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競馬コラム~騎手編 (2023年注目すべきジョッキーは誰か?) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 2023年注目すべきジョッキーは誰か?

    昨年の年度代表馬も発表(大方の予想通りイクイノックスが選手)され、2023年の新たな競馬シーズンがスタートした。
    クラシック戦線含め、今年はどんな様相になり、どんな馬が活躍するのか非常に楽しみなところ。
     
    …そんな競走馬も気になるが、今週はジョッキーにスポットを当ててみたい。
    2023年注目すべきジョッキーは誰か?個人的な視点で3人選ばせてもらった。
     


    2023注目ジョッキー:岩田望来騎手

    先日も触れたが、武豊騎手とともに競馬界を引っ張ってきた福永祐一騎手が調教師へ転身のため2023年2月で現役を引退する。
    まず、その福永騎手が昨年挙げた『101勝』が誰の手に渡るか…というのがポイントだろう。

    福永騎手の騎乗依頼を仲介(エージェント)しているのは、元競馬ブックで記者をしていた小原氏だ。
    その小原氏が福永騎手以外に担当しているのが岩田康誠岩田望来今村聖奈の3名。
    それぞれに恩恵が渡る…とは思うが、その中でも今後の伸びしろ…というところでは岩田望来騎手への期待は大きいだろう。


    岩田望来騎手
    ▲ 髪が伸びた岩田望来騎手


    岩田望来騎手は、2019年にデビューし、今年がまだ4年目

    3年目の昨シーズンは自身初となる重賞勝利(京都牝馬S・ロータスランド)を達成し、5月にも京都新聞杯(アスクワイルドモア)を勝ってJRA重賞2勝をマークした。
    地方交流ではJBCレディスクラシック(ヴァレーデラルナ)も制した。

    年間通して51勝を挙げ、シーズン途中には自身通算100勝も達成した。
    今シーズンは年始の京都金杯をイルーシヴパンサーで制して早くも重賞勝ちを決めており、2023年さらなる活躍が期待されている。

    所属する藤原英厩舎は福永騎手とも繋がりの深かった厩舎のひとつでもあるだけに、より有力馬に騎乗するチャンスも増えてくるはずだ。
     
    一方ルーキーイヤー大活躍だった今村聖奈騎手については、色々と課題も見えている(このあたりは次週のコラムで?)ところもあるので、グループ内としては岩田望来選手を取り上げておく。
     


    2023注目ジョッキー:川田将雅騎手

    コロナウイルスも社会的に落ち着きを見せ、2023年は、あらゆるシーズンで外国人ジョッキーが日本にやって来るだろう。
    大舞台で日本人ジョッキーの活躍を見たいところだが、なかなか簡単にはいかないかもしれない…
     
    そんな中でも今年悲願のリーディングジョッキーを獲得した、川田将雅騎手がやはり日本の大将格になるのだろう。

    川田将雅騎手
    ▲ 川田将雅騎手


    先の福永騎手の引退で、小原グループ以外でより多く馬が回ってきそうなのが川田騎手でもある。
    これまでも「福永か川田のどちらか…」という選択は厩舎、オーナーの間でよく行われていたことで、それが片方いなくなれば、というところだ。

    普通にいけばルメールが最大のライバルになるのだろうが、いかなる時でもしっかりと計算できる馬を集めて2年連続を目指して欲しい。



    2023注目ジョッキー:戸崎圭太騎手

    また昨年、とくに後半でらしさ』を取り戻してきたのが東の戸崎圭太騎手だ。

    戸崎圭太騎手
    ▲ 戸崎圭太騎手


    2019年の秋に落馬で右肘の開放骨折を負い、翌年はGⅠを勝利(チャンピオンズカップ・チュウワウィザード)したりするものの、万全とはいかないシーズンとなり、翌年の2021年も本来の活躍ができずに年間88勝止まり。

    7年連続で100勝以上を挙げてきたトップジョッキーが、その2年は2ケタ止まりとなった。
    一部では「もうこれ以上は…」と噂されたこともあったが、そんな不安を払拭するかのように昨シーズンは136勝を挙げ、後半では川田騎手に追いつく勢いを見せた。
     
    その昨年で得た信頼があれば、東で川田騎手やルメール騎手らに対抗し、リーディング争いができる存在になることは間違いないだろう。
    40歳を過ぎてベテランの域に入ってきたが、地方競馬で培ったスタミナとタフさがあれば年齢も関係なしだろう。

    川田騎手とともに外国人ジョッキーに立ち塞がる存在として1年頑張って欲しい。


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無料予想のある、優良競馬予想サイト

競馬予想サイトの、無料予想の抜き打ち検証

競馬予想サイトの抜き打ち検証」は、競馬予想 サイトが提供した無料予想を抜き 打ちで検証したものになります。

2024/05/11

マイルスという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

マイルスという競馬予想サイトだが、既に1ヶ月かけて無料予想の長期検証した検証結果は出ており、的中率55%(馬単、馬連、ワイド)の、回収率は31%
マイナス−12万 3300円」といった収支結果も出ている。

