやく勝利。

ゴールドシップ産駒ということでその後クラシックに乗せようと芝に戻すも、未勝利時代と同じような感じの走りで詰め切れず。

オークストライアルで敗れたことで芝に見切りをつけ、ダートに戻して2勝目を狙うも5戦して勝ち切れず。


中山ダート1800mで未勝利を勝ち上がり、その後も勝ち切れないながらも3着以下なしという成績ならば、すぐにチャンスが来そうに見えたかもしれないが、対して東京コースを避けるかの如く一度も使われていないのには、陣営的には走りが合わないという認識があったのであろう。


その証拠に今回は初めてブリンカーを付けてきている。つまりは何かを変えないと左回りを上手くこなせないという考えの表れだったのだ。

それほどまでに左回りに苦手意識があったのだろう。当然、調教でも左回りを何度も試していたはずだ。

そこで導き出された策がブリンカー装着なのだ。

馬によっては右も左も関係なく走れる馬はいるが、逆にどちらかを狙ってローテーションを組む馬も多数いる。


左回りコースは東京を筆頭に中京、新潟と直線が長いコースが多い。対して右回りは、中山コースに代表されるようにコーナーがきついコースが多い。

つまりは、バックストレッチや直線が長い左回りコースは、しっかりと折り合いがつけられないと走り切れないのだ。

そしてマンマリアーレは、中山コースを主戦場としてきたのならば折り合いに難がある馬だったのである。


えぶりが提供したレース

故のブリンカー装着。

ブリンカーを装着すれば、全ての馬が集中力が増すという足し算的な効果を期待できるものではなく、馬によっては視界が遮られることに戸惑い本来の走りができないことも普通にある。

今回はそれがモロに出た感があった。


左回りがほぼ未知数の馬を軸馬に据えるという発想は、ある意味一発狙いで今回は裏目に出た


結果論になってしまうが、例えば2着となったアルヴィエンヌは前走で東京ダート1600mを使い6着とそこそこの競馬をしている。

叩き3戦目でルメールを配してきたのであれば、こちらの方が狙いやすかったのではなかろうか?

コース適性をもう少し考えれば、組み立てのアプローチも変わってきたというレースであった。