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競馬の楽しみ方~番外編★ (11歳の超高齢馬、マイネルプロンプトが19歳ジョッキーと勝利) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 11歳の超高齢馬、マイネルプロンプトが19歳ジョッキーと勝利

    11歳の超高齢馬、マイネルプロンプト

    先週、スプリンターズSが行われた中山競馬場の裏、阪神競馬場で快挙が達成された。
     
    日曜阪神の最終レース、勝ったのは12番人気マイネルプロンプト

    低評価を覆しての勝利もまた凄いのだが、この馬なんと今年11歳の超高齢馬
    過去、JRAの平地競走で11歳馬が勝利するのはこれが初めてのことだった。
     
    田口貫太騎手と阪神12Rを制した11歳馬マイネルプロンプト
    ▲ 田口貫太騎手とマイネルプロンプト


    気になる配当
    ▲ 気になる配当



    過去に10歳馬が勝利した例は4つ

    過去に、10歳馬が勝利した例は4つだけ
     
    アサカディフィート・・・2008年 小倉大賞典(GⅢ)
    ニシノコンサフォス・・・2010年 ジャニュアリーS(OP)
    スマートブレード・・・2011年 川中島S(準OP)
    トウカイトリック・・・2012年 ステイヤーズS(GⅡ)

    地方競馬でなら高齢馬が勝利するケースはそれほど珍しくはないが、実績を残した馬だけが走れるJRAにおいて、勝つことはもとよりこの年齢まで走っていることもまた偉業である。
     
    ここまで62戦

    そのキャリアの中には障害戦も含まれており、障害のオープン競走を4勝。
    また、J・GⅠ中山グランドジャンプでは、あのオジュウチョウサンの3着に入った実績もあるほど。

    その障害戦でややひと押し足りなくなり、昨年暮れから平地に戻ってきたのだが、その中でこの勝利。「凄い」以外の言葉が見つからない。
     
    そんなマイネルプロンプト同い年の競走馬は…?と、調べてみた。

    キタサンブラック
    ドゥラメンテ
    シュヴァルグラン
    サトノクラウン
    リアルスティール
    レッツゴードンキ
    ミッキークイーン
    ノンコノユメ
     
    早々たる同期たちが名を連ねていた(笑)
     
    フェブラリーSを勝ったノンコノユメは地方競馬(大井)に転厩し、昨年まで現役を続けていたが、それでも10歳という年齢で引退した。
     
    言わずもがなだが、競走馬のピークは個体差あれど5~6歳が一般的だ。
     
    先日のレースにはフレッシュな3歳馬も多数出走していた中での勝利。
    競走馬の11歳は、人間の年齢で言うとだいたい30代後半くらい
    現役バリバリの若者を、アラフォーのベテランが負かす。
    人間のスポーツでもロマンのある話だ。
     


    騎乗していたのは19歳の田口貫太騎手

    ちなみに、マイネルプロンプトに騎乗していたのはルーキーの田口貫太騎手19歳

    田口貫太騎手
    ▲ 19歳の田口貫太騎手(2023/10)


    田口貫太騎手といえば、まぁ悪くはないが、そんなに特筆して凄いという感じもない印象もない。新人の中では多少乗れるので、そのぶん重宝されて勝っている感じの騎手だ。

    今回、デビュー10年目となるマイネルプロンプトに、今年デビューしたジョッキーとコンビを組んでの勝利というのもこの偉業を盛り上げるネタにもなった。
     
    次走予定などはこの後の状態次第で決まることになるが、クラスが上がっても元気に走る姿を1走でも多く見たいものだ。


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無料予想のある、優良競馬予想サイト

競馬予想サイトの、無料予想の抜き打ち検証

競馬予想サイトの抜き打ち検証」は、競馬予想 サイトが提供した無料予想を抜き 打ちで検証したものになります。

2024/05/11

マイルスという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

マイルスという競馬予想サイトだが、既に1ヶ月かけて無料予想の長期検証した検証結果は出ており、的中率55%(馬単、馬連、ワイド)の、回収率は31%
マイナス−12万 3300円」といった収支結果も出ている。

マイルスはしばらく前に検証した競馬予想サイトで、競馬検証.comではとっくに「悪評価」が付いているのだが、ここ最近になってまた「解体新書」や「競馬戦線」といった集客サイトで客集めをしているので、競馬検証.comでも久々に2週続けて検証することにした。

今回が流石に最後になると思うが、今回検証するマイルスの無料予想(無料情報)は、2024/05/11の新潟7Rで提供された買い目である。

マイルスという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ マイルスの無料予想(2024/05/11)

券種:馬単ボックス
券種:馬連ボックス
結果:5-8(不的中)

馬単馬連ともに不的中となった理由は、2着馬8番ルーチェロッサが入っていなかったことに尽きるが、何故この馬を入れなかったのか?

