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競馬コラム~騎手編 (川田VSルメール、リーディングジョッキー争いに終止符か?) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 川田VSルメール、リーディングジョッキー争いに終止符か?

    リーディングジョッキー争い

    2023年も残すところ1ヶ月。
    JRAもここからさらにヒートアップとなるところなのだが、そんな中、早くもリーディングジョッキー争いに終止符が打たれた模様。

    今年もルメールvs川田による熾烈な戦いが年始から繰り広げられていたが、なんと今年は12月始まったところで決着が…?

    大逆転の可能性は無きにしも非ずだが、ほぼ今年はルメールで決まりの状態になった。
     
    川田とルメール
    ▲ 川田 VS ルメール

     
     

    早くも白旗宣言

    12月2-3日終了時点でルメール158勝川田142勝となりその差は「16」

    今年のJRA開催は残り7日間
    決して逆転できない数字ではないかもしれないが、極端にルメールが取りこぼすようなことがない限りは非常に難しい条件だ。

    昨年のリーディングジョッキー川田
    最後までチャレンジし続けてほしい気持ちはあるのだが、そんな周りの期待とは裏腹に、もうすでに諦めムードになってきている。



    理由と背景

    川田ははこれまではほぼ毎週のように有力馬を集め、騎乗数もしっかり確保していたのだが、秋のG1シリーズが始まったあたりから、その騎乗数と馬質がグッと落ち始めた
    そんな理由と背景としては、諸外国のトップジョッキーが短期免許で来日してきたことにより、そちらに有力馬が回ってしまったことが影響している。

    ビュイック、ムルザバエフ、モレイラ、マーカンド・・・と名手がズラリ並べば、流石にオーナーや厩舎サイドとしては「川田じゃないと…」という状況ではなくなる

    しかし、一方でルメールはこの状況でも安定して騎乗馬の質、数ともに確保できており、そこで一気に差を開いて勝負が決した。
    しかしながら、日本のトップジョッキーも海外の一線級がやってくると控えに甘んじてしまう状況はなんとも悲しいところではある。
     
    牝馬クラシック3冠をリバティアイランドで制し、ビッグレースでも結果を残しているが、それを大きく上回るような大活躍を見せているのがルメール。
    世界一ホース・イクイノックスはもちろんのこと、今年ここまで国内G1を6勝と完全に独壇場状態だ。
    川田としては「もう今年はこのまま大人しくしていよう」ということなのだろうか。

    そんな川田騎手は今週末、香港競馬に参戦する。
    お手馬の出走もあり、リーディングのために日本に居残る…という選択肢はなかったと思うが、今週の結果如何によってはほぼ大勢を決する可能性が大だ。

    香港国際競走では、香港カップ・プログノーシス、香港マイル・セリフォス、香港スプリント・ジャスパークローネとチャンスのある馬への騎乗もあるだけに、ひとつでも良い結果を残して日本に帰ってきたいところだろう。


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2024/05/11

「えぶり」という競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

今回検証する「えぶり」の無料予想(無料情報)は、2024/05/11の東京7Rで提供された買い目である。


えぶりという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ えぶりの無料予想(2024/05/11)

結果:1-8(不的中)

「えぶり」が軸馬に推奨した12番マンマリアーレは8着。

これまでの成績を振り返ってみると新馬戦から4戦は芝を使われ、そこそこは走れていたが詰め切れずの競馬が続いていたため中山ダート1800mを試したところようやく勝利。

ゴールドシップ産駒ということでその後クラシックに乗せようと芝に戻すも、未勝利時代と同じような感じの走りで詰め切れず。

オークストライアルで敗れたことで芝に見切りをつけ、ダートに戻して2勝目を狙うも5戦して勝ち切れず。


中山ダート1800mで未勝利を勝ち上がり、その後も勝ち切れないながらも3着以下なしという成績ならば、すぐにチャンスが来そうに見えたかもしれないが、対して東京コースを避けるかの如く一度も使われていないのには、陣営的には走りが合わないという認識があったのであろう。