マイルスはしばらく前に検証した競馬予想サイトで、競馬検証.comではとっくに「悪評価」が付いているのだが、ここ最近になってまた「解体新書」や「競馬戦線」といった集客サイトで客集めをしているので、競馬検証.comでも久々に2週続けて検証することにした。

今回が流石に最後になると思うが、今回検証するマイルスの無料予想(無料情報)は、2024/05/11の新潟7Rで提供された買い目である。

マイルスという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ マイルスの無料予想(2024/05/11)

券種:馬単ボックス
券種:馬連ボックス
結果:5-8(不的中)

馬単馬連ともに不的中となった理由は、2着馬8番ルーチェロッサが入っていなかったことに尽きるが、何故この馬を入れなかったのか?

前走の福島戦は、6着とはいえ0.4秒差。
休み明けを一度使って良くなってきていたのは明らかで、加えて長丁場の競馬で集中力を切らさず最後まで踏ん張ったのも好材料だった

さらには今回は、減量騎手起用で一気の斤量3kg減小林勝太騎手
小林騎手はこの新潟開催フル参戦で4勝を挙げており、馬場のどこを通れば有利かというところも把握できていて、かなり乗れていた騎手

この2つの強調材料がありながら何故だ?

マイルスが提供したレース

対して、馬券に組み込まれていた7番キングリスティアは8歳の騙馬。
デビュー4戦目以降は全てダートを使われていた。
直近の成績も14着(最下位)、6着、11着(ブービー)。

斤量の恩恵もないに等しい馬。
芝変わりに一縷の望みをと考えたのかもしれないが、悲しいくらいに希望的観測で案の定8頭立ての7着。

この選択は、「どうかしている」としかいえない

ローカル開催は、若手の減量騎手狙いが鉄則だ。
新潟開催からのレース提供に全くそぐわないアプローチで、これでは「どうしようもない」。

どう過大評価をしても「マイルス」がこうはならないだろう



2024/05/11

「えぶり」という競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

今回検証する「えぶり」の無料予想(無料情報)は、2024/05/11の東京7Rで提供された買い目である。


えぶりという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ えぶりの無料予想(2024/05/11)

結果:1-8(不的中)

「えぶり」が軸馬に推奨した12番マンマリアーレは8着。

これまでの成績を振り返ってみると新馬戦から4戦は芝を使われ、そこそこは走れていたが詰め切れずの競馬が続いていたため中山ダート1800mを試したところようやく勝利。

ゴールドシップ産駒ということでその後クラシックに乗せようと芝に戻すも、未勝利時代と同じような感じの走りで詰め切れず。

オークストライアルで敗れたことで芝に見切りをつけ、ダートに戻して2勝目を狙うも5戦して勝ち切れず。


中山ダート1800mで未勝利を勝ち上がり、その後も勝ち切れないながらも3着以下なしという成績ならば、すぐにチャンスが来そうに見えたかもしれないが、対して東京コースを避けるかの如く一度も使われていないのには、陣営的には走りが合わないという認識があったのであろう。


その証拠に今回は初めてブリンカーを付けてきている。つまりは何かを変えないと左回りを上手くこなせないという考えの表れだったのだ。

それほどまでに左回りに苦手意識があったのだろう。当然、調教でも左回りを何度も試していたはずだ。

そこで導き出された策がブリンカー装着なのだ。

馬によっては右も左も関係なく走れる馬はいるが、逆にどちらかを狙ってローテーションを組む馬も多数いる。


左回りコースは東京を筆頭に中京、新潟と直線が長いコースが多い。対して右回りは、中山コースに代表されるようにコーナーがきついコースが多い。

つまりは、バックストレッチや直線が長い左回りコースは、しっかりと折り合いがつけられないと走り切れないのだ。

そしてマンマリアーレは、中山コースを主戦場としてきたのならば折り合いに難がある馬だったのである。


えぶりが提供したレース

故のブリンカー装着。

ブリンカーを装着すれば、全ての馬が集中力が増すという足し算的な効果を期待できるものではなく、馬によっては視界が遮られることに戸惑い本来の走りができないことも普通にある。

今回はそれがモロに出た感があった。


左回りがほぼ未知数の馬を軸馬に据えるという発想は、ある意味一発狙いで今回は裏目に出た


結果論になってしまうが、例えば2着となったアルヴィエンヌは前走で東京ダート1600mを使い6着とそこそこの競馬をしている。

叩き3戦目でルメールを配してきたのであれば、こちらの方が狙いやすかったのではなかろうか?

コース適性をもう少し考えれば、組み立てのアプローチも変わってきたというレースであった。