前走の福島戦は、6着とはいえ0.4秒差。
休み明けを一度使って良くなってきていたのは明らかで、加えて長丁場の競馬で集中力を切らさず最後まで踏ん張ったのも好材料だった

さらには今回は、減量騎手起用で一気の斤量3kg減小林勝太騎手
小林騎手はこの新潟開催フル参戦で4勝を挙げており、馬場のどこを通れば有利かというところも把握できていて、かなり乗れていた騎手

この2つの強調材料がありながら何故だ?

マイルスが提供したレース

対して、馬券に組み込まれていた7番キングリスティアは8歳の騙馬。
デビュー4戦目以降は全てダートを使われていた。
直近の成績も14着(最下位)、6着、11着(ブービー)。

斤量の恩恵もないに等しい馬。
芝変わりに一縷の望みをと考えたのかもしれないが、悲しいくらいに希望的観測で案の定8頭立ての7着。

この選択は、「どうかしている」としかいえない

ローカル開催は、若手の減量騎手狙いが鉄則だ。
新潟開催からのレース提供に全くそぐわないアプローチで、これでは「どうしようもない」。

どう過大評価をしても「マイルス」がこうはならないだろう



2024/05/11

「えぶり」という競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

今回検証する「えぶり」の無料予想(無料情報)は、2024/05/11の東京7Rで提供された買い目である。


えぶりという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ えぶりの無料予想(2024/05/11)

結果:1-8(不的中)

「えぶり」が軸馬に推奨した12番マンマリアーレは8着。

これまでの成績を振り返ってみると新馬戦から4戦は芝を使われ、そこそこは走れていたが詰め切れずの競馬が続いていたため中山ダート1800mを試したところようやく勝利。

ゴールドシップ産駒ということでその後クラシックに乗せようと芝に戻すも、未勝利時代と同じような感じの走りで詰め切れず。

オークストライアルで敗れたことで芝に見切りをつけ、ダートに戻して2勝目を狙うも5戦して勝ち切れず。


中山ダート1800mで未勝利を勝ち上がり、その後も勝ち切れないながらも3着以下なしという成績ならば、すぐにチャンスが来そうに見えたかもしれないが、対して東京コースを避けるかの如く一度も使われていないのには、陣営的には走りが合わないという認識があったのであろう。


その証拠に今回は初めてブリンカーを付けてきている。つまりは何かを変えないと左回りを上手くこなせないという考えの表れだったのだ。

それほどまでに左回りに苦手意識があったのだろう。当然、調教でも左回りを何度も試していたはずだ。

そこで導き出された策がブリンカー装着なのだ。

馬によっては右も左も関係なく走れる馬はいるが、逆にどちらかを狙ってローテーションを組む馬も多数いる。


左回りコースは東京を筆頭に中京、新潟と直線が長いコースが多い。対して右回りは、中山コースに代表されるようにコーナーがきついコースが多い。

つまりは、バックストレッチや直線が長い左回りコースは、しっかりと折り合いがつけられないと走り切れないのだ。

そしてマンマリアーレは、中山コースを主戦場としてきたのならば折り合いに難がある馬だったのである。


えぶりが提供したレース

故のブリンカー装着。

ブリンカーを装着すれば、全ての馬が集中力が増すという足し算的な効果を期待できるものではなく、馬によっては視界が遮られることに戸惑い本来の走りができないことも普通にある。

今回はそれがモロに出た感があった。


左回りがほぼ未知数の馬を軸馬に据えるという発想は、ある意味一発狙いで今回は裏目に出た


結果論になってしまうが、例えば2着となったアルヴィエンヌは前走で東京ダート1600mを使い6着とそこそこの競馬をしている。

叩き3戦目でルメールを配してきたのであれば、こちらの方が狙いやすかったのではなかろうか?

コース適性をもう少し考えれば、組み立てのアプローチも変わってきたというレースであった。