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競馬の楽しみ方~地方競馬編 (八百長、脱税の不祥事から笠松競馬が再開) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 八百長、脱税の不祥事から笠松競馬が再開

    八百長、脱税の不祥事から笠松競馬が再開

    関係者の馬券購入や経費水増しによる脱税、そしてあろうことかレースでの八百長…ここ1、2年でありとあらゆる不祥事事件が飛び交った岐阜・笠松競馬の事件は記憶に新しいと思うが、2021年1月の開催中止から9ヶ月の自粛期間を経て、9月8日(木)から再開されることとなる。

    今更その当時のことを書き連ねればキリがないし今さら蒸し返す気もなく、今は再起をかけて関係者一丸となって頑張っているようだ。
    …なので、今回は改めて笠松競馬を楽しむための競馬コラムにしようと思う。



    笠松競馬の再開〜残された9名のジョッキー

    2020年6月に不正馬券購入の発覚があり、地方競馬の恥である八百長ジョッキー9人が引退となった。

    この度の笠松競馬再開残ったのは、事件発覚前の半分となる9名で行うことになる。(名古屋競馬所属ジョッキーも参戦してのレースにはなる)
    この9名は、第二の笠松競馬を背負っていくジョッキー達だ。

    正直、地方競馬のジョッキーは中央競馬ほどビジュアルや個性などを伝えるメディアや媒体が少ないため、競馬ファンとしても馴染みが薄くなってしまうのは事実で、だからこそこれを機に、この残された9名を、9名しかいないからこそ、それぞれの個性を知ってもらい、応援することができると思っている。
    以下の個性ある9名で、9月から頑張っていくのだ。

    《1》 向山牧騎手

    地方競馬通算3591勝のベテラン。

    《2》 藤原幹生騎手

    東海ダービージョッキーで、通算1000勝も目前。

    《3》大原浩司騎手

    今年から騎手会長にした笠松一筋の騎手。

    《4》森島貴之騎手

    笠松唯一の30代、今後のリーダーとして期待される。

    《5》渡辺竜也騎手

    笠松競馬初となるNRA優秀新人ジョッキー。

    《6》深沢杏花騎手

    美人じゃないが紅一点・笠松のアイドルジョッキー。

    《7》東川慎騎手

    岐阜出身、地元ファンの期待が大きい。

    《8》松本剛志騎手

    笠松で生きると決めた、関西人ジョッキー。

    《9》長江慶悟騎手

    2020年デビュー。水色の勝負服はインパクト十分。



    笠松競馬の再開に向けた準備

    7月から2歳馬の能力審査は行われていたが、笠松競馬の再開が決まった8月からは模擬レースを定期実施となった。
    ファンの反応は開催が始まってみないと分からないところではあるが、ジョッキー、調教師、厩務員、関係スタッフたちは本来の日常を取り戻し、みんなで前に進もうとする様子は感じられる。

    運営側としてもあのような不祥事が二度と起きないため、9ヶ月間再発防止に向けた整備等でかなりの時間をかけ、苦労をしただろう。

    コロナウイルスの状況が落ち着いていれば本場に客を入れた再開もできたのだろうが、ここは残念ながら無観客での実施となった。

    ネット投票不正購入の引き金になってはいたのだが、近年好調のネット投票は欠かせないので、再開に合わせて各投票サービスも通常の発売を行うことになった。
    時代のニーズを考えれば、いかにネット投票ユーザーへ訴求できるかが重要なポイントだから仕方ない。

    今後の笠松競馬には南関東競馬や高知競馬、ばんえい競馬など、ニーズの高い他の地方競馬場にも負けない施策を期待したい。



    笠松競馬場〜名馬オグリキャップの故郷として

    笠松競馬場は、あのオグリキャップの故郷なのでオグリキャップ像が建てられている。

    オグリキャップと言えば、オールド競馬ファンなら誰しもが知っている名馬中の名馬で、そんな昭和〜平成の名馬が、令和となった今、若者にまで認知される存在になっている。

    その原因は大人気のスマホゲーム「ウマ娘」にも登場してくるオグリキャップで、最近は「ウマ娘」のキャラクターの声を務めている声優が競馬場へ行ったり、番組に出演したりして、競馬ファンの新規獲得や、各競馬場のプロモーションに一躍買っているので、再開を機に笠松競馬でも声優を招待するのではないだろうか。

    オグリキャップがどういう馬だったか、どういうレースをしていたか。というのは、とりあえず今回は割愛させてもらうが、競馬人気(というかウマ娘人気)が盛り上がっている今のうちに、笠松競馬のイメージアップ作戦も便乗するといいだろう。

    …と、些か冗談気味に書いてみたものの、9ヶ月間開催をしなかったことで収益がなく、笠松競馬の経営状況としては文字通りの綱渡り状態だ。
    とにかく馬券を買ってもらい過去の悪い印象を払拭するしかない。

    関係者はクリーンなレースをして、ファンは気持ちよく馬券を買う。
    当たり前の日常が当たり前になるよう、私も再開初日からご祝儀込みで馬券を買いたいと思う(笑)