その証拠に今回は初めてブリンカーを付けてきている。つまりは何かを変えないと左回りを上手くこなせないという考えの表れだったのだ。

それほどまでに左回りに苦手意識があったのだろう。当然、調教でも左回りを何度も試していたはずだ。

そこで導き出された策がブリンカー装着なのだ。

馬によっては右も左も関係なく走れる馬はいるが、逆にどちらかを狙ってローテーションを組む馬も多数いる。


左回りコースは東京を筆頭に中京、新潟と直線が長いコースが多い。対して右回りは、中山コースに代表されるようにコーナーがきついコースが多い。

つまりは、バックストレッチや直線が長い左回りコースは、しっかりと折り合いがつけられないと走り切れないのだ。

そしてマンマリアーレは、中山コースを主戦場としてきたのならば折り合いに難がある馬だったのである。


えぶりが提供したレース

故のブリンカー装着。

ブリンカーを装着すれば、全ての馬が集中力が増すという足し算的な効果を期待できるものではなく、馬によっては視界が遮られることに戸惑い本来の走りができないことも普通にある。

今回はそれがモロに出た感があった。


左回りがほぼ未知数の馬を軸馬に据えるという発想は、ある意味一発狙いで今回は裏目に出た


結果論になってしまうが、例えば2着となったアルヴィエンヌは前走で東京ダート1600mを使い6着とそこそこの競馬をしている。

叩き3戦目でルメールを配してきたのであれば、こちらの方が狙いやすかったのではなかろうか?

コース適性をもう少し考えれば、組み立てのアプローチも変わってきたというレースであった。




2024/05/11

マイルスという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

マイルスという競馬予想サイトだが、既に1ヶ月かけて無料予想の長期検証した検証結果は出ており、的中率55%(馬単、馬連、ワイド)の、回収率は31%
マイナス−12万 3300円」といった収支結果も出ている。

マイルスはしばらく前に検証した競馬予想サイトで、競馬検証.comではとっくに「悪評価」が付いているのだが、ここ最近になってまた「解体新書」や「競馬戦線」といった集客サイトで客集めをしているので、競馬検証.comでも久々に2週続けて検証することにした。

今回が流石に最後になると思うが、今回検証するマイルスの無料予想(無料情報)は、2024/05/11の新潟7Rで提供された買い目である。

マイルスという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ マイルスの無料予想(2024/05/11)

券種:馬単ボックス
券種:馬連ボックス
結果:5-8(不的中)

馬単馬連ともに不的中となった理由は、2着馬8番ルーチェロッサが入っていなかったことに尽きるが、何故この馬を入れなかったのか?

前走の福島戦は、6着とはいえ0.4秒差。
休み明けを一度使って良くなってきていたのは明らかで、加えて長丁場の競馬で集中力を切らさず最後まで踏ん張ったのも好材料だった

さらには今回は、減量騎手起用で一気の斤量3kg減小林勝太騎手
小林騎手はこの新潟開催フル参戦で4勝を挙げており、馬場のどこを通れば有利かというところも把握できていて、かなり乗れていた騎手

この2つの強調材料がありながら何故だ?

マイルスが提供したレース

対して、馬券に組み込まれていた7番キングリスティアは8歳の騙馬。
デビュー4戦目以降は全てダートを使われていた。
直近の成績も14着(最下位)、6着、11着(ブービー)。

斤量の恩恵もないに等しい馬。
芝変わりに一縷の望みをと考えたのかもしれないが、悲しいくらいに希望的観測で案の定8頭立ての7着。

この選択は、「どうかしている」としかいえない

ローカル開催は、若手の減量騎手狙いが鉄則だ。
新潟開催からのレース提供に全くそぐわないアプローチで、これでは「どうしようもない」。

どう過大評価をしても「マイルス」がこうはならないだろう