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競馬予想サイトの抜き打ち検証」は、競馬予想 サイトが提供した無料予想を抜き 打ちで検証したものになります。

2024/05/11

マイルスという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

マイルスという競馬予想サイトだが、既に1ヶ月かけて無料予想の長期検証した検証結果は出ており、的中率55%(馬単、馬連、ワイド)の、回収率は31%
マイナス−12万 3300円」といった収支結果も出ている。

マイルスはしばらく前に検証した競馬予想サイトで、競馬検証.comではとっくに「悪評価」が付いているのだが、ここ最近になってまた「解体新書」や「競馬戦線」といった集客サイトで客集めをしているので、競馬検証.comでも久々に2週続けて検証することにした。

今回が流石に最後になると思うが、今回検証するマイルスの無料予想(無料情報)は、2024/05/11の新潟7Rで提供された買い目である。

マイルスという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ マイルスの無料予想(2024/05/11)

券種:馬単ボックス
券種:馬連ボックス
結果:5-8(不的中)

馬単馬連ともに不的中となった理由は、2着馬8番ルーチェロッサが入っていなかったことに尽きるが、何故この馬を入れなかったのか?

前走の福島戦は、6着とはいえ0.4秒差。
休み明けを一度使って良くなってきていたのは明らかで、加えて長丁場の競馬で集中力を切らさず最後まで踏ん張ったのも好材料だった

さらには今回は、減量騎手起用で一気の斤量3kg減小林勝太騎手
小林騎手はこの新潟開催フル参戦で4勝を挙げており、馬場のどこを通れば有利かというところも把握できていて、かなり乗れていた騎手

この2つの強調材料がありながら何故だ?

マイルスが提供したレース

対して、馬券に組み込まれていた7番キングリスティアは8歳の騙馬。
デビュー4戦目以降は全てダートを使われていた。
直近の成績も14着(最下位)、6着、11着(ブービー)。

斤量の恩恵もないに等しい馬。
芝変わりに一縷の望みをと考えたのかもしれないが、悲しいくらいに希望的観測で案の定8頭立ての7着。

この選択は、「どうかしている」としかいえない

ローカル開催は、若手の減量騎手狙いが鉄則だ。
新潟開催からのレース提供に全くそぐわないアプローチで、これでは「どうしようもない」。

どう過大評価をしても「マイルス」がこうはならないだろう



2024/05/11

「えぶり」という競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

今回検証する「えぶり」の無料予想(無料情報)は、2024/05/11の東京7Rで提供された買い目である。


えぶりという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ えぶりの無料予想(2024/05/11)

結果:1-8(不的中)

「えぶり」が軸馬に推奨した12番マンマリアーレは8着。

これまでの成績を振り返ってみると新馬戦から4戦は芝を使われ、そこそこは走れていたが詰め切れずの競馬が続いていたため中山ダート1800mを試したところようやく勝利。

ゴールドシップ産駒ということでその後クラシックに乗せようと芝に戻すも、未勝利時代と同じような感じの走りで詰め切れず。

オークストライアルで敗れたことで芝に見切りをつけ、ダートに戻して2勝目を狙うも5戦して勝ち切れず。


中山ダート1800mで未勝利を勝ち上がり、その後も勝ち切れないながらも3着以下なしという成績ならば、すぐにチャンスが来そうに見えたかもしれないが、対して東京コースを避けるかの如く一度も使われていないのには、陣営的には走りが合わないという認識があったのであろう。


その証拠に今回は初めてブリンカーを付けてきている。つまりは何かを変えないと左回りを上手くこなせないという考えの表れだったのだ。

それほどまでに左回りに苦手意識があったのだろう。当然、調教でも左回りを何度も試していたはずだ。

そこで導き出された策がブリンカー装着なのだ。

馬によっては右も左も関係なく走れる馬はいるが、逆にどちらかを狙ってローテーションを組む馬も多数いる。


左回りコースは東京を筆頭に中京、新潟と直線が長いコースが多い。対して右回りは、中山コースに代表されるようにコーナーがきついコースが多い。

つまりは、バックストレッチや直線が長い左回りコースは、しっかりと折り合いがつけられないと走り切れないのだ。

そしてマンマリアーレは、中山コースを主戦場としてきたのならば折り合いに難がある馬だったのである。


えぶりが提供したレース

故のブリンカー装着。

ブリンカーを装着すれば、全ての馬が集中力が増すという足し算的な効果を期待できるものではなく、馬によっては視界が遮られることに戸惑い本来の走りができないことも普通にある。

今回はそれがモロに出た感があった。


左回りがほぼ未知数の馬を軸馬に据えるという発想は、ある意味一発狙いで今回は裏目に出た


結果論になってしまうが、例えば2着となったアルヴィエンヌは前走で東京ダート1600mを使い6着とそこそこの競馬をしている。

叩き3戦目でルメールを配してきたのであれば、こちらの方が狙いやすかったのではなかろうか?

コース適性をもう少し考えれば、組み立てのアプローチも変わってきたというレースであった。